えごた湯 （中野区江古田）

　土曜日、朝起きたら家の中が異常に熱く感じたのは昨晩の帰宅が遅くて屋内で冷房をほぼ使わず寝てしまったからか。諸事片付けてから風呂に行こうか、本日隅田川花火大会ですので城東エリアには近寄らず中野区方面を目指す。９年前に行った江古田湯に行こうか？江子田湯と言うのは中野区と練馬区にありますが２年前に改装した中野区の方、江古田原と言えば享徳の乱で太田道灌が豊島氏と一戦交えた古戦場なのよね。

　そんな９年前には無かった無駄知識を身に付けて新青梅街道を上る、哲学堂手前で左折すると古い団地が広がりこの辺りが江古田原なのか？と言うのは新青梅街道に面していた江古田公園がまさに古戦場跡だからその認識で間違いない。妙正寺川周辺を進むと青空に映える四角く白い煙突を発見、半地下の浴室の上に２フロアの賃貸物件を載せたビル銭湯です。煙突下側は裏手なので右手通路から表に廻るとシートを被せられた大量の炭酸ガスボンベがあるので改装で人気の人口炭酸泉が出来たのか。

　正面側に廻ると半地下の入り口に暖簾と蚊取り線香、公道側まで戻ると入り口前に駐輪場がありその奥にコインランドリー。駐輪場裏手の小さな祠に大きな鈴が付いているのが気になる、この界隈のすずらん灯には獅子頭の絵が入っているし。駐輪場に無理やり原付を突っ込んで半地下に降り入口へ、下足入れに雪駄をしまい自動ドアを抜けて入場。

　９年前の記憶なんて無いので前回はどうだったか？右手の券売機で３００円のサウナ券を買い対面のフロントへ回数券と渡すと下足の札と交換にリングと手ぬぐいにバスタオルを貸してくれる。ロビー奥には冷蔵ショウケースがあり脇には返却済みジョッキがあるのはビールなのかそれともオロポなのか？奥側の男湯へ、天井近くの窓が半地下感あります。自販機が外よりも安い昔の値段なままでちょっと感動して１１０円のコーラを飲む。

　ロッカーは外壁側・浴室側・フロント側にあるので外壁側に、トイレは節水タイプの洋式便器にシャワートイレ。貼り紙がサウナー関連のばかりであまり見た事が無いのでしげしげと見てしまった。ととのうを追及する用のデッキチェアも３脚あります。出入り口脇の棚にお風呂セットを放置して浴室へ、島カラン１列でカランは外壁側から５－５－５で仕切り側には浴槽が並ぶので０、サウナ入口と水風呂の間に大きな朝顔の立ちシャワーが１つあります。

　カランのシャワーで全身をざっと流してから樹脂製マットを１枚取ってサウナ室へ、上下２段で１０名は入るかな？入り口脇の壁面に１２分計があり反対側壁面に温度計、サウナ室正面にサウナストーブ。上段中央に陣取ると対面のストーブからジリジリと炙られて結構キツい、ジャズか何かが流れていますが熱さが辛くて４分で出てしまった。サウナ室裏手に位置する水風呂は数名サイズで割と深い、桶で汗を流して入ると水温は１５度位？冷たくてすぐ出てしまった。外壁側にデッキチェアに座れなかった人向けベンチスペースもあるので休憩。

　２往復目はほぼ満室だったので下段の扉正面へ、するとストーブ正面でもない下段のこの位置が一番快適な気がする。６分粘って水風呂へ行き３往復目は再度上段に陣取りましたが５分でギブアップ、外が暑すぎる時はサウナの熱さを求めないな。サウナはお腹一杯なので浴槽へ移動しますが仕切り側に並んでいて、水面の揺らめきが天井に反射してキラキラするのはオシャレ。脱衣場寄りが炭酸泉で奥が普通の白湯、一番奥が壺ジェットと２点式ジェットで手前にでんき風呂有り。炭酸泉は大人気で入れず、手を突っ込むと水温２５度位のぬるめの水風呂になっていてそれは人気あるだろうな。　

　奥の白湯のでんき風呂は押す・揉む・叩くのパルス変換式でしたのでじっくりと堪能してから奥の壺ジェットに入ってから上がる。桶はカランに備え付けなので腰掛だけを持って島カランに陣取る、カランは和栗のボタン式にメッキをかけ直したのかピカピカ。シャンプー類の備え置きはあり、最初組合謹製フォームタイプかスポンサー様提供かと思ったら良く見る液体せっけんとシャンプーだった。

　炭酸泉がまったく空かないので白湯の浴槽に入ってから立ちシャワーを浴びて上がる、この大きな朝顔は滴るよりは多い程度の水量なのが逆に気持ち良い。１７時２０分より７０分滞在して相客は常時２０名程度、サウナーが多いのですが近隣の子連れ客もいる。改装後の混雑を嫌って２年空けて来たのは正解だったかな。帰りは新青梅街道から環七と往路と同じ道を引き返しましたが順調に流れてすぐに帰宅出来ました。


えごた湯
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