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豊玉浴場 (練馬区豊玉北) [東京都練馬区の銭湯]

 土曜日、1月になって2週連続で雨が降り遠くの風呂屋に行けなかったのですけれども今週はやっと晴天。毎週通っていたプールが来月一杯改修工事になってしまい代替地で泳いでから風呂へ行こう。練馬区の豊玉浴場が1月末で廃業すると言うのでそれでは行かないと、前回は2017年10月に行っているからもう7年ぶりと言う事かな。原付で環七を北上して目白通りの手前を右折して豊中通りへ、すぐ左手に先日行った玉の湯の煙突が見えます。
煙突
 そのまま進んで江古田の森公園が見えてきた辺りで左手に煙突が見える。都営団地に囲まれるように目的地、でも周辺は賃貸マンションが増えたような?駐車監視員も来そうにない場所なので対面に原付を乗り捨てる。左手の釜場奥ではご主人が廃材を切っていて丸鋸の音が響きます。典型的な東京式木造銭湯ですが入り口部分は元々四角いのかそれとも破風を取り壊してシンプルに変更したのか?

 正面のガラスタイル製の目隠しに閉店の挨拶が貼られている。左手に電光の看板と営業時間と日替わり湯の案内を貼った紙、右手女湯側の前庭はコインランドリーになっている。エントランスに入ると四角い箱部分と躯体との間に瓦が装飾に入ってありちょっと面白いね、最終31日には柚子湯をやると言う貼り紙も。引き戸を開けて入場、番台時代の脱衣場部分を3分割して中央をロビースペースにしたパターンね。フロントで回数券を買おうとしたら廃業前だけに販売しておらず520円払って入場。ロビーはソファが3セットほど置いてあり女湯側床面には梅酒を漬けてあり相当なカオス、テレビの大相撲中継を見て常連女性と女将さんが盛り上がっていました。


正面
 左手の男湯へ、天井は白く塗られた折上げ格天井でロッカーは外壁側とフロント側の2面。男湯側は前庭が健在なので板張りの濡れ縁に出て外壁側がトイレ、洋式便器に改造してあります。浴室へ、島カラン1列でカランは外壁側から5-5-2-4と外壁側の脱衣場寄りに立ちシャワー2。島カランの仕切り側カランが2つしかないのは仕切り側脱衣場寄りに浴槽が追加されているから。家庭用タイプの桶と腰掛を持って島カランに陣取る、カランは和栗のボタン式ね。

 全身をざっと流してから浴槽へ、仕切り寄りに追加された浴槽に先ずは入ってみるか。仕切り側に枕のある3人分の寝風呂でお湯はぬるめ。特徴は何と言っても脱衣場側壁面がガラス張りになっており、そのガラス越しに電光板に貼り付けた大きな富士山のパネルが見えると言う。風呂屋で富士山と言えば通常は壁面のペンキ絵が定番ですがこちらは壁面に何も描いていない。富士山のパネルの下には何故か信楽焼のタヌキと徳利が並べてあります。
口上
 風呂上がりに脱衣場からよく見てみたら3分割した脱衣場のロビー部分の裏手に富士山のパネルが据え付けてあるのね。しばし入るもぬるいので奥側の浴槽へ移動、仕切り側から座風呂と浅槽に外壁側が気泡風呂。中央の浅槽に入っていたらお湯がだんだんと熱くなってきて、座風呂側の穴から熱い湯がドンドン出てきて先ほど外で廃材切り刻んでいた時とブランクがありますね。本当に熱くなってきたので外壁側の泡風呂に移動したらこちらはかなりのぬるま湯でした。

 上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きは無し。相客の半数はお前地元の常連じゃないだろと言ういかにも自分と同類で何だかな。座風呂で温まってから立ちシャワーを浴びて上がる。ロビーに出るとそのお風呂マニアさん達がソファに座って缶ビールとつまみを楽しんでいる、漬物は女将さん曰く手作りだそうなので食べるのも良いなあと思いつつも相撲がちょうど良い取組だったので一番見ていたら着こんでいるお陰で汗だくになってしまった。

 17時前から50分弱滞在して相客は10名程度、帰りは団地を抜けて進んだら目白通り側に出てしまい左折で環七に入り南下して帰りました。
全景

豊玉浴場
https://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-629
https://1010nerima.com/toyotamayokujou


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