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堤柳泉 (台東区千束) [東京都台東区の銭湯]

 3連休の最終日、実は連休中一葉祭と称して台東区立一葉記念館の入場が無料、しかも日曜日は三の酉と呼応して普段16時半に閉館するところを19時まで公開しています。15時前まで自宅で締切りのある作業をしなければなりませんでしたがその後からでも余裕で間に合う、訪問は2度目ですが今回は時間を気にする事なくじっくりと堪能。外に出るとすぐ近くの鳳神社から熊手を持って帰る人がゾロゾロ、「たけくらべ」の世界そのままじゃないの。と言う事で道路封鎖されている鳳神社方面を迂回する意味もあり吉原大門方面へ、見返り柳の向こう側へ行けば5階建てビル銭湯の堤柳泉があります。
一葉祭
 5年前に来た時には正面に堤柳泉ホールと言う看板があったのですがそこは空欄になっていて、地下にダンススタジオが出来ていたのでホールの営業を止めて貸し出す事にしたのだろうね。どうにも飲食スペースやカラオケ店を併設した家族経営の銭湯は高齢化により営業休止になるケースが多いと思う、鶯谷の萩の湯の様に最初から外部の人を雇って飲食店を営む方向をもっとまじめに検討すべきじゃないかなと。行燈にわざわざ「普通公衆浴場」と書いてあるのはすぐ裏手が特殊公衆浴場の並んでいるエリアだからなのだな。
普通公衆浴場
 のれんを潜り履物を下足入れにしまってから階段を上がり2階の広いロビーへ、テレビで相撲の千秋楽をやっているのを横目で見つつ入って正面の券売機でサウナ140円の券を買い持参した回数券と共にフロントの女将さんに渡すと下足の札と交換に手首に付ける札を貸してくれる。因みにシャンプー類の備え置きはフロント前に並んでいて一声かければ貸してくれたのですが気が付きませなんだ。


 左手の男湯へ、外壁側がロッカーなのですが鍵が半分も無い、駅は遠いのですがそう言う不心得者が多いなら鍵はフロント管理にするしか無いんじゃないの?フロントはテレビの相撲中継でしたが脱衣場はFM放送で相撲中継の方が嬉しかったな。トイレは浴室との境仕切り側で和式便器に洋式カバーを被せた物。
入り口
 浴室はウナギの寝床の様に細長い、仕切り側に浴槽があり外壁側に櫛の歯状に並ぶ島カラン2列でカランは奥から4-4-1-4-4-4-3、途中の1は寝風呂の対面に左右をカランの壁に囲まれた半個室みたいなカランがあるから。桶はケロリン桶でカランは和栗のボタン式、一番手前仕切り側に立ちシャワーあり。最初はサウナなので一番手前カラン脇の棚にお風呂セットを置いて外壁側の扉を開けてサウナへ、向かいの仕切り側にも扉が有りますが開けても女湯と言う雰囲気でも無い、そもそも施錠されているし。

 上下2段式で座布団大のマットがそれぞれ6枚並んでいる、上段の奥に柱の配置上出来たらしい窪みがありそちらにもマット2枚。室温90度でBGMは脱衣場同様のFMラジオで3分の砂時計が1つあり。1回目は8分位と後は6分2回と3往復、途中フロントの女将がマット交換に入って来て、全裸の私と個室で2人きりでしたが動じないなと。水風呂は仕切り側一番手前の浴槽で井戸水らしく果てしなく入り続ける事が出来る20度チョイの水温が気持ち良いです。

 サウナ堪能後は浴槽へ、仕切り沿いに手前から奥へ浅槽・寝風呂2・座風呂・くすり湯の深槽で本日はレモン風呂・その向かいに高温浴槽のくすり湯で赤い入浴剤(名称失念)と引き戸の外に岩風呂で宝寿泉のくすり湯と何と奥にくすり湯浴槽が3つもある。内湯一番奥の深槽はぬる湯でもあるので常連の老人に大人気、空いている寝風呂でノビてからイヤイヤ髭を剃るから顎まで湯に浸からないとと浅槽に移動。上がって体を洗う、上述の通りシャンプー類の備え置きはフロント管理だったのを貰い忘れたので持参した物を利用。今度は相変わらず常連で賑わう深槽真正面の高温浴槽へ、高温だけに人気が無いですが言うほど高温でもない浅槽。岩風呂は何処か外への窓が開いていれば露天風呂と言い張る風呂屋も多い風でしたが別室なだけで内湯でしたね。

 くすり湯三昧だったので寝風呂と深槽の隙間にある白湯の座風呂で香料を落としてから立ちシャワーを浴びて上がる、因みに浴室壁面には絵画の類は無し、ちょっと南洋風のエキゾチックな色遣いをするタイルが所々使ってある位。服を着てフロントに出ると先ほどサウナで密会?しか女将がてんてこ舞い、接客1名で切り盛りは大変そう。ロビーにも脱衣場にも飲み物のメニューが有りましたがバーカウンターは片付けて営業していない風だったね、外に出ると国際通り側へは通り抜け不可なので女装した福沢諭吉にしか見えないゴツい樋口一葉胸像のある千束稲荷神社まで迂回すると昭和通りの反対側にある休業中の恵美須湯の入り口に明かりが灯っていた様に見えたのは気のせいか?
正面

堤柳泉
http://teiryusen.jp/
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-80
http://taito1010.com/component/mtree/sento-list/teiryuu.html?Itemid=
http://www.kt.rim.or.jp/~tsukasa/sento/Diary/tokyo/taito/teiryu.htm
http://furoyanoentotsu.com/teiryusenyoshiwarw20070623.html


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コメント 2

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江戸時代から続いた浅草の老舗銭湯「蛇骨湯」が令和元年5月31日をもって廃業するそうです。
by お名前(必須) (2019-05-04 00:05) 

furitann

 はい、単独廃業ではなく一帯が再開発されるそうですね。今月中に必ず行くつもりです。
by furitann (2019-05-04 10:30) 

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