末広湯 （葛飾区宝町）

土曜日、最近は３５７号線から２９８号線への乗り継ぎと言う遠回りの様で平均速度が速いルートばかりで風呂屋巡りをしていたのですが今日は最短距離で行ってみようかなと昭和通りへ。信号も交通量も多く歩行者までいるのでやはり怖いわ。明治通りから白髭橋を渡り水戸街道に入りましたが素直に京葉道路から三つ目通りで良かったかなと悶々。荒川を渡り平和橋通り手前で曳舟川沿いに入り左折すると末広湯、前回来たのが思い出せない。と言うのは蔵前橋通りから平和橋通りを北上して向かったからだったか？

　コンクリート煙突は補修中、破風のある宮造り銭湯を見ても前回来た記憶も怪しい、右手の駐車場は文字通り自動車用なので正面の駐輪スペースに原付を停める。１７時２０分と駅前ではない住宅地銭湯のピークタイムは過ぎていますがまだまだお客はやってきますね。入り口前の自販機が南葛ＳＣと言うキャプテン翼仕様なのが葛飾だなと思いつつ正面へ、すると番台裏に葛飾区浴場組合キャラのほのかちゃんの大きなイラストがあり小さな液晶モニタは仮面ライダーで壁面の振袖姿のアニメキャラはなんだ？と言うのはウマ娘と言う奴ですね。

　こんなにアニメ推しの風呂屋だったかな？右手の下足入れは傘入れ兼用の丸い穴が開いたタイプです、雪駄を仕舞い引き戸を抜けて入場。番台のご主人に５００円を支払う、脱衣場が広大な感じがするのはフロント改造していないのと中央に腰掛や台が無いからですね。前庭寄りに小さな台がありますがそこは鬼滅の刃やゲゲゲの鬼太郎の猫娘フィギュアなどが飾ってあります。仕切り奥の柱時計の両脇にはフィギュアならぬドールが２体。ロッカーは外壁側だけ、よくあるＳＡＫＵＲＡの鍵と鍵が紛失したロッカーには後付けの鍵が付いている。

　ＳＡＫＵＲＡの鍵前に先客がいたので後付け鍵のロッカーに荷物を入れて引き戸を開け濡れ縁に出てトイレへ、離れでは無いですが出入口は前庭側で床埋め込みの和式なので汚さないように座りション。脱衣場に戻りロッカーを開けると空でビックリ、隣のロッカーと間違えただけでしたが試しに他も回してみると全部解錠出来て防犯に不安がありＳＡＫＵＲＡ鍵に荷物を移動させました。近所の人なら脱衣籠感覚で良いだろうけど遠方からだし。

　浴室へ、島カラン１列でカランは７－５－５－７で立ちシャワーは無しで島カランにはシャワーも鏡も無い。木桶とプラ桶を選ぶ事が出来るので当然木桶をチョイス、最初は島カランに陣取りましたが仕切り側が空いたので移動、カランは和栗のボタン式ね。全身をざっと流してから浴槽へ、浴槽は外壁側が広い浅槽で仕切り側が深槽。浴槽上には葛飾区らしい菖蒲のモザイクタイル画があるのですがその上にはプリントアウトしたアニメやマンガをパウチした物が並んでいる。それを見て番台裏のキャラがウマ娘だと分かった次第、鬼滅の刃四コマ漫画はセリフが中国語表記なので一体ネットのどこで拾ったんだか。

　そんなアニメ銭湯なのですが、ペンキ絵は２０１８０９０９丸山清人と入った歌川広重の曳舟川を描いた浮世絵を横長にアレンジした物。外壁側窓の上にも横に長い富士山のペンキ絵があり脱衣場側出入口上には男湯側は西伊豆と富士山の絵で女湯側はクリスマス？をモチーフにした横長の絵が見えます。そして末広湯と言えばな仕切り側にある歌麿の美人画を模したタイル画、これを見て前回残念な出来だと感じたので過去に来た事があると確信した次第。見ればわかりますが顔が簡略化され過ぎているのですよね。

　上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きは無し。パウチされたアニメ絵が気になってまたもや浅槽に入ってから上がる。脱衣場中央に腰掛も台も無い上に外壁側ロッカー中段に棚があるとか無いのでお風呂セットを床に置くしかないのが不便。１７時半から３０分ほど滞在して相客は帰り際には数名に減っていたのは住宅街銭湯なら普通、しかし前回は歌麿のタイル画位しかウリが無かったのがこの何年かの間にアニメ銭湯になっていたとは。帰りは水戸街道から三つ目通りに入りそのまま３５７号線まで南下して帰りましたがトンネルが渋滞していて参りました。


末広湯
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