記念湯 （横浜市西区戸部本町）

　土曜日、天気は良くないですが午後に雨は降らなかったのでバイクに乗って横浜へ。イベントチケットを購入して帰りに大通り公園脇の風呂屋に寄って帰ろうと思ったら土曜日定休でした。ならば１０年ぶりに戸部駅前の記念湯に行こうか、駅前銭湯な上に国道挟んだ対面に警察署もあるのでスクーターだとキップ切られそうで敬遠していましたが自転車よりも小柄なカブだとコッソリ停めやすい。

　戸部駅前と言うか高架駅の下へ、ホーム下にバイク駐輪場がありますが月極専用で時間貸しはしていない様子。１８時前だからそろそろ取締りも大丈夫かな？記念湯は東京式木造銭湯のレイアウトなのですが入り口と前庭部分が２階建ての店舗物件に改造されているので正面から見ると四角いテナント物件です。中央の入り口左がバーで右がコインランドリー、２階の雀荘は１０年前に来た時にもあった。反対側に廻ると釜場部分は完全にガス化されたのか煙突すら見当たりません。

　正面に廻り下足入れに雪駄を仕舞い自動ドアを抜けて入場、正面にフロントがあり男湯は右手。１０年前に来た時は左手に入ったのは日替わりだからだそう、左手には露天風呂があるとかでこんな駅前の住宅密集地だとどんなだろう？前回は無かったと思う。お金を払い右手へ進む、前回は脱衣場が広いなと感心したのですがフロントスペースに半分ほど持っていかれているのであまり広く感じない、高天井は折り上げ格天井で格子部分に文様あり浴室側に大判の浮世絵を入れた額が２つありますのは記憶に残っているので番台式銭湯の脱衣場だと勝手に思い込んでいただけなのか。

　１８時ですが駅前だけにまだまだお客は多いです。トイレは公道側コインランドリー裏手なので元は前庭の先にあったのだろうか？公団タイプの古い洋式便器です。駅前銭湯だけにフロント管理な鍵は外壁側のロッカー最上段でした、入る客と出る客の相客が多くロッカー前の腰掛を挟んだスペースで服を脱ぐのが大変。浴室へ、島カラン１列でカランは仕切り側から８－７－７と外壁側のサウナより奥側に立ちシャワーがありますが冷水専用。

　島カランが空いていたのでケロリン桶と腰掛を持って陣取る、カランは和栗のボタン式ね。全身をざっと流して時間があればじっくりサウナですがそうもいかず浴槽で予熱する事に、外壁側水シャワーの奥にウルトラマンの怪獣出現風に激しいバイブラがあり奥側には外壁側から座風呂２・肩たたきジェット・寝風呂２と浅槽。バイブラ上部には何故か雲梯の様なステンレス製のパイプが巡らせてあり試しに両腕でぶら下がって懸垂をしながら入ってみたら腕周りのストレッチになって案外気持ち良かった、手を放して落下しても深いので安心だし。

　予熱してからサウナへ、壁や柱がありいびつな形状ですが上下２段で定員は１０名ほど。奥のサウナストーブ側に５分計があるかな？出入口脇壁面のテレビでは土曜日夕方定番の名探偵コナン、座面のバスタオルがビショビショなので１７時頃までは混雑していたのだろうか？汗が出たらサウナ対面の仕切り側水風呂へ、昨今のサウナー向けに冷やし過ぎていないのは良いです。冷やし過ぎずサウナに戻り２往復、もっとサウナはゆっくり入りたいのですけど。寝風呂脇の浴槽に入ってから上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きは無し。座風呂と激しいバイブラに入って上がる、壁面は昔の横浜港がテーマのチップタイル画。開港当時の横浜港は桟橋が無かったと先日何かで読んだばかりなので、タイル画の渡し船に乗る異人は正しいね。

　立ちシャワーは水専用なのでカランのシャワーを浴びて上がる。１８時前から５０分ほど滞在して相客は常時１０名前後いたのは流石横浜の駅前銭湯、サウナの状態を見るに１７時前後はもっと混雑していた風。フロントに鍵を返却して外に出ると店子のバーに客が入っているのが開け放った扉越しによく見える、１８時半過ぎですがまだ明るいのでそこそこ混雑した第二京浜をすっ飛んで帰りました。


記念湯
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