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葛飾柴又寅さん記念館・山田洋次ミュージアム (葛飾区柴又) [郷土博物館]

 葛飾区郷土と天文の博物館を出てもまだ15時半くらい、折角なので2009年来の柴又帝釈天でも行こうか?週明けの会議に持っていくお土産も買いたいし。と言う事で金町から京成金町線の線路沿いに下って12年ぶりに帝釈天へ、お参りしてから参道を覗くと分かってはいたのですが草団子ばっかりですね。こんなご時世ですので個別包装されてない菓子を持参しても却下されそうですし、探したら瓦せんべいがあったので一件落着。

 2009年は帝釈天参拝して山本亭に行きましたが隣の寅さん記念館は行かなかったな、と言う事で今回は行ってみようか?江戸川の土手に出てから観光文化センターの駐輪場に原付を乗り捨てて対面の記念館へ、入館料は500円なのか。券売機で切符を買って入り口で見せて入場、入って最初の展示はボタンを押すと3分位人形が動く車寅次郎劇場の連作で何ともチープ。寅さんは昭和10年生まれで父親が戦争に行っていたのか。
とらやのセット
 そう今更驚く私はよく考えるまでもなく「男はつらいよ」は1本も観た事無いですわ実は。「とらや」の実物セットが中に入る形で展示されていて全作品見ました!なんて言う人なら語る事が出来るのでしょうけど、昭和中期の雰囲気が良く出ていてタイル貼りの流しなんか良いねえと思う位。普段は倉庫にしまってあり撮影時に出して組み立ててまたしまうを長年繰り返して自然に付いた傷が使用感になっていますと言うのはなるほどな。


 しかしその隣の「朝日印刷所」コーナーは面白かった、長いシリーズなので印刷業界も途中で活版印刷が廃れてオフセット印刷が主流になったのを山田監督のこだわりで昔のままにしたと言うのはとても納得。仕事で山田洋次監督の別作品にちょっと係わった事がありますが、やはりウチの業界も現場じゃ電子化が進んでいるのを無視して昔ながらの雰囲気にされていましたからね。知り合いの事務所で撮影して大蔵のスタジオ行ってセット撮影の見学を出来たのは良い思い出です。
社長が油を売っている
 ミニチュアを見るととらやの裏に朝日印刷所があるので、社長が油を売りに行くには丁度良い距離感かな?電話が来てもすぐに応対可能だし。そのままミニチュアで再現した高度成長期の下町風景は映画関係無さそう、先ほどの郷土と天文の博物館に展示しても良いんじゃなかろうか?そう思っているとその奥に博物館ではパネル展示で済ませていた帝釈人車鉄道の展示コーナー、これは流石に映画には登場しませんよ。復元した車両もありこれは博物館で良かった気がする、肥船が片付けられちゃうか。もしこの人力の鉄道について調べようと思っている人がいるなら博物館と記念館をハシゴしないとね。
帝釈人車鉄道
 最後に映画関連の展示があって記念館は終了、しかし出てすぐの場所に山田洋次ミュージアムがあるので当然ハシゴ。記念館のチケットを使い廻すのですが見つからずにビビった。中央部に撮影機材などを展示して外壁に監督の作品をパネル展示、こんなのも山田洋次作品だったのねと言う勉強にはなる。私が観ているのは上にも書いた通り最近の「家族はつらいよ」シリーズだけなので。

 中央には上野だか浅草の映画館から回収して来たフィルム映写機が展示してあって、そう言えば2000年ごろにDLP上映館が出て来てそちらばかり行っていたらフィルムが廃れちゃったのね。傷や埃が付いたりフィルム切替に失敗してスクリーンが真っ白になったりと言うのを体験した事はあるので新しい方が良いと思う派ですが。しかしこちらの施設もモンチッチだらけで葛飾区とモンチッチの関係とは何なのだろうね?
寅さんモチーフ

葛飾柴又寅さん記念館・山田洋次ミュージアム
http://www.katsushika-kanko.com/tora/ 


タグ:京成柴又
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