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埼玉県立自然の博物館 (埼玉県秩父郡長瀞町長瀞) [郷土博物館]

 さて、展示が簡単ですぐに観終わってしまった川の博物館を出て140号線を秩父方面へ。そのまま秩父鉄道の線路沿いに荒川を遡上するのも気持ちが良いのですが時刻が14時過ぎて微妙なので皆野寄居有料道路を使おう、しかしETC非対応だったよなと思ってたら交通系カードが使えたのでモバイルSuicaでさっと決済。上り側は大渋滞なので帰りは140号線で戻るしか無いなと思いつつ140号線に出て花園方向へ少し戻る。
上長瀞駅
 目的地は上長瀞駅から徒歩圏なので一旦駅前に出てからそば屋街とキャンプ場やラフティング施設を抜けた先に看板を見つけて路地に左折すると右手に入り口、来館者専用駐車場の奥に駐輪場を見つけてそちらへバイクを突っ込む。駐車場は8割方埋まっていて大体は小学生連れの夫婦で皆さま教育熱心ですね、細い通路を進むと植え込みに緑色の古代カバ復元模型が何かと。しかしその奥の博物館はガラス越しに巨大なサメの復元模型が見えてとてもシュール、アサイラム映画かよと。

 入ると頭上に全長12メートルもあるカルカロドン・メガロドンの復元模型が、その下ですっかりお馴染みになった申請書を記入して検温されてから入館料200円を払う。そこかしこにアニメ絵のPOPが立っているのは「埼玉の女子高生ってどう思いますか?」と言うマンガとのコラボで埼玉記念物100年と言う特別展をやっているから、特別展をやっていると言うより本当にPOPが立っているだけなんだけど資料に「天然記念物級」とかPOPが付いているのが特別展なのかも。ソーシャルディスタンスなのか?コースがきっちりと設定されているのでそれに沿って見学開始。


巨大サメが浮いている
 最初はいきなり地学展示、そう言えばブラタモリの秩父・長瀞編で地層の話をやってたなあと言う事でまさしくそう言う展示。地学は興味外なので「チャートと言えば放散虫」とか思いだしつつ見ているとそのままスッと化石の展示になってガリミムスが展示してある、ジュラシックパークに出てきた奴ね。そのまま古秩父湾の展示に突入してこの辺は大好物、お陰でもっと後の縄文時代に埼玉県でも貝塚が見つかったりもする。

 その後は楽しく見学、海獣類の化石やらサワラの復元模型にメガロドンの歯の化石なぞの先に小型の象の化石。アケボノゾウと言う小型化する方向で進化した象とかで全身骨格の様で半分位はレプリカ骨格ですね。その奥にパレオパラドキシア、外にカバっぽい復元模型のあったアレね。壁面にCGは泳いでいるわ骨格標本(模型)が3体並んでいるわで恐らくパレオパラドキシアの聖地だわこちら、説明を読んでいると水棲だけに死体が海中に沈んで食われたり海流や海底の移動でバラバラになりつつもここ秩父で発見されると言う点に何ともロマンを感じます。
パレオパラドキシア
 ロマンと言えばその脇の鯨の下顎にはメガロドンの歯形が残っているとかでこんな秩父の山奥となった古秩父湾で古代は何をやっていたのでしょうね。化石と古生物までが地学コーナーで地学の守備範囲が広い気がする。その先は生物展示コーナーでして埼玉の森林を再現した中に野生動物のはく製が、タヌキなんぞはもう都内でも珍しく無いからドバトの展示位のイメージが、イノシシやクマは23区内には今のところいませんけど。ジオラマの最後にはキノコ採りの人間とカモシカがいて、ヒトも自然の生物だものね。
キノコ狩り
 ホールに出るとさわれるはく製コーナーですが何度も言いますがタヌキだアナグマだハクビシンは23区内にもいるからなあ、大きなイノシシは触ってみたかったですが触るなと貼り紙があるのはコロナの影響なのでしょうね。壁面には大量の昆虫標本が並んでいますがこれも我が家周辺には大体いて、現在の施設が出来た頃とは様変わりしていると思う。ガの標本については我が家周辺で死んでいる個体よりも小さい物ばかりなので温暖化で巨大化が進んでいるのかもとか思ったり。

 2階の企画展示室が特別展の目玉らしいので階段を上がる、階段下とメガロドンの復元した顎との隙間にある売店は物凄くこじんまりとしているので無理やりロビーの空きスペースに追加した風。2階に上がるとこれまたはく製や標本類の展示が主、ざっと見てまあ我ながらあまり自然科学系には興味が足りないのかな?歴史や民俗なら喰らいつくのですけどね。階段のすぐ脇にメガロドンがぶら下がっているので2階に上がる道中や上がってから巨体をじっくり観察出来るのは良いな。

 外に出て有料道路が大渋滞しているのはわかっているので140号線で戻るとこちらも途中部分が大渋滞、荒川や秩父鉄道見ながら走るの好きなんですけどね。やっと市街地に出て道の駅はなぞのに寄ると隣のJA直売所の方が充実していたなんて。関越道は予想通りの大渋滞ですのでタラタラ帰宅しましたよ。

埼玉県立自然の博物館
https://shizen.spec.ed.jp/ 


タグ:上長瀞
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