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とちぎ山車会館 (栃木県栃木市万町) [郷土博物館]

 栃木観光、蔵の街だから川越辺りをイメージしていましたがもっと広い。郷土参考館を見て例幣使街道に出て蔵の街散策を楽しむ、高校生がチョロチョロしていて最初は修学旅行かと思っていましたが市内で何かをやっているらしい。その何かの一部が山車会館でしてエントランス前の広場で模擬店をやっているのかな?高校生の店だから安いかな?と思いきや普通に定価で物販していたのでスルー、そうなると山車会館に入ってみる他無くなる。
正面
 入り口の両脇に人力車が停めてありどうしたもんか?興味無かったら出てくれば良いか、と言う低いテンションで入場すると受付のお姉さんがハイテンションで迎えてくれる。入館料500円は周辺の私営博物館並みの値段がするよな、とか思っていたらJAF割引が使えるそうでそれなら良いか。その受付のお姉さんが事務所から出て来て順路を示すかと思いきや、左手の部屋に入って映画を観ろとな。

 入ると半円形の客席の奥、正面に大きな獅子頭が2つと左右に桃太郎と静御前の山車。山車自体は7月に佐原の夏祭りで見たばっかりなのでそれと比べるとそこまで大きいワケでもない。これから15分間の映画を観て頂きますってお客は私独りなのでとても気まずい、それでもマニュアル通りの口上をどんどん述べるのでもう独りで見るしかないのか。説明の中に山車は本物とあったので、聞いてみたら秋祭りの際には施設から引っ張り出すのだとか。なんてやり取りをしていると別の家族連れが入って来たので単独視聴の憂き目は何とか避ける事が出来た模様。


 映画が始まると提灯にロウソク風の明かりが灯りとちぎ秋祭りを模擬体験してもらおうと言う趣旨ね、元々山車は東京の赤坂山王神社の使われていた物を購入して持ち帰ったところ各町内も真似て作ったそうで現在は9台が参加しているとか。映画では化粧をした市内の子供が乗ったり付いて回って町内を練り歩き、他の町の山車と出会った時には「ぶっつけ」をするそうな。思わず佐原の荒々しい山車の曳き廻しを思い出したので体当たりをするのか?と思いきや、映画では舞いやお囃子の掛け合いをする事をぶっつけと呼ぶ様ですね。

 映画は主に一番盛り上がる夜祭の様子でして、連動して左右の山車が廻ったり終いには中央のスクリーンが割れて3台目の山車が登場したり。祭り楽しそう、隔年開催の今年がまさに秋祭りの年だそうですが、夜まで観ると日帰りはキツそう。車で深夜帰宅かJR両毛線でも東武日光線から乗り継いでもやはり深夜帰宅だから一泊した方が楽かな?

 とか、ちょっと行く気になると上映終了で2階の展示を見ろとな。階段でもエレベータでも2階から先ほどのスクリーン廻りを上から見る事が出来る、その隣の間に山車の模型があり更に奥が常設展示ね。と言ってもかなり簡単な展示で山車の製作資金集めの奉加帳やら山車の構造を解説する模型とか明治期の山車の部品だの衣装だの、入館料500円はほぼハコモノ代と映画作成費用の回収の為の値段設定じゃないか。祭りの魅力を伝える施設としてはとても良く出来ていますが、資料館とか博物館じゃなかった。そもそもそんな事言ってもいないか、11月の祭りを見に行こうか考えだしたので展示その物は成功か。

とちぎ山車会館
https://www.tochigi-kankou.or.jp/spot/tochigi-dashikaikan


タグ:栃木
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