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富岡製糸場 (群馬県富岡市富岡) [郷土博物館]

 日曜日、全然涼しくなかった軽井沢からの帰りに観光しようという事になり帰り道にある富岡製糸場に寄る事に。碓氷軽井沢から上信越道に乗り富岡で降りるのですがダッシュボードの温度計がみるみる上がって軽く40度を超えるので見ていて具合が悪くなる、カーナビの案内どおりに進むと市営の有料駐車場に誘導されて外に出るとまあ暑い事。しかも目的地に向かうつもりが反対側に進んでしまった、路地裏から正面に戻るとこの界隈はスナックの多いこと。雑居ビルではなく平屋の店舗なので絶対数は多くないのでしょうけれども、工場の門前町として飲み屋街だったのかね。

 ようやっと正面へ、シルク入り石鹸のデモをこの炎天下露天でやっているわ。私営の駐車場でも客引きの人が踊っていたので地元の人には日常なのか、飲食持ち込み禁止なので外で食べ切ってから券売所へ。通常千円ですがJAF割が5人まできくので900円で入場、券売所壁面に温度計があり日陰の気温39度で湿度45%と言う殺人的な環境です。なので場内のいたるところにミスト噴霧器や扇風機が設置されている、と思ったら地元ボランティア女子高生に連れられた「お富ちゃん」と言うゆるキャラの着ぐるみが歩いていて本当に中の人は無事なのだろうか?
この日の気温
 実は世界遺産になる前に来た事があるのですが、その時は10月で寒かったしもっと閑散としていたのにこの灼熱地獄でも大盛況。入って正面の東置繭所内部が空調も効いて快適なので一旦避難、8名の旅行でしたのでガイドを頼もうと言う事になり3,500円の解説員をお願いすると中庭で音声ガイドを渡される。因みに前回はボランティアガイドが無料で案内してくれたのですが、世界遺産で観光客殺到だから仕方ないか。東置繭所裏手に前回来た時には何か建ってたのに、と言うのは後で聞いたら数年前の豪雪で潰れたそうで確かにニュースで読んでビックリした記憶があります。


 因みに解説員さん達は全員一律に同じ話をするでもないらしく微妙にアレンジしているっぽい、数十名ではなく8人しかいないので音声ガイドは無用な気がしますがね。東置繭所内部の解説はせずに木骨構造でレンガは構造材ではなく壁材としてセメントではなく漆喰で積み上げてあると言う前回も聞いた説明を先ずしてくれる、とにかく暑いので常に木陰に入ってから説明。検査人館と女工館の説明の後繰糸所へ、建物の幾つかは世界遺産だけに国宝に認定されていて掃除も良くガラスもピカピカです。しかし木骨部分のペンキが剥がれていたり朽ちている建物もあり、説明では順番に修繕しているとかで奥の西置繭所は大規模修繕中だとか。
繰糸所トラス屋根
 繰糸所と言うのが所謂工場でして、8年前には中に入って天井のトラス構造を見学しつつ埃除けのビニールの掛かった機械を見るだけだったのが、モニタで動画を見たり壁のパネルを見たりも出来る。前回は近付く事が出来なかったブリュナ館を外側から見学して、学校に改造された館内に特設されたカフェに入る事も出来た。工場内を少しずつ修復して公開しているので朽ち果てかけた寄宿舎跡や上述した豪雪で圧し潰された乾燥場とか、公開しつつも少しずつ修繕している。それは二条城も名古屋城も同じか、全ての施設が公開されるのも先の話になりそうだ。

 ブリュナ館でガイドは終了して音声ガイドも返却、復元したブリュナエンジンや冷房の効いた東置繭所内部のパネル展示は見たかったのですが団体行動故断念。場内にいる他のグループが「次はこんにゃくパーク」と言っている通りに我々もそちらへ移動、コンニャクのテーマパークって意味不明ですが世界遺産とセットで大人気。帰りは命にかかわる暑さだけに関越道もほぼガラガラで都内の幹線道も渋滞しておらずさっさと帰宅出来たのは有難かったです。
ブリュナ館

富岡製糸場
http://www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk-mill/


タグ:上州富岡
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