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太平館 (横浜市港北区大曽根) [神奈川県横浜市の銭湯]

 土曜日、先週までのいつ果てるともない地獄の様な暑さを考えるに奇跡の様に気温が下がって快適。諸事片付けて風呂に行こうかな、日の入りが早くなったので近場にしておくか。ならば古めの木造銭湯でお湯が熱いところ、鶴見川を越えてすぐの太平館に行こうか。綱島街道を下り鶴見川を越え大倉山の手前を左折、以前は街道側から煙突が見えました。
煙突
 一方通行なのかどうかハッキリしない大曽根商店街へ、太平湯を挟んで手前商店街沿いに貸店舗が2軒あるのは変わらず。対面は広大な月極駐車場になっていましたが以前は何があったかな?日曜日だからかシャッターを下ろした店が多いですが大倉山駅側に1軒と綱島駅側に2軒肉屋があるのが凄い、しかも3店舗ともお客が入っているし。間口は狭いが新築の店はお持ち帰りの焼鳥屋で道路の対面にまで人が並ぶ大盛況ぷり。
大曽根商店街
 正面路地に原付を停める、右手の寿司店跡は正面だけ新しくて裏は崩れかかってる。その寿司店脇が駐車場なのは来客用なのか自家用なのか。駐車場奥は前庭を潰してコインランドリーがありその奥は前庭ではなくコンクリートを打ってあります。浴室前にどぶの蓋が見える、手前は引き戸全開な男湯側の脱衣場が丸見え。正面に戻り広いタタキから右手の男湯側下足入れに雪駄をしまう、引き戸の上にセンサーがあるので自動ドアだっけ?と思ったら手動でした。脱衣場はテレビ無し。


路地の奥
 番台の御主人に500円払って入場、テレビの無い脱衣場は静か。大型の施設なので脱衣場も広いですが高天井は格天井じゃない。ロッカーは島が2つと外壁側、外壁側の木枠の引き戸が全開で対面のアパートも朽ちるに任せていると言う。トイレはガラス引き戸の向こう側に出て元は濡れ縁だった風の廊下を歩いた先、前庭を潰した現コインランドリー裏スペースに一旦出て個室。市松模様のタイル床に埋め込まれた白い和式便器ですが掃除は良いです。

 島ロッカーに荷物を入れる、浴室との境にある洗面台が床から30センチほどの高さに取り付けてありどんな利用者を想定しているやら?浴室入り口の引き戸にも上部に自動ドアの機械が付いていますが現在は作動していないから手で開けて広大な浴室へ。島カラン2列でカランは9-7-7-7-7-9で立ちシャワーは無し。島カランはシャワー無しでその上両サイドのカラン前には鏡も無いので実質7ではなくて5か、両サイドのカランも一番奥側はシャワーが無いです。シャワー付きカランと言えどシャワーヘッドが無い場所もあります。

 ケロリン桶と腰掛を持って島カランに陣取る、カランは日の丸扇のレバー式。浴室の床タイルは長方形のタイルを風車風に並べた物で昭和40年頃流行った奴ね。全身をざっと流して浴槽へ、仕切り側が白湯の座風呂2名分中央が黒湯の深槽と外壁側が黒湯の浅槽で外壁寄りだけバイブラ。バイブラと言ってもおとなしめだから音がしないので、テレビが無い脱衣場と合わせて基本サイレント銭湯。こういう音のしない風呂屋は昔には見かけましたが最近は貴重です、大好き。

 以前は熱い黒湯が盛大に浴槽から洗い場にあふれ出ていましたが今回は思ったよりはぬるめで浴槽の縁より下の湯量になっていたからあふれ出ず。太平館は熱いので気温が下がったら行こうと思っていたのが拍子抜けな展開に。最初は外壁側の浅槽へ、バイブラは外壁寄りだけなので仕切り寄りは何も無くて良いです。浴槽の底に堆積物が積もっているのが濃い黒湯のあかし。白湯の座風呂にちょっとだけ浸かってから上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きは無し。

 今度は中央の黒湯深槽へ。濃厚系黒湯の浴槽は大体奥側の壁面がタイルではなくパイプ類がむき出してうっかり触るのが怖いですがこちらもその系統です。壁画は浴槽のすぐ上にタイル画で海の魚類とさらに上の壁面は富士川か伊豆の狩野川のペンキ絵、仕切り側はモザイクタイル画で湖畔の洋館とアルプス風山々と言うありがちなテーマ。16時半より40分ほど滞在、流石に時間が早かったか?相客は老人が5名程度。日の入りが早いと思い込み過ぎでこれなら遠方の風呂屋にも余裕で行けたと思う。帰りは色々立ち寄って時間を潰したくらい。
正面

太平館
https://k-o-i.jp/koten/taiheikan-1/


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