金沢浴場 （新宿区新宿）

　さて土曜日、プールから帰宅して折からの高温と突風で久々乾いた洗濯物を取り込んだりすると１６時。今から風呂に行くとしてもこの時期は１年で一番日の入りが早い頃なので今から１７時前に到着できる所は何処だろうか？とりあえず原付を起動して都心へ向かい左折レーンが混んでいるから嫌とかそんな理由で外苑東通りへ、市谷柳町交差点で大久保通りに左折して若松町の交差点で左へ進んでしまった。明治通りの手前で右に入って東宝湯に行きたかったのが金沢浴場に来てしまった、もう日が暮れる寸前ですので今日はこちらにしますか。

　新宿区新宿と言う地番ですが周辺は狭小３階建て住宅や木造の賃貸アパート多数、幅員も４メートル以下で新宿と言えば新宿駅西口の高層ビル群や或いは歌舞伎町の繁華街を連想する他県の人からすると想像もできない風景。こう言う風呂屋巡りをしていると確かに新宿区と言うのは高層ビルでも盛り場でもない都心の木密地域なのだなと言うのは強く感じます。

　そんななので先ず１２５ｃｃの原付と言えど置き場所が難しい、入り口前に一旦は乗り捨てて周辺を検分すると５ナンバー車どころか軽自動車でも走りたくない幅員なのに大型車オーナーが多いなと感心。原付は入り口右手のコインランドリー脇壁際にぴったりと停めて多分往来の邪魔にはならないかな？４階建てビル銭湯で上階の賃貸部分へは正面右側奥に入り口があります。

　改めて正面へ、右手に広いコインランドリー側の窓と左手に自販機が並ぶ廊下を抜けて右手の下足入れに雪駄をしまい手動の引き戸を開けると正面にフロント。左手手前に小さなロビーがありテレビは民放番組でホラ、今日は相撲の１４日目じゃん！とか思いますが誰も興味無いのか。女将さんに回数券を渡すとフロント管理のロッカーキーを選ぶように言われてこう言うところはやはり都心の新宿区なのだな。

　右手の男湯へ、フロントで適当に取った鍵は脱衣場入ってすぐの公道側壁沿いだった、奥に島ロッカーもあったのに。ビル銭湯らしく天井の低い脱衣場です、トイレは外壁側で市松模様タイルの段のある和式で段が高いのとまだ綺麗だったので座りション。浴室へ、脱衣場は天井が低いのですが浴室奥は２フロア分かな？高天井。カランは仕切り側から５－３－３－４で外壁側脱衣場寄りに立ちシャワー１、仕切り側と外壁側カランは左右に仕切りのあるブース型。ケロリン桶と腰掛を持って島カランに陣取る、カランは日の丸扇刻印の古い太い形のレバー式ね。

　全身をざっと流して浴槽へ、仕切り側から２名分の座風呂に改造された深槽と中央が仕切り寄りがバイブラで外壁寄りの浴槽底が凸凹に加工された浅槽と外壁側が青竹風樹脂製壁で囲われたカプセル風呂。ぬる湯のカプセル風呂は人気であつ湯と書かれた座風呂も先客がいたので中央の浅槽へ、足裏マッサージ風凸凹部分に入りたいのですが壁に湯口があり熱いのでバイブラ部分へ。中央浴槽の方が湯口もあるしあつ湯じゃないの？と思っているそばから熱い湯が出て来てやはり中央が一番熱いと思う。

　温まったので上がって体を洗う、シャンプー類は脱衣場寄りに置いてあるのでアカスリタオルに取って全身を洗う。今度は座風呂へ、高天井部分の壁画はモザイクタイル画で仕切り部分のお城の上に虹がかかったその上空を飛行機が飛ぶというシュールな画。カプセル風呂が空いたので入ってみるとぬる湯の浅槽で個人的にそんなに好きではないので少し入ってから座風呂に移動、やはり中央が一番熱湯じゃないかな？立ちシャワーを浴びて上がる。

　服を着ていると常連の老人に話しかけられるのでしばらく世間話をしてからフロントに出ると他人の事は言えませんが如何にも金沢浴場に初めて来たどころが公衆浴場が初めて風の人がフロントの女将さんと問答をしている、それをテキパキと捌く女将さんスゲーと思うけど一見さんもお金を払うだけでえらい時間がかかるのでしばし待機。ようやっとフロントが空いたのでロッカーキーを返却して出る。
　帰りは大久保通りをそのまま新大久保～大久保駅方向に進んでみましたが大混雑でコロナ第３波での我慢の３連休とは何だったのか？私も新宿まで風呂屋に行っているので大きなことは言えません。


金沢浴場
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-331
http://www.kt.rim.or.jp/~tsukasa/sento/Diary/tokyo/shinjuk/kanazawa.htm
http://furoyanoentotsu.com/kanazawayokujyo_higashishinjyuku20140905.html　

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