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岩の湯 (北区岩淵町) [東京都北区の銭湯]

 日曜日、晴天のみなかみから昼過ぎに東京へ帰宅。掃除機をかけてから資源ごみを回収BOXに入れたり洗濯物を出してから風呂に行こう、流石に今日は疲れて何もする気になりません。最近は毎週末天気が悪くて風呂屋も近場ばかりでしたので遠方に行きたいなと思い原付で環八外回りを北上、7月に買い換えた原付のメーターダッシュに瞬間燃費計が付いているのもシャクの種なんだよね。瞬間燃費計を気にしつつ井荻トンネルから先の高速巡行区間を久々走ると燃費が改善されるのは嬉しいけれど。
味のある佇まい
 何処に行くかあてもなく進んで赤羽へ、国道122号を越えると赤羽岩淵駅前でそうだ3年前に行ったら雰囲気がとても良かった岩の湯へ行こうと思い立つ。岩淵町に入り進むと煙突が見えてきたのでそれを目指して進むと裏手に出てしまった、岩の湯は正面側から行くと角に酒屋があり赤いトタン屋根の躯体と左隣の町工場やその向こうの床屋や蕎麦屋と言った風呂屋を中心にした商店街の佇まいが最高なので裏から行っちゃダメだ。
煙突と薪
 コインランドリー前に原付を停めると対面の住宅駐車場に猫の餌が出ていて奥に猫が座っている、町工場の角を曲がって砂利の路地に入るとこちらにも黒とハチワレの猫。ぐるりと一周するとコンクリート製煙突が良く見える、向かって右手の女湯側壁沿いに木材の集積所があるね。改めて正面へ、トタン屋根ですが千鳥破風の入り口は入ると市松模様タイルの玄関タタキで番台裏の壁面タイルは鈴栄堂ロゴ入り九谷焼でして宝船の絵柄下部に岩の湯の名入り。


宝船
 左手の下足入れに雪駄を仕舞い引き戸を開けて入場、番台前の小型テレビを見ている女将さんに回数券を渡して脱衣場へ。広い室内に島ロッカー2と外壁側ロッカーがあり外壁側を使用、ロッカー上のガラスショーケースにはモンチッチから新し目のディズニーキャラにクレーンゲームで取ったと思しきぬいぐるみと海外旅行のお土産風人形がギッシリ。高天井は目の粗い格天井、男湯側前庭はコインランドリーで潰されているのでガラス戸の向こうは真っ暗。

 するとトイレは何処か?と思ったら浴室との境部分の外壁側ドアを開けると左手に木戸、右手浴室の外壁沿いには所謂どぶの熱交換器が良く見える。トイレは狭い個室の対角線上に段のある和式便器があります、水洗タンクが天井近くにあってチェーンを引っ張って重力で流す式ね。浴室へ、島カラン2列でカランは仕切り側から6-5-5-5-5-5、外壁側手前に立ちシャワー。白いケロリン桶と腰掛を持ってシャワーの無い島カランに陣取る、シャワー付きカランは仕切り側と外壁側だけね。

 全身をしっかりと拭ってから浴槽へ、仕切り側が座風呂の深槽で外壁側が半分だけバイブラの浅槽。外壁に滝風な湯口あり。気持ち熱い浅槽でひたすら温まる、島カランが2列取れるだけに大型躯体で高天井部分も大きいです。温まったら上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きは無くカランは日の丸扇刻印の古いボタン式。床のタイルは二枚貝型のタイルを丸石型のタイルに散らしてあると言う洒落たもので補修した部分は丸石だけになっているから貝のタイルは特殊だったのだな。

 タイルと言えば仕切り部分は浦島太郎が乙姫様と並んで舞を見てお土産を貰って亀の背に乗って帰る3場面ほどが描かれている続き物で面白い、しかしこの手の人物画タイルは必ず瞳の部分が削り落とされているのは何なんでしょうかね?閉店後の掃除の時に怖いとかそんな理由なのだろうか?浴槽側壁面は松竹映画の様に立派な富士山を男女仕切り中央部分に据えて署名などはありません。相客は日曜日の17時前後だけに常時5名程度、浴槽が常時埋まっているのですが浅槽から座風呂へと移動してから立ちシャワーを浴びて上がる。

 外に出ると18時過ぎでもう真っ暗です、向かいの家の猫の餌もしっかりと片付けられていて流石は自宅の敷地内での餌やりだなと。帰りは往路同様の環八ですが18時を過ぎると内回りの渋滞も大体解消していて結構スムーズに帰宅。岩の湯はタイル等の浴槽が素晴らしいですが並びの佇まいや雰囲気がとても良い味を出しているので風呂好きなら是非一度は行ってみたいところです。
全景

岩の湯
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-579 
http://furoyanoentotsu.com/iwanoyu_iwabuchi20090411.html


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