新呑川湯 （大田区大森南）

　土曜日、予報と違い朝から断続的な雨。雨雲レーダーを見て新宿区なら風呂遠征出来るかなと思いましたが空が真っ黒なので断念、環七から産業道路に入り大森南を彷徨う。目的地の新呑川湯は呑川脇の信号入ってすぐだから割とわかりやすい場所なのですが、どうせなら近くにある森ケ崎鉱泉源泉の碑でも見物しようとか考えてフラフラ。しかし大田区ホームページに載っている史跡と言えど事前リサーチが無いとたどり着けず断念、お寺の境内に碑が立っているので予習しておかないと無理。

　あきらめて新呑川湯へ、低層ですが床面積の広いマンション。土曜のこんな早い時刻に来たのは初めてなので向かいの海苔屋は営業しているし工場は操業している。正面左手は障碍者向け施設で裏手のラーメン屋は気になるなと写真を撮りましたが、２０１１年に行った際にも気になっていて写真を撮っていた。この大森南界隈は住宅地内のラーメン屋がとても多いので廻ってみたい気もする、原付を入り口右手のコインランドリー前に停める。

　左右にある下足入れに雪駄をしまう、壁面の長方形タイルが欠落した物を下足入れ上に奥のは良いけれどもセメントで補修とかしないのね。自動ドアを抜けて正面の券売機、小学生は１８０円で中学生は３００円なのか。今月で期限の切れる浴場組合回数券があるので百円のサウナ券だけ買い求めてフロントへ、とても広いロビーには時間が早いからかお客は１名のみ。フロントの女将さんに回数券とサウナ券を渡すと下足の札と交換に腕章を貸してくれる。

　右手の男湯へ、脱衣場も広い。フロント裏手に使い古しのタオルが沢山かけてあり、貸しロッカー利用者の手拭いを預かっているそうです、完全に手ぶらセット。仕切り側にドレッサーが有ったりとホテル大浴場の様ですが床はギシギリ言う、トイレは公道側にありタイル床の広い個室に古い洋式便器、昔から消臭剤３つ置きで臭いを無かった事にしているわ。

　浴室へ、棚が有るからお風呂セットを放置しようと思いきや忘れ物置き場だったので浴室との境の大きなガラス窓と言うより壁前に放置。島カラン２列でカランは外壁側から２－６－６－６－６－５と仕切り側手前に立ちシャワー２、立ちシャワーは脱衣場側の水栓がゴムの反発を感じる様な手ごたえで奥側は普通ね。シャワーを浴びてドライサウナへ、２００９年に来た時にはボロボロガタガタでしたがその何年か後に行ったら新調してあった。そのままのカッチリとした木のベンチが２段で９名位は入るかな？壁面に５分の砂時計が２つ、有線放送は演歌。

　釜の周りにマットが干してあるので１枚取って尻の下に敷くローカルルールなのかね、外の温度計は８０度弱でしたが内部の天井近くにある温度計では１００度超えてる、途中で一度ドンドン温度上昇して１１０度超えた時は耳が焼けて痛かったので実際その熱さだったかな。最初は１０分粘りその後は５分を２回、熱いと言うよりも眠くてダメでした。水風呂は広大で温度管理はしていないのでこの時期は２５度くらい、真夏には３０度近く真冬には１５度くらい。昔は縁が波打ち際の様にスロープになっていた記憶なのですが普通の四角いプールになっていた、水温高めですが耳の後ろ辺りまで浸かると良く冷えます。

　浴槽は外壁側にジャグジーバイブラの深槽・奥の外壁側に浅槽と仕切り側にラドンのカプセル風呂。まずは浅槽へ、２点ジェットが２つあるのですが通常見かける左右タイプと上下タイプもあるのか。壁面はコミカ風呂だったのか？と言うタイル張りなのですがモザイクタイルで作った球形のレリーフが上から貼り付けてある、水風呂の壁面にも魚型のモザイクレリーフが貼り付けてあったのでこれは近年に追加したのか。カプセル風呂は壁面の効能書きの赤字強調部分の文字が消えて何だか判らなくなっていますがラドンのミストが充満していて良い感じに温まります。

　上がってケロリン桶と腰掛を持って島カランに陣取る、カランは日の丸扇刻印のボタン式でシャンプー類の備え置きは無し。体を洗ってからジャグジー浴槽に入ると一番熱い、常連の老人が入っていたのでぬる湯だと思っていた。立ちシャワーを浴びて上がる、帰りは路面が濡れていたり乾いていたりと本当にピンポイントでざっと降る天気でした。


新呑川湯
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