金の湯 （足立区千住柳町）

　日曜日、日本橋三越で小松美羽展をやっているのを観に行く。全作品撮影ＯＫだったのでバシバシ撮っていたら動画モードに切り替わっていた、変だなとは思っていましたが帰宅して判明してマニュアルを見ても何がどうなっているのか皆目理解出来ないので設定を初期化して復旧しましたよ。それはさておき、とても寒い日なのと昨日南千住の大勝湯はす向かいの青果店に行きそびれたのでまたそちらの銭湯へ行こう。

　日本橋スタートなので昭和通りに出てそのまま一気に北千住へ、千住寿町交差点で左折するとすぐに「キングオブ銭湯」の大黒湯がありますが今日はスルー。その向こうに見事な庭と立派な社殿造りで有名なタカラ湯もあるんですがその手前、ニコニコ商店街の中ほどにある金の湯へ。例えて言うならば関越道を渋川伊香保で降りて伊香保温泉でも無く四万温泉でも無いその中間地点にある小野上温泉に行く様な展開かな？因みに小野上温泉は駅前の公営施設に行くと線路際の大露天風呂がとても気持ち良いので是非行ってください。

　木造モルタルの切妻屋根大型銭湯で正面部分はサイディング工事でキレイになっています、裏手に廻ると煙突が良く見えますが先端部分を気持ちパイプカットしてある様な？入り口前の商店街沿いはコインパーキングになっていて昔は店舗があったのかもしれない、左手に駐輪場もあるアプローチがありますが入り口前のコンクリート部分に犬猫の足跡が残っているのがご愛敬。

　左手の玄関で下足入れに雪駄を仕舞い自動ドアを抜けてフロントへ、そのまま右手に進むと応接セットのあるロビーが有ります。女将さんに回数券を渡しつつ「サウナも」と言うと追い金４００円とやや高めですが下足の札と交換にサウナ客専用ロッカーキーにバスタオルと手拭いを貸してくれる。左手の男湯へ脱衣場の中央部分に瓦屋根の装飾があるサウナ室が頑張っているので、フロント部分と合わせると恐らく番台時代の脱衣場を３等分した感じじゃなかろうか？公道側テレビは消えていますが中央の畳張りのベンチにリモコンがあるのでお客が好きにチャンネルを変えて良いらしい。

　サウナ客用ロッカーは浴室寄りに大型の物があるね、トイレは道路側扉を開けると細長い個室の奥に洋式の便器があり１６時半と時間も早いのでまだ全然汚れていません。浴室へ高天井の湯気抜き部分の天井も大きな大型銭湯だけに島カラン１．５列でカランは外壁側から５－０－５－６－６－４、仕切り側手前に立ちシャワー２、特に棚が無いので仕切り側島の上にお風呂セットを放置して立ちシャワーを浴びて脱衣場部分のサウナへ。ドライサウナでして上下２段の定員１０名位、奥側から温風が噴き出す形式。脱衣場側壁面の温度計では９１度とかでしたが室温計は８１度位、３分の砂時計が４つと５分の砂時計が１つ。

　砂時計が置いてある窓際に陣取る、テレビも有線放送も無いので静かなサウナ。体が冷えているので最初は１０分粘ってから出て目の前の水風呂へ、１７．６度と言うだけに冷たいわ。その後は５分を３往復して計４往復２５分いました、水風呂は寒いのに案外と人気で４往復目には水温が１８．４度まで上がっていた。サウナを堪能して全身がホカホカに、外壁側に露天風呂への出入口が有るのを発見したので行ってみる。北千住の住宅密集地だけに露天と言っても天井が開いているだけですが外気浴が気持ち良いですね。

　洗い場に戻って体を洗う、シャンプー類の備え置きは有りでカランは日の丸扇刻印のボタン式ね。内湯は仕切り側から深槽の座風呂・浅槽のバイブラと外壁側がくすり湯、くすり湯はどうせぬる湯だろうなと思ったら４１度以上で適温な上に外壁側に頭を乗せて寝転ぶ４～５人用の寝風呂になっていた。この寝風呂がとても気持ち良くてもうコレだけ入って上がろうか？と言う感じでしたが一応一通り入らねばと白湯の内湯にも、くすり湯がやや熱いので白湯のアドバンテージが特に無いかも。壁画は奥の壁は上の方までタイルなのですがその上に中央部分に富士山のペンキ絵が、西伊豆か三保の松原かな。

　立ちシャワーを浴びて上がる、服を着ていたら常連さんが話しかけてきたので談笑。上述の通りマニア的に超有名銭湯２つに挟まれた狭間の風呂屋なのですが「でもやっぱり気に入った銭湯に通うのよ」だそうな、普通はそうなんだろうなと犯罪者の様に点々と毎回違う風呂屋に行ってる私でも納得。帰りはちゃんと南千住の大勝湯はす向かい青果店を思い出して日曜日だし定休日だろうと思いきやちゃんと１８時過ぎても営業していたので茄子と胡瓜と沢庵漬けゲット出来ました。


金の湯
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