千代の湯 （荒川区西尾久）

　土曜日、大多喜のわくわく広場で買ったぬか漬けが尽きたので補充せねば。しかしそのために千葉の市原まで行くのは大変なのでどうしようか？と、南千住の大勝湯はす向かいにある青果店の店頭に美味そうな漬物が並んでいたのを思い出した。風呂に行って帰りに買えば良いんじゃないか？しかし大勝湯は４年前に行っているので西尾久の千代の湯に行って帰りに寄ろう、千代の湯に行けば荒川区の銭湯は全て行った事になります。

　尾久界隈にピンポイントで最短コースがどうにも思い付かず毎度迷走、東大前から１７号に出て西日暮里経由で明治通りに出ましたがそれならば１７号そのままで駒込抜けた方が近いか、西日暮里なら東大からすぐ不忍通りに出た方が早かったし。明治通りを荒川第七中前交差点で住宅地に入る、１６時２０分と明るい時間に来たので路地裏に余裕で発見。ビル銭湯ですが公道の接道部分が無いので全貌がわかりづらい、ぐるっと１周するとコンクリート煙突に上階は賃貸マンションか、この界隈味のある町中華が多くて良いね。

　路地の奥な分入り口前の路地が広いので原付を乗り捨てる、入り口左手のコインランドリーが真っ暗なので営業しているのか？正面に猫のタピストリーとその下に花の鉢、壁面にはトゴール湯の口上あり。ビル銭湯なのでフロント式と思いきや入り口は男女別なので番台かな？右手の男湯側下足入れに雪駄を仕舞い引き戸を開けると番台の向きを公道側に変えて一応フロント式になっていた。

　女将さんに回数券を渡して入場、外壁側と島ロッカーがあり仕切り側にはオシャレな木製のベンチも。トイレは道路側で段のある青い和式便器、まだ汚れていないので座りション。浴室へ、島カラン１列でカランは外壁側から５－５－５－４。仕切り側手前に立ちシャワー２、ケロリン桶と腰掛を持って島カランに陣取る、カランは日の丸扇刻印のボタン式ね。ちょっと異臭がするけど気にしない、ビル銭湯ですが脱衣場も浴室も天井高め。

　全身をしっかりと拭ってから浴槽へ、外壁側が常連に人気のぬる湯で中央部分が気泡の浅槽に仕切り側が座風呂と１点ボディジェットの深槽。火曜日に転んで両ひざがかさぶた状態なので熱い湯は傷に沁みて辛いのですがお湯がそんなに熱く無くて良かった、それでも体が冷えていたから最初は気泡で体を慣らしてから１点ジェットに移動して背中にお湯を叩き込み続けるとやっと汗が出てきたので上がって体を洗う。

　シャンプー類の備え置きは有るのですが例の使い辛いフォームタイプなので持参した物を使う、外壁側浴槽に入ってみたいなと思いましたが２名用サイズな上に常に一杯なので断念。１７時前の老人常連タイムで皆ぬる湯が良いのか、気泡の背面に溶岩の築山があると思いきや昨今溶岩は手に入らないからか黒く塗った石を積んで山水風の庭を造りそれが壁面のモザイクタイル画に繋がっていると言う、秋の林の風景で季節的に今頃かな？本来は先月末だろうけど昨今の異常気象では今。

　立ちシャワーを浴びて上がる、と思いきや、脱衣場側はビニールテープで入れないようになっていて奥側も水栓が故障中。しかしシャワーヘッド自体はカランの物と同じなので背の高い私としては朝顔脇のレバーを廻してお湯を出して浴びてしまった、常連の老人連中だと届かないだろうけれども。外に出ると真っ暗で明治通りを王子方向に帰れば近いよねと思ったのは良いがそれで完全に南千住の漬物屋の事を失念してしまい何をしに行ったんだか？荒川区の銭湯コンプリートしたのは良いけれども。


千代の湯
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