宝来湯 （江戸川区江戸川）

　木曜日ですが今日まで夏休み、日中は物流博物館へ行き帰りに第一京浜から京葉道路に出て環七を南下、古川親水公園で環七内回りに移動したら結構大回りする羽目に。実は環七沿いから入ってすぐの場所に有ったのですが、初めて行く場所ではえてして起こりがちな事だ。裏にはビニールハウスもある親水公園沿いのこじんまりとした木造銭湯でして奥にはパイプカットされた油井型の煙突が見える、入り口の左右には家庭用の引き戸が見えるので閉館したらコレで戸締りをするのか。

　正面壁面沿いに原付を停める、コインランドリー等は無い。破風の下のタタキに入ると番台裏手の窓が開けっ放しになっているので冷房無しか、涼しい日に来て大正解で猛暑日だったら辛かったかも。江戸川区南部にはもう一軒冷房の無い風呂屋が有るか。左手の下足入れに雪駄を仕舞い引き戸を開けて入場、番台のご主人に回数券を渡す。大き目の格天井な高天井でして仕切り奥のテレビ前には旧日本軍機のプラモデル、仕切り壁面の鏡の下には「上州」と書かれた早川師の小さなペンキ絵。

　外壁側の扉が開放してありのれんの向こうには犬が寝ているのが見えますが、噛むから手を出さない様にとの注意書き。外壁側のロッカーに荷物を入れるけれども外壁側の半分は脱衣籠の棚でそちらを使う常連さんもいるわ、浴室との仕切り側に銀色の物体があり何かと思えば冷蔵庫、冷蔵ショウケースではなく家庭用の冷蔵庫を使うところも珍しい。

　天井は格天井なのにね、トイレはと前庭部分のタタキが広くてその奥に工事現場やイベント会場に置いてある様なプレハブ式の便所が置いてあってビックリした、扉を開けてはいると本当にプレハブの便所で裏面は樹脂を貼り合わせた感がアリアリと。ただし掃除は良くて床がキレイなのも何か違和感が、通常屋外設置で土足で使うからドロドロイメージなのですがピカピカしている。

　浴室へ、島カラン１列でしてカランは仕切り側から６－２－２で島カランは無し、ケロリン桶と腰掛を持って２つずつしかない島カランに陣取る。全身をしっかりと拭ってから浴槽へ、浴槽は１つだけで中央に２点ジェットが２つあり両サイドは何も無い浅槽。何も無い場所で頑張って汗が出るのを待つ、コンパクトな銭湯ながら高天井はちゃんと東京式。

　上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きは無し。島カランは常連さんの定位置らしく私の隣に老人客が来たので大して混んでもいないのに並んで体を洗ったりね、カランは無刻印なので和栗のボタン式に他のボタンを取り付けたのだろうか？今度は２点ジェットでブクブクと、壁画には「２０１４．８．１０（み）」と署名があり男湯側に富士山と女湯側にアルプスかな？カランのシャワーで全身を流して上がる。外に出ると寝転がっていた犬が原付のエンジンをかけると吠えたりする、帰りは環七から湾岸道路に出てゲートブリッジと都心を避けるルートでさっと帰宅しました。


宝来湯
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