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埼玉県立歴史と民族の博物館 (埼玉県さいたま市大宮区高鼻町) [郷土博物館]

 3月25日と4月1日に2週連続で埼玉県立歴史と民族の博物館へ、と言うのは3月25日には何分初めて行ったものだから氷川神社を参道抜けてお参りしたいと思ったから。ところが25日は大宮アルディージャの試合もあって大変な混みような上に丁度花見シーズンで周辺が大渋滞して施設に入ったのが15時過ぎ、それでいて閉館時刻が16時半なので全然見る事が出来ませんでした。

 悔しくて思わず翌週も行ってしまった、翌週は中山道から鉄道博物館の下をくぐるルートで向かい大宮公園は迂回、この日はJリーグの試合は無かったけど。渋滞は無いけど東北本線が案外と開かずの踏切で往生する、普通は歴史民俗博物館ではなく鉄道博物館行くのじゃないかなとも思う。博物館の入り口向かいに弓道場がありちょっと見てしまうね、高校生がやっていたけれども案外当たると言うか難しいと言うか。
エントランス


 門から施設まではちょっと距離があるのですが入っていきなり復元の竪穴住居、それがえらい立派な破風が付いていて、こんな掘立の竪穴住居にこんな板で組んだ立派な破風が乗っていたのか?1960年代風の広いエントランスホールに入り左手の受付で特別展込400円のチケット購入、1回目は特別展にたどり着く事すら出来なかったけどね。因みに毎回観覧割引券をくれますが2回目の時は自宅で紛失して発見出来ず無意味だったと言う。
復元住居
 展示は受付裏手からいきなり旧石器時代でしかもその展示が長い、と言うか関東平野の郷土博物館は大体どこもそうかな?何せ23区東部エリアどころか埼玉まで東京湾が延びていたので何処に行っても貝塚や丸太舟の展示があります、そして大量の土器も何処にもあるなあ。男性器を模ったらしい陽根型張子が大量に有ったのは撮影禁止で残念。

 そんな古代史が充実し過ぎていて1回目はほとんどそこの見学で時間が尽きてしまい翌週はほぼ飛ばして戦国時代へ、古刀の展示が良いなと思いきや最近復元した物だとかで道理でピカピカだわ。土器類も複製品ばかりで県立なのにしみったれているわ。刀剣類の展示は私はマニアではありませんが千葉の大多喜城内の展示が一番良いですね、対して鉄砲類は当時の物で錆びるに任せているのもね、鉄砲も大多喜城ではピカピカに磨いてある物を展示してあるのに。

 近世の展示は地下なので下に降りると大量の緑泥岩片板碑が有るんですがコレも大体複製なのは何だろう?これだけ大きな複製作る方が大変だと思うのだけれども。江戸時代のコーナーに入ると利根川流域の干拓の話でして、ここのところ利根川の東遷がマイブームなのでこの展示を改めて見たくて2度来た様なものです。と言っても大体アウトラインしかない、何か体系的な文献は無いものか?その先の埼玉から上方に旅した男性の日記がちょっとしたコーナーになっているのは他の見学者は素通りしていましたがじっくり見ると結構凄い、東海道で伊勢神宮に行って終わりじゃなくてさらに中国四国地方や京都まで行って復路は中山道と壮大、行く先々で奉納しているし。
板碑
 明治以降の展示はありきたりで地元の起業家コーナーがあるくらい、地場産業としてだるまの作り方を解説されても。民族展示室が漁業や産業(藍染や製紙)の展示で面白いかな。上階に戻り1回目では行けなかった特別展へ、今は「田んぼ」展をやっていまして近代から現代までの水耕の展示でコレも民俗博物館では定番ですが展示が多いので見ごたえあります。農家お手製の野良着の展示が興味深かったのと祭礼関係の展示が良かったかな、昭和の中頃まで残っていた農村の風俗ってもう跡形もないだろうから記録に残すの大事です。

 と言うところで2回目も時間が尽きてしまった、屋外展示の昭和の原っぱ位は見たかったのに。カーテンがかかっていたミュージアムショップ「水と闘う地域と人々」と言う書籍が面白そうだったのでパラパラと立ち読みして、レジが閉まっていたので後日ネット注文。流石に県立だけあって展示物が多いので朝一番に行く方が良いかも?施設内に軽食コーナーあるし。

水と闘う地域と人々―利根川・中条堤と明治43年大水害

水と闘う地域と人々―利根川・中条堤と明治43年大水害

  • 作者: 松浦 茂樹
  • 出版社/メーカー: 武蔵文化研究会
  • 発売日: 2014/03
  • メディア: 単行本

埼玉県立歴史と民族の博物館
http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/


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