竹の湯 （横浜市鶴見区生麦）

　日曜日、午後まで台風の影響で雨。夕方前に事務所に行って雑用を済ませてから風呂に行くか。昔は生麦駅周辺に１０軒以上風呂屋があったな、しかも濃厚黒湯銭湯が何軒もあったのにと昔を懐かしんで生麦に行く事へ。第一京浜から国道駅手前で旧東海道側へ入ってみると昔ながらな建物も残っていますが数が減っていて狭小住宅になってたりします、奥まで行くと生麦ジャンクションが現れて１０年前にはあんな物無かったよ。そこで検索して見ると第一京浜沿いの朝日湯の他に竹の湯が残っているね、前回訪問が９年前ですからほぼ忘れていました。

　旧東海道を進んでキリンビール工場入り口正面で右折するとそこに竹の湯がある、京急線の生麦駅前通りをキリンビール工場に向かってまっすぐ進んで左手と言うかね。「炭酸温泉」の看板が目立ちます、タイル張りのビル銭湯でして裏手に廻ると公園がありそこからステンレス製の煙突とタイル張り壁面に板壁で覆われた一角が見えてその部分が露天風呂。さて、正面に戻ってコインランドリー前に原付を停めようとしていると入り口前に警察のスクーターが停まっている。

　外から窓越しにロビーで警官が聞き込みをしているのが見えてこれは入店したら拙いかな？と思っていたら応援のパトカーまで来てしまった。もう仕方ないので暖簾をくぐって入場、下足入れに雪駄を仕舞いロビーに入場。サウナもと言いつつ下足の鍵と千円渡すと雲形キーを渡されてお釣りが４１０円だったので入浴料４９０円＋サウナ百円か、料金表は１５０円でした。週替わりで男女入替制らしく何だかシャレた名前がついていた、今回は左手が男湯。

　左手の脱衣場に入るとゴツいアーマー付けた警官が２名、無理やり脇を抜けて仕切り側のロッカーへ。ビル銭湯らしい天井の低いコンパクトな脱衣場です、フロント裏手に壁掛け時計がぶら下げてあり何でこんな場所に？と思ったけど便利なのは間違い無いです。外壁側トイレは古い洋式便器。警官に話を聞くと客同士のトラブルだとかでわざわざ靴下のまま浴室に入っていったりとケンカの仲裁も仕事とはいえ大変です。

　浴室へ、島カランは０．５列と言うのか？カランは脱衣場側壁面に３、その対面島カランに３、外壁側に４と水風呂と浴槽の間に３。お風呂セットは水風呂脇の仕切り上に放置、一番奥左手の立ちシャワーを浴びてから対面の扉をサウナキーで開けてサウナ。真っ暗で定員は５名位、奥に小型のテレビがあり仕切り側にレンガで囲ったサウナストーブとその上に機能していない風ですが管が下がっているので元々はロッキーサウナなのか？

　サウナストーブ前はさすがに強烈に熱くて耳が焼けます、１２分計も砂時計も無いので汗がダラダラ出てくるまで粘ってから出て立ちシャワーで水浴びをして汗を流して外壁側の水風呂へ。浅いですが２名サイズで水温高めだから水道水かな？冷やしてはサウナへと３往復して時間を計る物が無いとどうも粘らず出てしまう気がするのだけれども。サウナ堪能後は内風呂へ、とは言っても仕切り側サウナ手前の１槽のみで脱衣場寄りにバイブラの浅槽とサウナ壁面に強力１点ボディジェットと座風呂があるので座風呂へ。

　隣のジェットを堪能している人は露天風呂への扉を気にしていて１名出てきたらすぐに露天へ入っていった、そんなに人数入らないのか？白湯の浴槽はぬるめなのでしばらくブクブクやってから上がって体を洗う。と思ったら脱衣場寄りのカランが全て微妙に埋まっているので水風呂壁面の一番奥にあるカランを使う、カランは和栗のボタン式でシャンプー類の備え置きは無いので持参した物を使う。

　今度は１点ジェットでブクブクしつつ露天風呂の扉を気にしていると誰も全然出てくる様子が無いので思い切って様子を見に行くと扉の奥に３～４名は入る事の出来る浅いが大型の浴槽が。露天と言いつつ板壁で覆ってあるのは裏の公園から見えた部分かな？虫コナーズがぶら下げてあるのでちゃんと外なのでしょうけど住宅密集地だけに露天風呂と言うよりは外気浴。浴槽は外の看板にもあった炭酸温泉でして水温３０度そこそこで気泡も細かいと言う極上品、温水プール程度の水温ですが気泡の力で全身が温まってくる。

　これだけ収容人数あるなら喧嘩にもならないだろうに、と言うのはさっき聞いた警官の話では扉のきしみ音がうるさいとか何とかだったので。この本格高濃度人工炭酸泉は長居するしかない風ですが私はそんなに好きじゃないので数分で出て立ちシャワーを浴びて上がる、もう警察も帰って物々しい雰囲気は無し。帰りは旧東海道ではなく生麦駅の踏切を渡りＪＲ線沿いに上ると総持寺前から鶴見駅前に出て、こうなっていたか、こちらに来るのも１０年ぶり位だし久々総持寺も参拝したいな。


竹の湯
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