富士の湯 （葛飾区堀切）

　特別な休日、皇室関係なので國旗を掲揚しなければと思いましたが朝から大雨だったので止めておく。車の掃除などしても雨が全然止む気配が全く無いので止んだらするつもりだったランニングは諦めてプールに行って泳いで一旦帰宅、出ると雨がほとんど止んだのででは銭湯に行こうか。日曜日に行ったゆラックスで豊島区も行き尽したので残すは北区・足立区・葛飾区のみ、家を出てから２０時に仕事の打ち合わせを入れていたのを思い出してサウナの無い堀切菖蒲園駅近くに２軒あるどちらかへ行くか。

　水戸街道から平和通りを北上して堀切五丁目交差点の先にあるのに川の手通り側に曲がってしまい若干迷う、平和通りから見える油井型の煙突で本来はイージーモードです、駅からだと川の手通りこと堀切中央通りはす向かいの大型パチンコ店裏手と言うかね。トタン葺きながら懸魚を備えた千鳥破風のある正面はレンガ風タイルでフロント改造されていて、と思うけれども覗いても女将さんなりご主人の姿が見えないね。右手のトラック駐車場手前が駐輪場なのですが遠慮して電柱前の路肩に原付を停める。

　右手の下足入れに雪駄を仕舞い自動ドアを抜けてロビーへって何ココ？明らかに当初はロビーにするつもりだった空間と明らかにフロントにするはずだった出っ張りを挟んで左右に男女の暖簾が下がっているだけ。飲料の自販機と掲示物は貼ってありますが何が起きたのだろうか？更に自動ドアを抜けて右手の男湯へ入るとフロアの高さの番台に女将さん、しかしこれでもフロントなんだとか。道路沿いの空間は何なんでしょうね？と聞きたいのを我慢して回数券を渡して入場。

　高天井はクロス張りでロッカーは島と外壁側に、外壁側上には佐渡島と題する大型の人形が置いてある。組合ＨＰには鯉の話がありましたがどこにいるのやら？トイレは浴室寄り外壁側扉に通じる通路脇の扉を開けた奥に段のある和式便器。浴室へ、島カラン１列でカランは仕切り側から７－５－５－４、外壁側手前に立ちシャワー２、仕切り側カランの一番奥にはシャワーが付いていません。富士の湯マークとロゴ入りのケロリン桶と腰掛を持って仕切り側カランに陣取る、カランは日の丸扇刻印のボタン式。

　全身をざっと流して浴槽へ、仕切り側が深槽で外壁側が浅槽の２槽ですが浅槽側は中央を鉄パイプで２分割して外壁側はバイブラ浴槽になっている。最初は深槽へ、お湯が熱いと感じるのは裸足の足指が冷え切っているからでお湯に馴染めばむしろぬるめでしてこう言う事があると季節が進んでいるなと感じる。上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きはありでカランの島が大きいのでお風呂セットを置きやすいと言う。

　今度は浅槽へ、気泡系が何も無いので水面が穏やかで良いです。脱衣場もテレビが無かったので静かな空間だったか。高天井に湯気抜き窓のある普通の木造銭湯ですが壁画はモザイクタイルで男湯が富士山と女湯がアルプスを切り絵風に描いて富士山の手前には水車小屋があると言う。鉄パイプで区切られた外壁側は浴槽壁面から泡が噴射されるジェットね。

　往路は寒かったのでしっかりと温まって帰ろう、しかし体が慣れるとむしろぬる湯だからバイブラのブクブクをしばらく浴びてから立ちシャワーを浴びて上がる。常連の年配男性が手拭いを買おうとしていたところを女将さんが前回置いて行ったでしょと忘れ物の手拭いを返却したりと言うやり取りが呑気な銭湯だわ。帰りは往路の逆走でしたが都心部が封鎖されているので迂回した車が多い為大人しく帰りました。


富士の湯
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