喜久の湯 （葛飾区東立石）

　土曜日、日の入り対策として普段遠方まで通っているプールを近所に変えてみる。実際２０分ばかし稼ぐ事が出来たので効果はあり、その２０分のゆとりをどう活かすか？で葛飾区南部の風呂屋を目指そうか。最初に新小岩から少し離れた大黒湯に行ったら何と長期休業中、困るなあ。２０分のゲインが帳消しになる出来事ですよ、近場で行っていない場所は？と言う事で平和通りに戻り北上して中川を越えて右折、少し走ると煙突発見。

　煙突を目印に進んで何とか日の入り直前に到着、しかしカメラの調子が悪いし西日が逆光になって結局暗い写真になってしまった。フロント改造の社殿造り銭湯でして破風などは残っていませんね、正面左手のコインランドリーには有線放送のマイナー演歌が流れている。自転車が並んでいるのでその一角に原付を停める、壁面を見るとサウナは遠赤外線なのに無料だとか、期待して良いのだろうか。

　右手のエントランスで下足入れに雪駄を仕舞いボタン式の自動ドアを抜けてロビーへ、応接セットにテレビは相撲中継。フロントの女将さんに回数券を渡して奥側の男湯へ、１７時前のピークタイムだけに混雑しているのでフロント化した際の通路裏手のロッカーを使用。高天井は折上げなのですが格天井にはなっていないですね、トイレは外壁側でシンプルな洋式便座なのですが掃除は良いです。

　浴室入り口脇の棚にお風呂セットを置いて浴室へ、島カラン１列でカランは仕切り側から６－５－５－２、木造銭湯の常として見た目が豪奢な割に浴室が広くも無いのですがこちらもその口なのに外壁側にまで浴槽を追加しているので窮屈な作りに。外壁側は手前に水風呂と奥側に薬湯の浴槽があるのでその間にカランが２つだけあります、仕切り側手前の立ちシャワーを浴びて水風呂手前と言うか脱衣場に増設されたサウナへ。上下２段で詰めれば６名は入る、上下左右にわざわざ５分と書かれた砂時計が３つあり室温計は９０度弱、コインランドリー同様のマイナー演歌の有線放送が流れていてこれが無料なのは申し訳ない。

　入ったタイミングは無人だったので上段に陣取り１０分、出る頃には相客が次々と入って来て人気ね。腰掛のマットが乾いていたので人気が無いかと思いきやそんな事は無かった、出て水風呂へ。立ちシャワーは使用中だったので手桶で水を浴びて汗を流す、大人２名がゆったりサイズで水温は２０度位。もう一度サウナに戻ると混んでいたので下段で我慢して再び１０分の２往復で止めておく、水風呂は１１月だと言うのにサウナを利用しない人まで使っていたりします。

　浴槽は前述の通り外壁沿いに水風呂と薬湯、奥側は外壁側がミクロバイブラの浅槽と仕切り側の深槽は１点ボディジェット・全身ジェット・超音波の３つの浴槽に細分化されている。一番仕切り側の１点ボディジェットに入ると縦方向と横方向と言うボタンが有るので縦を押してみたら、一瞬背中から水流が来て直後に真下から来ましたよ。もうジェットの水圧で体が浮かび上がる勢いです、面白いのは良いけどお尻に受けているとシャワートイレの水流で便意をもよおす時と同じ状態になり漏らしそうなので腿で受けるよ。

　勢いが強過ぎる上に長い、しっかり汗が出てしまった。上がってケロリン桶と腰掛を持
って島カランに陣取り体を洗う、シャンプー類の備え置きは無し。カランは和栗のボタン式、今度は全身ジェットに入るとまた強い勢いで肩周辺と脇腹に強力ジェットで体を上下させて受ける位置を調整、同じく時間も長いしちょっと疲れる。リラックス出来る静かな浴槽はくすり湯だけなので少し休憩、浴槽上のペンキ絵は中央の仕切り部分に富士山を据えて左手男湯側に砂浜が有るのは三保の松原で岩に波しぶきが砕け散っている右手女湯側は西伊豆かな？普通中央部分に木戸があるのでカンバスが狭い為富士山は中央に来ないのですが、こちらはペンキ絵がかなり高い部分に描いてあるので中央でも天地に余裕が有るのか。

　立ちシャワーを浴びて上がる、デジタル体重計に乗ると痩せていますね。水泳＋サウナで一時的に落ちているだけなのですが知人のパーソナルトレーナー曰く、一時的に落ちた数値にせよそれを実績として目標にするのはとても大事なのだとか。仕切り部分の中央上にはブラウン管テレビが有るのですが点いていません、上にディズニーランド関係のぬいぐるみと監視カメラがある。テレビは点いていなくてもロビーのテレビ音声が聞こえるのでロビーに出て相撲を一番見て帰る、１時間滞在したらもう真っ暗ですね。


喜久の湯
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-246
https://katsushika1010.com/sento/%E5%96%9C%E4%B9%85%E3%81%AE%E6%B9%AF/

タグ：京成立石 サウナ 水風呂 社殿造り