草津湯 (葛飾区小菅) [東京都葛飾区の銭湯]
5月2日、そろそろ10連休の人の移動も一段落かと思いきや今日も高速道路は大渋滞。おまけに昼過ぎまで雨でもう出かける気が完全に失せる、読書などして過ごしてから15時半頃お出かけ。綾瀬駅から南下して葛飾区の風呂屋に行こう、と思い綾瀬駅まで行き南下すると小菅界隈ですね。亀有に出るかなと思い込んでいたら全然違った、亀有は綾瀬の次の駅だから線路沿いに東へ進まないとね。
路肩で銭湯マップを見ると営業時間が16時半から17時半までの僅か1時間な草津湯が近くにある、時刻はちょうど17時前なので行ってみるしかない。昔新宿区早稲田に週3日しか営業していない大黒湯と言う銭湯が有りましたがそれよりもレア、しかし小菅1丁目が首都高6号線と綾瀬川の向こう側でアクセスがとんでもなく悪いぞ。しばらくウロウロしてから新水戸橋で1丁目に進入成功、右手に煙突が見えるのでそれを頼りに進めば良い筈と思いきや建て込んでいるのでまた見えなくなる。
何とか地番を辿って到着、立派な唐破風にはやや簡単な懸魚があり鬼瓦には波の模様と草津湯のロゴ入り。破風は瓦葺ですが本体はトタン屋根ですね、番台裏手のタイルは真っ白ですが2012年の訪問記事を読んだら宝船のタイルだったそうです。右手の下足入れに雪駄をしまいドアを開けて入場、これは2012年時点でもドアですが2004年には引き戸だったとか、下記リンク参照。
入ると番台のご主人に「アレ?大丈夫?」と聞かれる、と言うのは迷っている間に17時10分になってしまいもう営業時間が残り20分しかないから。連休中だから髭も剃らないし坊主頭だからシャンプーも使わないから大丈夫!と言って入場。僅か1時間の営業時間なので地元常連が殺到して浴室は結構な賑わいに。トイレは公道側前庭半分潰して新調したバリアフリー式、1時間しか営業しないのにお金かけているのが謎だ。男湯側は前庭に屋根付きの太鼓橋がかけてありその先の離れが昔はトイレだったらしい、自動で開く便座だののハイテクに戸惑いつつ用を足す。天井は折り上げ格天井で格子の中は板ではなくクロスを貼ってあるのか。
浴室へ、島カラン1列でカランは5-4-4-5、島カランにはシャワーが無く立ちシャワーは仕切り側の手前に1つね。ケロリン桶と腰掛を持って外壁側のカランに陣取る、カランは日の丸扇刻印のボタン式。窓の外に大蛇の絵があるのが組合HPに載っている小学生が描いた小菅の民話「こすげどん」ね、その窓のサッシも新調してあり営業時間1時間の割にやたらとお金が掛かっている。全身をざっと流して浴槽へ、仕切り側は仕切り方向を向いて入る座風呂が2つで外壁側は浅槽になっていて双方お湯は適温やや熱め。
残り時間が少ないのですが温まってから上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きは無し。外壁側カランのシャワーはハンドシャワー式なのですが、レバーではなくシャワーヘッドのボタンを押すとお湯が出るあまり見かけない方式な上に目詰まりしてシャワーの出が悪い。浅槽に入ると常連さんが皆上がってしまいちょっと焦ります。ペンキ絵は男湯側に石川県兼六園と書かれた庭園風景ですが女湯側は富士山があるので別の景色かペンキ絵に良くある北陸から強引に富士が見える構図なのか?仕切りにはタイル画でよくある湖畔のお城。女湯側で桶を片付ける音がしてきたのでレバー操作の立ちシャワーを浴びて上がる、カランのシャワーは仕切り側なら通常のレバー式で水量も多いですね。
脱衣場に戻るとご主人はおらず常連さんが5名ばかり雑談をしている、それを聞きつつ服を着ていると女湯を片付け終えてバックヤードから男湯にご主人が戻って来て男湯を片付けだして、それを見た常連さん達は挨拶をして一斉に帰ってしまったよ。その後私が服を着るのを番台から見ていたので帰り際に挨拶をすると急かして申し訳ないとやたら恐縮されたから、無人の浴室を撮影させて貰いどうして1時間の営業時間なのか聞いてみました。
つまり、日中は健遊館と言うデイケア施設になっているのでケア終了後の1時間だけ公衆浴場として営業しているそう。ですから浴場の稼働時間はそれなりに長いのと、ケア施設だからバリアフリーのトイレにしたりサッシを新調したのも納得。ご主人曰く陸の孤島みたいな場所で周辺の風呂屋が皆廃業したので常連相手に自分が営業するしかないと思っているとか。一番大きいのは奥様が亡くなって独りで切り盛りしているから、17時半に閉めても片付けが終わるのは20時過ぎるからしんどいそうでそう言われると開けてくれるだけでもう感謝の言葉しか無いですよ。
私が出るとすぐ戸の鍵をかけて片付けに専念されていた。綾瀬川を渡って帰るかと路地を進むと魚米商店と言う繁盛している魚屋があった、生の魚だけではなく天ぷらも売っていて美味しそうでしたが我が家は遠いので断念。
草津湯
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-271
https://katsushika1010.com/sento/%E8%8D%89%E6%B4%A5%E6%B9%AF/
http://www5e.biglobe.ne.jp/~wadyfarm/katsushika1a.html
http://furoyanoentotsu.com/kusatsuyu_kosuge20120204.html
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