大盛湯 (品川区二葉) [東京都品川区の銭湯]
土曜日、冬至ですので柚子湯に入りに行くか。と思ったら仕事がヤバい、クラウド系のシステムへの移行作業をしていますが肝心のクラウドサーバーがヨレヨレ過ぎて入力した内容が全然反映されない。仕方ないので午後から出勤して18時まで格闘する、18時過ぎて不在配達の書類を郵便局本局へ取りに行くと時間外だし散々です。ガソリンスタンドへ行ってポイントが1300ほどあるのでそれで原付に給油したら満タンに出来ずレギュラー170円って何よ!?となるし。
本日は中延の松の湯に行こうかなと思っていたのですが18時過ぎてサウナ銭湯に行くのも時間がバタバタして面倒なのでしばらく行っていない二葉の大盛湯にしよう。三間通りを大井町方向へ、この界隈は二葉二丁目共盛会ですがこの通りは旗の台から大井町まで商店会が連続していて全部すずらん灯が別なので昔写真を全て撮った事があります。ニコン本社を過ぎた辺りで右折すると目的地。相変わらず白くライトアップされた大きな唐破風がお出迎え。正面左右は自販機が並ぶので駐輪スペースにし辛いですね。左手の道を裏方向へ、大盛湯と言えば浴室奥がペンキ絵ではなくガラス越しに植物園みたいな庭を楽しむ造りなのですが躯体を横から見てもどうもその構造が分からない。
裏は砂利敷きの路地で古いアパートが並ぶ、良い感じに暗いので煙突がよく見えます。正面に戻る、前は番台式でして以前は番台裏手に猫が鎮座してこちらを見下ろしていた事もありましたが現在はフロント式。立体的な格子模様の玄関タタキの左右に下足ロッカーが残っていますが出入口は左寄りなので左が人気。引き戸を抜けて入場すると正面にフロントがあるので回数券を渡して左手の男湯へ。
見事な折上げ格天井はニス塗ってピカピカ、格子部分は正方形が連続するのではなく長方形もランダムに。暖房が効いて暖かい脱衣場は島ロッカー2つと外壁側のロッカーがあるので外壁寄りロッカーを使う。公道側の前庭へは木枠で把手がえらい低い位置にあるガラス引き戸を開けて濡れ縁に出る事が出来ます、広いですが山水でもない平らな地面が中央にあるのが珍しい。トイレは脱衣場との境にある扉の奥にあり水色の洋式便器ね。
浴室へ、島カラン1列でカランは6-6-6-6ですが外壁側カランにはシャワーがありませんね、仕切り側脱衣場寄りに立ちシャワー2。ケロリン桶と腰掛を持って島カランに陣取る、カランは日の丸扇のボタン式ね。全身をざっと流して浴槽へ、浴槽は白湯だけで外壁側が広い浅槽で仕切側が深槽、年末の寒さで体の末端が冷えているのもありますがそもそもお湯が熱いので足を突っ込んだ状態でしばし固まる。浅槽はそれでも若干ぬる湯で4点式ジェットが数か所あります。
典型的な東京式銭湯の様で奥側はペンキ絵ではなくガラス越しに庭園が見えるのがお値打ち、しかし入浴中は当然裸眼ですから近眼の私にはわかっていないのですけれども。本日は冬至ですので柚子湯、定番の大量の柚子を半分に切って洗濯ネットに入れた物が何袋か浮いています。仕切り側の深槽に移動したら更にお湯が熱いのですがそのせいか柚子の香りが強い、ちょうど壁や天井のペンキを塗り替えたばかりらしく臭いが充満していたところに爽やかな柑橘の香り。屋外は薪を燃やす匂いがしていたし色々と香りで魅せる施設だ。
上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きは無し。18時50分前から30分強滞在して相客は常時5名前後で基本的に近隣の高齢者ですね。再度浅槽に入りますが改めて熱い、しばらく浸かっていると真っ赤に茹って汗が止まらない。つい10年ほど前まで何処の風呂屋に行っても熱かったのが最近はぬる湯の施設ばかりになってしまい久々の感覚です。立ちシャワーを浴びて上がる。
久々脱衣場で汗が止まらない、過去これで無理やり服を着て原付に乗って帰ったら湯冷めして風邪を引いたこともあったので前庭に出て汗を飛ばしたりもする。でも熱い湯に入って暖房の効いた脱衣場でくつろぐと言う、一昔前なら当たり前だった習慣が昨今はあまり無いなと感じてしみじみしました。帰りは光学通りに出て新しいニコン本社前を通過、ここも博物館が出来たので行かねば。
大盛湯
https://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-431
http://shinagawa1010.jp/list/oomoriyu/
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