土曜日、どうにも突然寒くなり過ぎじゃないですかね？朝８時過ぎにベランダの掃除をしていたらガラスに蚊が止まっていましたが、羽化した時にはまだ暑かったんじゃないだろうか。寒過ぎて遠方に遠征する気力が無いのと、ラゾーナ川崎内ビックカメラで買取依頼をした物の代金受領に行かねばならないので蒲田へ行こう。今、京急と大田区に川崎市の合同スタンプラリーをやっていますがそれと無関係な南口の東急線ホーム沿いにあるホテル末広へ。
駅前のビジネスホテルですが駐車場があります、原付で自動車用のスペースを潰しちゃ申し訳無いのでＡＴＭ裏手に隠すように停めたり。黒湯推しがエスカレートして隣のパチンコ店壁面に「ＢｌａｃｋＳｐａ」と書かれたテント広告やら入り口の温泉マークにピースサインをした黒クマのイラストが追加されている、末広湯と言えばな入り口右手の外猫スペースで猫を見るのが楽しみなんですが寒さに丸まって寝ている猫が２匹だけ。
自動ドアを抜けて入場、右手はロビーで正面のフロントで入浴のみと言うと９０分１，１００円になりますと言う事でバスタオルとハンドタオルにロッカーキーを貸してくれる。カウンター脇の歯ブラシを良かったら持って行ってくださいと言われましたが宿泊客じゃないので使わない。左手の男湯へ、入ってすぐの棚に靴を脱いでとても狭い脱衣場へ。ロッカーは９つだけで丁度１６時過ぎて宿泊客が一風呂浴びて夜の蒲田に繰り出そうか？と言うタイミングだからか全部埋まっている。ロッカーキーはぐるりと１回転させてもロックされない場合もあって往生、トイレは脱衣場に狭いのがありますがちゃんとシャワートイレ付の洋式です。
浴室へは手動の引き戸で、中央に浴槽が１つありその左手にカランが４つと脱衣場正面に２つ、奥のドライサウナ入り口前に立ちシャワー１つ。入り口右手のガラスで仕切られた別室はミストサウナ風ですが休憩室か、カランが埋まりそうに混んでいるのでシャワーだけ浴びて誰もいないドライサウナへ、カランはＴＯＴＯのスーパー銭湯タイプと言うよりも家庭用かな。
ドライサウナは２段式で定員は７名ほど、室温８５度でテレビも有線放送も無し。座っていると猛烈に眠いので２往復で止め、水風呂は無いので立ちシャワーで冷水を浴びますがどうもサウナと往復するのは水風呂よりもシャワーの方が疲れがどっと出る気がするよ。計算通りにサウナに入っている間に相客が引けたのでお楽しみの浴槽へ、濃厚黒湯の入浴施設はここ蒲田界隈や横浜の生麦界隈にかつては何軒もあったのですがほとんど廃業してしまったのでこちら今となっては貴重な黒湯です。
水面から指を沈めると第一関節が見えない、透明度２センチほどの真っ黒いお湯は独特の出汁みたいな匂いがします。奥側の丸い筒が９つ並んだ場所が湯口なのですが、隣の壁面に首だけある陶器製のシーサー？の口からも若干流れ込んでくる。奥の湯口の更に奥はガラス張りになっていてその向こうは箱庭？一応青天井なのだろうか？
上がって体を洗う、ビジネスホテルだけにボディソープ・リンスインシャンプーにシェービングフォームの備えあり。しかし私は固形石鹸を利用、体を洗い終えたら宿泊客が全員引けてしまったので黒湯の浴槽を独り占めです。実に贅沢だ、この位の濃厚黒湯ですと持参した黒い手拭いなら色移りしてしまうのですが今日は借りたタオルがあるのでシャワーを浴びずに黒湯成分を肌に残したまま上がってしまう。サウナが２往復だけだったので４０分程度の滞在でしたが堪能しました、外に出ると猫が入場した時と全く同じポーズで丸まっていました。ビックカメラに行くと修理やフィルム貼り付けと同じ受付で土曜夕方だけに待ち時間１３５分！？しかし３０分程で用が済んで助かりです。
蒲田黒湯温泉ホテル末広
http://www.suehiro.co.jp/