六龍鉱泉に行った際に同じ台東区内の一葉祭のポスターが貼ってあり、11月23日から25日の3日間は入場無料とな。23日は一葉の命日なのでわかりますが、25日は日曜日にして三の酉と言う事で通常は16時半に閉まる一葉記念館が19時まで開放されているとは。三の酉と言えば「たけくらべ」ラストに美登利が髪を嶋田に結って花魁の様なスタイルで登場する場面なので思い馳せたり、たけくらべは3回は読み返したのですが先日鏑木清方の「こしかたの記」を読んでいたらその画家ならではの感性を感じさせる読み込具合に全く敵わないと凹まされています。

こしかたの記 (中公文庫 M 40)

  • 作者: 鏑木 清方
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1977/01/10
  • メディア: 文庫

 一葉の文体で場面が目に浮かぶ画家の感性には遠く及びませんが好きなのは好きなので良いじゃないの、一葉記念館は昨年の夏に行ったら時間が全然足りなかったのでリベンジを誓っていたから19時だなんて願ったり叶ったりですよ。その割に26日締め切りの原稿が有ったので15時前まで自宅でワープロ打ち、終了後に慌てて飛んでいく。三の酉だけに国際通りより鳳神社方向へ進めず迂回して記念館へ、周辺には一葉煎餅に一葉堂、昔は隣の番地に一葉泉なんて言う風呂屋も有りましたがこちらは残念ながら廃業してしまった。