先日王子駅前を通過したら駅前に国立印刷局の工場があり、こんな駅前にあるのか?と感心していたら博物館が併設してあったので行ってみた次第。すぐ近くの飛鳥山にも博物館が3つ有るので何とも文京エリアです、例によってアシは原付なのですが、JRの駅前に乗り捨てるのは流石に日曜日と言えど危険過ぎるのでどうしたもんか?と周りを見ると、同じく駅前にこんな物有るのか!?なゴルフ練習場前にコイン駐輪場が有ったので原付を停める。

 博物館入り口は明治通り沿いで自動ドアを抜けるといきなり展示室、しかも入場者はもれなく簡単なアンケートに記入しなければならない。印刷局の再雇用者だろうか?年配のスタッフが3人ほど詰めており、原版以外は撮影OKだそう。そう言う機密文書を展示しているから無人と言うワケにもいかないのか、展示のコンセプトはもう完全に「偽造とのたたかい」でして印刷技術と製紙技術に分けて偽造されない紙幣の作成方法を解説してある。

 とは言っても紙幣に限らずその時代の最先端偽造防止技術を駆使した文字通りの有価証券が展示してあり何故か満州鉄道の株券も、同じ物を祖父が戦争中に買って戦後紙くずになったのを保管してあったのですがもう叔母が捨てたかな?紙幣用の紙も海外では古繊維が原材料なのに対して日本は和紙の伝統的な材料であるこうぞ・みつまたなんですと。