勤労感謝の日、日中は上野周辺をウロウロ。重い器材を担いだ写真旅行の割に成果の無い1日でぐったり、せめて風呂で元気を出そうかと上野動物園脇の六龍鉱泉へ。もっと奮発して並びの鷗外温泉で日帰り温泉も良かったのですが熱い黒湯に入りたかった、動物園沿いなのですが路地の奥なので電柱の巻広告が目印ね。入り口前に自転車がずらりと並んでいるのでその列に原付を加える、何せ自動車が入って来ない路地なので安心ね。裏手から見ると煙突はパイプカット済みながらも内部にステンレス製の煙突が通っているので現役は現役。

 入り口右手に書かれた口上を読みつつのれんを潜り左手の下足入れに雪駄を仕舞い引き戸を開けると中央にフロント、ご主人に回数券を渡してのれんを潜り入場。高天井は格天井じゃないのですがルーフファンが良いね、壁面にしろ窓の外側にしろバッテンする形で筋交いが入っているので耐震補強をしたのだろうか?そのせいか全般的にキレイ、古い木造銭湯をそのまま修繕するんじゃなくてちょっとオシャレにする用賀の藤の湯辺りから来る手法だね。外壁側のロッカーに荷物を入れる、前庭の池には錦鯉が。トイレは脱衣場との境部分にある扉の向こうで出ると右手にどぶが見える、左手の典雅な木戸を開けると真っ白に磨かれた和式便器が玉石を埋め込んだ床に鎮座している、タイル目地も真っ白なので修繕の際に何か塗り込んだのだろうか?