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萬歳湯 (横浜市西区中央) [神奈川県横浜市の銭湯]

 日曜日に神奈川近代文学館に行って退館したら16時半でしたよ、もう港の見える丘公園展望台から見るベイブリッジが薄暮に染まっている。帰りに風呂へ寄ってさっさと帰宅したい、横浜駅方向へ戻り国道1号線を保土ヶ谷方向へ。戸部駅を過ぎて西区役所方面へ左折するとコンクリート煙突が見えてそちらが目的地、宮造りではない切妻屋根の木造銭湯でして左右共隙間なく住宅が並んでいるね。
煙突が目印
 裏手に廻ると薪が積みあがっているでも無いのですが煙突から煙が昇っていくので燃料は屋内保管か?裏手は住宅の解体ガラが点在していて雑然とした風。表に戻り掲示板前に原付を停めて千鳥破風のある玄関へ、市松模様の床タイル奥に自動のアルコール噴霧機があるので手指の消毒、マスク着用を促す貼り紙もあるし。玄関に侵入するとセンサーが反応してチャイムが鳴る中引き戸を開けて入場すると右手の男湯脱衣場手前部分はご主人の居間みたいになっていて何だかな、ソファに腰掛けてテレビを見ているので入浴料490の支払はソファで。

 女性客が来たらどうするのか?と言うのはまた違う音色のチャイムがなるのでそうすると番台に向かうと言う塩梅。脱衣場の道路側半分は物が溢れているので奥側外壁寄りロッカーへ荷物を入れますが常連さんは脱衣籠の人も多い、入り口のアルコール噴霧器の他ロボット掃除機や空気清浄機といったハイテク機器も充実している。トイレは何処かご主人に聞いたら前庭に出ろと言うのでモノの隙間を縫うように進んで引き戸を開けて濡れ縁へ。前庭も物置と化しているね、離れに段のある和式便器で床タイルはこれも市松模様。

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神奈川近代文学館 (横浜市中区山手町) [郷土博物館]

 ある日曜日、どこかの掲示板で「樋口一葉展」の告知を見てこれは行かないとね。会場は神奈川近代文学館でして港の見える丘公園内だそうなのでついでに園内観光もしよう。原付で元町中華街駅まで行くと公園内に屋内式駐輪場が有るのでそちらへ停める。恐らくちゃんと観光をするのは初めてなのでボウリング発祥の地から珍しい廃墟型施設のフランス領事館跡を見学しつつ展望台へ。ローズガーデンで写真を撮ってからイギリス館へ移動、噴水のロータリーにバスが入ってUターンするのを見て仰天してから目的地の文学館へ。
イギリス館
 丘陵地にあるので2階が1階風、入館料800円はJAF割使えず。エントランスホールでは早速たけくらべの朗読動画を流しており、丁度信如の下駄の鼻緒が切れて美登利がやきもきする場面を読んでいたのでスツールに腰かけて聞く。展示は1階をまるごと使って、一葉の両親の話から一葉の没後の話までをブースに分けて展示してあります。最初に遺品などが展示してあり愛用の机や継ぎ接ぎの着物も、双方台東区竜泉の記念館でレプリカは見ましたが着物も本物?羽織を着ていればボロがバレない苦心作が良くわかると言う。それでも萩の舎での集合写真では当時の女性は手を隠す風習が有ったのに袖が短くて出来ない悔しい一枚が残っています。
神奈川近代文学館
 生い立ちから順にやるので内幸町の生家はかなり現JR線寄りだったのだなとか父親が生きていた間は案外裕福だったのだなと。父と兄が共に事業を失敗して亡くなってから家運が傾きだしたところで家長になっていたのか。学校代わりだった萩の舎でも富裕層子女とは別のグループを作っていたとかで、明治期に亡くならず大正昭和と活躍し続けたら水平社運動に入れ込むかあるいはニヒリズムの人になっていたかもしれない。一葉がド近眼だったと言うのは今回の展示で初めて知りました、超文学少女なのでさもありなん。メガネは頑なに拒んでいたそうですが金銭的理由じゃないかな。

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タグ:元町中華街
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