政之湯 （川崎市川崎区南町）

　土曜日、今週も朝から１日雨で良かったのはプールに行ったら先客が２名しかいなかった事くらい。バイクを使いたくないので風呂はまた鉄道利用で行くしかない、前回雨の日は蒲田のサウナに行ったので今日は川崎のサウナに行こうか？駅や駅前の看板が目立つ川崎ビッグが３時間１１００円と知りそれなら行っても良いか。しかし川崎に着くとアゼリア正面で広島フェアをやっているではないか、月曜日の会議用にお菓子を買い求めたりしていると１７時になってしまい今から３時間はないな。

　ビッグの一本奥の道に２０１０年に行ったきりの政之湯があるのでそちらへ行こうか？小さめサウナだから昨今のサウナー殺到だと困るだろうけど。地上に出て駅前大通りを進む、その名も政之湯通りで左折すると川崎ビッグの裏手で手前にソープランドがありビジネスホテルの対面に目的地。奥にストリップ小屋もあったよなと歩いて行ってみると健在でした。一本裏の通りに入ると真裏にもハワイアンな？風俗店、ビル裏手には四角い煙突とその脇にステンレス製煙突があるので現在はガスかな。ちなみに裏通り側に政之湯通りの表記がある割に表通りのすずらん灯は撤去されていて残念。

　改めて正面へ、タタキ前でスヌーピーの大きな人形がお出迎えしています。右手に鍵のかかる傘立てを皆さん施錠していて、傘すらも油断のならない地域なのね。私は折り畳み傘でしたので下足ロッカーに雪駄と一緒に入れる。広いフロントの奥に受付あり、前回は２階がサウナ専門店だった筈でしたがもう営業はしていないか。サウナも入りますと言うと下足の鍵と交換に雲形サウナキーとバスタオルに樹脂製マットを貸してくれる。受付の対面にテレビを囲むようにソファがあり先客で盛況、公道側に使いかけのシェービングフォームやシャンプー類が置いてあり浴客は誰でも使って良いそう。

　右手の男湯へ、古いビル銭湯なので天井の高い脱衣場。フロントで借りたロッカーは最上段なのは良かったですが最下段が一番広いのよね、相手の身長見て貸しているのだろうけど。外壁側には脱衣場に増設したサウナ室とその壁面沿いに洗濯機が何台か。トイレは外壁側公道寄りで古い洋式便器にシャワートイレ付けてあり掃除は良いです。浴室へ、島カラン１列でカランは仕切り側から４－６－６－５と仕切り側手前に立ちシャワー２。立ちシャワーの脱衣場寄りはハンドシャワーで奥は朝顔タイプ。

　朝顔立ちシャワーを浴びてサウナ室へ、上下２段式でゆったり６名サイズ。脱衣場側窓に５分の砂時計が１つと窓の外にある洗濯機の上に置かれた時計が１２分計代わりなのですが真っ暗なので双方見えません。上段に陣取り樹脂マットを敷いて１０分ほど頑張る、室温は９０度位でサウナブームだけに若い人もいますが数名なので混むと言うほどでもない。水風呂はサウナ室前にあり１名サイズ、排水の仕組みが特に無いのでザブンと入れば外壁側カランで体を洗っているモンモン入り男性の足元に冷水が流れそうと思ったけどそちらには流れないようになっている。

　水温２０度ほどで壁面には使われなくなったライオン頭部の形をした吐水口。大体５～１０分粘って３往復する。サウナのあとは奥の浴槽へ、仕切り側に黒湯の１名用寝風呂とでんき風呂があり通路を挟んで座風呂とミクロ気泡の白湯な浅槽。先ずは黒湯へ、こちらも使われなくなったライオンの吐水口があり口周りは黒湯成分がしみ込んで真っ黒に。手前側は普通の深槽で奥側に通常より小型の電極板が有るから仕切りに体を寄せないとビリビリ来ない。押す・揉む・叩くとパルスが変化するタイプなので一式堪能すると流石に汗が出ますので上がってケロリン桶と腰掛を持って島カランに陣取る。

　カランは日の丸扇刻印のボタン式でシャンプー類の備え置きは１セットのみあり、ロビーにあったセットを誰かが持ってきただけかもしれない。体を洗ったら黒湯の寝風呂に入ってみてから白湯の浴槽へ、相客は常時数名で白湯の浴槽が人気です。壁画はモザイクタイル画で男湯側に富士と松、川か湖に高瀬舟が一艘かな。温まったら脱衣場寄りのハンドシャワーを浴びて上がる、足元が腰掛とケロリン桶の集積所なのが何とも。１７時から１８時までの１時間滞在。

　帰りの南町と言うか正之湯通りは客引きがいるでもなく閑散としているので川崎ビッグのある旧東海道側に廻りこんで駅に戻る。アゼリアの広島フェアはまだやっていたのでこれならお菓子は帰りに買えば良かった。「川通り餅」と言うのは個別包装ではなく簡易包装だから向きを間違えるときな粉がこぼれると言われてドキドキしながら持ち帰りましたよ。


政之湯
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