橘湯 （川崎市中原区苅宿）

　土曜日、元気に諸事をこなしているつもりが色々とヨレヨレな有様になって来たので我ながら連日の仕事でお疲れなのだな。日曜出勤に加えて本日も職場に出て１時間弱簡単なメール対応などをしてから風呂に行こうか。ガス橋を渡りそのままガス橋通りで平間駅を過ぎて横須賀線の跨線橋を超えてすぐに右折、左折して苅宿小学校対面のまいばすけっと角を曲がると目的地の橘湯があり６年ぶりの訪問です。

　１８時前と遅めの到着だけに正面の駐輪場も空きが目立ちます。６階建てのビル銭湯で上階は賃貸物件、裏手に廻るべく小学校対面にある豆腐屋の角を入ると地面から生えたステンレス製の煙突が珍しい。その左手にある窓の配列を見て内部の浴室のレイアウトや上階に露天風呂もあったなあとか色々思い出す。正面に戻り下足入れに雪駄を仕舞う、ロビーとの仕切りは全面ガラスなのでよく見えますね、自動ドアを抜けて入場。

　フロントは若い女性で５００円を払いつつサウナもと告げるとサウナは無料ですと。左手の男湯へ、入って正面の島ロッカーに荷物を入れる。パウダールームのドライヤーは無料で使える上に菊正宗の化粧水に綿棒などのアメニティも充実。浴室出入口脇に小型のテレビがありその上にサウナ室用のテレビもありますがそちらは使っていない模様。トイレはフロント側個室に洋式便器で立ちション禁止の貼り紙が、座りションして立つと５秒後に水が自動で流れて２５秒後に蓋もしまります。

　浴室へ、島カラン１列でカランは仕切り側から６－６－５とサウナ壁面に４と入口脇に立ちシャワー２。立ちシャワーを浴びて外壁側のサウナへ、ドライサウナでして２段式。サウナ室中央にビル躯体の大きな柱があるので柱の周囲に座るような感じになりますが定員は１０名くらい、壁面のテレビ跡上に１２分計あり。テレビのサービスを止めたからか恐らく照明代わりでもあったテレビが消えた分サウナ室内が真っ暗過ぎて１２分計が見えないのが欠点と言えば欠点かな？テレビが点いていればもう少し明るいのにと思いつつ一番奥のサウナストーブ前の上段に陣取る。

　見えないなりに１０分粘って出る、水風呂は外壁側に並ぶ浴槽群の一番手前にあり桶で汗を流して入る。浅いながらも２～３名サイズで冷やしてから再度サウナへ、しかし今度は１０分粘るモチベーションが無く８分で出て水風呂へ。水風呂とサウナ壁面カランの間にデッキチェアが２つ並んでサウナー向けととのいスペースに移動、そのお陰で４つあるカランの奥３つが使用禁止です。デッキチェアは奥の黒湯前と２階の外気浴室にもあり趣旨からすると２階が良さそう、しかし無料と言う超穴場な割に若いサウナーはほぼおらず近隣住民ばかりでした。　

　サウナ２往復して外気浴室に上がる階段下のラジウム鉱泉な黒湯へ、お湯は熱めで階段下に潜る部分はでんき風呂になっています。左右に広いので両端に電極じゃ出力が足りないだろうと思いきやかなり強めでしばし堪能してから這い出す、黒湯浴槽の仕切り側に木材の板が置いてあるのはガタガタ動きますね。外壁側にある白湯の浴槽へ移動、奥からボディジェット・座風呂と壺ジェットにその体面に寝風呂があると言う。寝風呂は右手からジェット水流が来て寛げないんじゃ？と思ったらそうでもなかった。

　上がって体を洗う、カランは場所取りされているのが多かったので仕切り側へ。カランは日の丸扇の円筒タイプ、スーパー銭湯タイプの桶と腰掛は各カランに備え置きしているから移動させるなとのお達し。シャンプー類の備え置きは無しで脱衣場アメニティの充実からするとやや意外、円筒形カランのボタンが結構重たいのでお湯を出すのも一苦労。

　体を洗ったら階段を上がり２階の露天風呂と言うか外気浴室へ、手前にデッキチェア２脚と奥に浴槽。浴槽の右手はうたせ湯用なのか囲いがありますがそんな設備は無い風、お湯が色付きなのは黒湯ではなくくすり湯らしい。外気浴なのでととのいたい人はここのガラガラなデッキチェア使えば良いのでは？とか思いつつしっかりくすり湯に浸かってから内湯に移動して壺ジェットでブクブクしてから立ちシャワーを浴びて上がる。

　１８時前から１時間ほど滞在、以前よりもサウナが盛況ですが遠征してきたサウナーと言うよりもブームに乗っかった近隣住民かな？常時相客は１０名前後で２フロアある広い施設だけに混雑している感は全然無いです。脱衣場で服を着ていても来客はまだまだ来るしロビーでたむろする集団もいて人気の施設なんだなと。帰りは往路同様に貨物線を越え平間駅前を抜けてガス橋を渡り都内に戻りました。


橘湯
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