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親松の湯 (横浜市神奈川区六角橋) [神奈川県横浜市の銭湯]

 日曜日、バイクを車検に出しに行き帰りは代車。その代車で風呂に行ってしまおう。新横浜から横浜上麻生道路で六角橋へ向かうと右手に赤い照明が灯る油井型の煙突が見えて来てそちらが目的地。六角橋交差点で右折して分岐を右に進むと風呂屋があり、商店街沿いに来客用駐車場の入り口があります。バス通り側にも駐車場がありとても広い地所です、廃業して集合住宅を建てませんか?とか業者が殺到しているかもと勝手に推測。入り口前行灯上のネオンサインは丁度10年前に来た時は点灯していましたが今回は真っ暗。
入口のネオン
 入り口は路地側にあり路地が駐輪スペースとなっているのでブロック塀前に代車を停める。正面向かって左手にコインランドリーがあり右手はロビー部分の窓、松が一本生えているのが親松の湯と言う名の由来かね?切妻屋根の銭湯躯体部分はトタン屋根ですが増築されたフロント部分はオレンジ色の瓦屋根ね。入って右手の下足入れに靴を仕舞い正面のフロントへ、サウナは100円なので入浴料と合わせて590円支払うと下足の札と交換にサウナキーとバスタオルを貸してくれる、神奈川県も来月から入浴料金を東京と同額の500円にするそうです。女湯側サウナは老巧化の為営業終了とかでやはりマンション建替えが近いのかもしれない。

 左手の男湯へ、折り上げ天井の立派な脱衣場ですが入って先ず目に飛び込んでくるのは左手道路側壁面に飾られた額入りの大きなサケの剥製。ロビーもそうでしたが絵画類が多数飾ってありフロント側の壁面には男湯側にどこかの山を描いた大型の油絵が、女湯側には大きな観音菩薩の日本画が並んで飾ってあります。フロントと脱衣場側に飛び出したサウナ室で歪な形になっていますが狭くならないのは大型木造銭湯ならでは、外壁側の窓からは庭が見えるし。トイレは路地側にあり大昔の公団タイプな洋式便器、現行品の2/3位の高さしかないと思う。


松の木がアクセント
 浴室へ、島カラン2列でカランは元々仕切り側から4-6-6-6-6-5あったのですがかなり間引かれている。仕切り側手前に立ちシャワー2と外壁側にサウナ出入口と水風呂が追加されたのに加えて、仕切り部分と浴室の中央部分に四角い金属製の柱を追加して躯体を支えているので干渉しそうなカランは撤去されています。柱を追加した浴室は何か所か見ましたが大体はカランの島部分から生えているので、こちらの様に浴室の床に柱が立っているのは珍しい。
大きな木造銭湯
 外壁側のカランは鏡もシャワーも無い竣工時はともかく現代では使い辛い仕様だからか物置スペースになっているのでお風呂セットを放置して立ちシャワーを浴びてサウナへ。上下2段式で詰めれば4名ずつ8名かな?扉上の温度計では100度位、出入り口側壁面に5分の砂時計が1つありBGMは和洋楽のロック系と言いつつ近藤真彦も流れたか。前に来た時は矢沢永吉の「時間よ止まれ」が流れていてそれがサウナの熱さと変に合って面白かった。常時相客2~3名の状態でしたが何とか砂時計5分位で3往復。

 毎度5分入っては立ちシャワーで汗を流してサウナ室隣の水風呂へ、ほぼ1名サイズで水温22度とずっと入り続ける事が出来る温度。蛇口が全開になっていましたが30度近い水道水が出てくるので私が入ると止める流れに、浴槽の底にある穴から冷水はドンドン入ってきていたのでカランのぬるい水を入れる意味無いのにね。2往復目は10分いけるかな?と思いましたが結局5分をもう2セットで済ます。

 浴槽は外壁側から壁面に溶岩ではない石を盛った4点ジェットが1つだけある深槽と中央が寝風呂のバイブラと仕切り側がサッシで囲ったカプセル風呂で内部は薬湯のミクロバイブラ。カプセル風呂は外の看板にラドンとある通りに元は人工ラドン泉だったんじゃないかな?今ではサッシの扉が開きっぱなしで恐らく北投石でも入っていた壁面の湯口も所在なさげ。現状はただの薬湯なのでしばらくノビてから中央部の寝風呂へ移動、こちらは白湯で少しバイブラが強い。

 上がって腰掛とケロリン桶を持って島カランに陣取る、カランは日の丸扇刻印のボタン式ね。カランの島は古い厚みのないタイプなので鏡の下にある隙間から反対側で使っている人のシャワー飛沫が結構飛んできますね。体を洗ったら外壁側の岩風呂?に移動、4点ジェットが1つだけある不思議な浴槽。浴室の外側にも岩を積んだ奥行きがそれほどない庭が伸びています。壁画は模様の入ったタイル位で天井などの壁面はサイディング張りです。しばらくジェットを受けてから立ちシャワーを浴びて上がる。

 17時半過ぎから70分ほど滞在して相客は常時10名前後、サウナ人気なのは東横沿線だから若い人が多いのかな。帰りにフロント前ペール缶に使用済みバスタオルを入れてサウナキーを下足の鍵と交換して貰って外に出る。8月半ばを過ぎると18時半を過ぎると暗くなるのですがやはり入り口前のネオンは点灯していない。現状のままお金をかけない感からやはり近日中に大規模集合住宅の敷地になってしまうのか?六角橋ですのですぐ国道1号線に出る事が出来て、30分ほどで帰宅出来ました。
光る煙突

親松の湯
https://k-o-i.jp/koten/shinmatsunoyu/


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