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富久の湯 (台東区千束) [東京都台東区の銭湯]

 土曜日、諸事片付けてから風呂屋へ行こう。日の入りが早い11月なので早く行かねばと言うか近場にしないと、と思いつつ昭和通りを北上しておよそ近いとも言えない台東区入谷の白水湯を目指したら現在休業中だった。どうしようか?とGoogleさんで位置情報を晒しつつ検索したら鳳神社の目の前にある富久の湯は営業中ですと、そんな場所に風呂屋が有ったかな?と行ってみたら果たして本当にあった。都内の銭湯は全て廻ったと思い込んでいましたがこちら全く記憶が無いので初めてかもしれない。

 目の前にある鳳神社には今年の酉の市はやると書いてあるのでまた写真を撮りに来ようかな?事前予約は必要なのだろうか?立派なビル銭湯でして外から見るに浴室部分は実に3階部分を湯気抜きの高天井にしている、木造銭湯そのままのレイアウトでこう言う風呂屋は好きです。正面のはす向かいにも作業所をカフェに改造した店がありこの界隈にオシャレの波が押し寄せているのか。正面左手道路の鉢植えが並ぶ路肩に原付を停める、裏の建屋と繋がっていてそちらに釜場がある風ですが煙突はもうないと言う。
浴室部分
 改めて正面へ、歩道には縁台が置かれているね。正面左手男湯側には前庭がありますが右手女湯側には脱衣場部分上階の賃貸マンション入り口ですね。正面を入ると下足入れは左側だけで右手には北斎の娘作「吉原格子先之図」が飾ってあるね。下足入れに雪駄を仕舞い自動ドアを抜けるとフロント改造された脱衣場部分、2021年現在浴場組合の分類では番台銭湯となっているので改造して日が浅いのか?右手フロントの若いご主人に回数券を渡す、フロントにはビールサーバーもあり前庭を見ながらマントルピースの前でソファに腰かけてくつろげるようになっているのね。


吉原格子先之図
 左手の男湯へ、本当にパーティションでフロントスペースを作っただけなんだな。外壁沿いロッカーは年季が入っており高天井は実に初期のビル銭湯らしい、暖房が入っていて今日はそんなに寒いのかな。戦国武将を描いたイラストが何点か展示してあり高い位置に浅草観音祭りの花魁道中写真も展示してある、女湯側には花魁道中で使う大きな傘も展示してあるのが見えます。トイレは外壁側道路寄りで節水タイプの洋式便器ね、床は白い今風のフローリングになっている。
入り口
 浴室へ、大きな浴室に島カラン1列でカランは仕切り側から8-5-5-7で立ちシャワーは無しですがカランのシャワーがハンドシャワーになっている場所が所々にあり人気。ケロリン桶と積み重ねず井桁に組んだ腰掛を持って仕切り側カランに陣取る、カランは和栗のボタン式ね。全身を流してから浴槽へ、仕切り側から熱湯・座風呂・2点ジェットのぬる湯とあるので先ずは熱湯へ。この深い浴槽は古い銭湯ならではでして深い方が腰が楽で気持ち良い。しかし体が冷えていたから熱く感じただけで慣れれば40度そこそこか。

 壁面は側面の壁まで回り込むタイル画で松山の向こうに海と言う様ですが、浴槽のすぐ上の部分に貼り紙が多い事。広告と言うよりもお知らせで他所の風呂屋の宣伝までしている。仕切り側にもタイル画があります、建物は西洋風ですが海岸風景は日本風だと言う。あまり温まらないので上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きはあり。ジェットなら背中にお湯を叩き込んで温まるかなと思いましたがそうでもなかった。軟水だそうですが全身ヌルヌルになる強烈さまではない。また、バドガシュタイン鉱石の人口ラドン泉だそうですがよくある壁面に鉱石でろ過するギミックみたいなのも無いので普通の銭湯の様に思ってしまう。

 17時過ぎから40分ほど滞在して相客は恐らく番台時代から通っている近隣の常連老人が多いけれども30前後の若いお客も多い、はす向かいにカフェも出来ていたのでこの界隈もオシャレ度が上がっているんだろうか?今年の二の酉は日曜日なのでその時にはまたこの界隈に来るかな。帰りはすぐ昭和通りなので原付を飛ばして帰りたい、と思いきや18時前後なのでまだ白バイが走っていて大人しく帰るよ。緊急事態宣言が明けて通行量も妙に増えてしかもレンタカーだらけなので危なくて仕方ない。
正面

富久の湯
https://fukunoyu1010.com/
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-91


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