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渋沢栄一記念館 (埼玉県深谷市下手計) [郷土博物館]

 文化の日と言うか明治節、深谷に行って渋沢栄一関連を色々見てこようと思い立ちバイクで出発。しかし何を思ったか11月になったと言うのに夏物のメッシュジャケットを着て出かけてしまい高速が凄く寒い。花園ICで出るとETCの料金表示で休日割が本日より再開したのを知り嬉しい。花園からは毎度秩父方面に向かうので深谷方面に向かうのは初めてです。140号線をしばらく進んでから県道69号で左折して深谷駅方向に進む、左手にレンガ風駅舎が見えてきますが跨線の建物が歴史的建造物でもないだろうに。

 先ずは駅前でランチしようと思いましたが違法駐車に警告するパトカーが駅前ロータリーを巡回している真後ろを追走している位なので流石に無理かなと。駅舎の写真を撮って駅前に早速ある渋沢栄一像を見て早々に立ち去る、大河ドラマで盛り上がっていると言うよりも新一万円札で盛り上がっている風な地元。69号に戻り北上すると深谷城址公園に入るのですよ、深谷上杉氏が古河公方に対抗して作った城だそうですが城郭の石組みも近年造られた物だね。その城内にある公民館が現在は大河ドラマ館になっている、駅起点で渋沢栄一関連の観光をすると2021年では最初に訪れる場所なのよね。
深谷駅
 駐輪場にバイクを停めて公民館と言うか大河ドラマ館へ、入場して住所氏名を書かされるのは最近のお約束。その奥へ進むと入館料800円とな?確かに大河ドラマは毎週楽しく観ていますがお金払ってドラマの撮影小物を見たいとは思わないね、と思うもここまで来て引き返すのもアレなので入館。JAF会員なら20%引きで640円なのでそれで入る。館内は撮影禁止で昨今都内じゃ美術館でも撮影OKな風潮なのにこう言うのは言いたくないが地方の遅れているところ、皆さんスマホでバシバシ写真を撮っていたけど。


 展示は先ず渋沢家中の梁の太い立派な古民家セットがあり出演者のパネルも展示、若いお客が多いのはドラマファンと言うより役者のファンなのか。セット製作の苦労話や1話で話題になったカイコガ幼虫が踊るシーンのCG解説は虫が苦手な人への警告画面が出て何かと。衣装や小道具は撮影に使用した本物が飾ってあり、今現在放映されていない回のネタバレ動画も公開されていてそこは面白かった。会場を出ると売店で生鮮品から深谷のお土産品まで売っていましたがバイクだと深谷ネギは積めず買えません。
巨大渋沢さん
 城址公園を見てから記念館を目指します。しかし大河ドラマ館までは道中のあちこちに案内板が立っていたのに記念館へは誘導が全然無い、ネギ畑の中をひたすら進んでスマホで位置検索しては修正しつつ進むとこんな場所にある筈も無い建物が遠目に見えたのでそちらを目指すと正しく渋沢栄一記念館。青淵公園の中を抜けて来たので5mの像を見つつ進むと裏側だった、正面には広大な駐車場があり隣は小学校ね。

 バイクを駐車場に停めて正面へ向かうと入り口右手に野菜を売るお婆さんがいる、記念館単独ではなく半分公民館な施設。入ると予約の有無を聞かれますが予約したから先に入場できる風でもない。昨今定番な緊急連絡先を書いて入場、1階の左手半分が展示室です。こちらは行列ができる混雑でして客層は高齢者中心となりこれが大河ドラマの視聴者層だな。展示は写真や手紙とパネルがほとんどで物の展示は藍玉と日米交流の人形があったくらい、こちらも内部撮影禁止ですが先ほどの大河ドラマ館やこの後行く中の家等と展示内容が被っているので記憶がとても曖昧になっています。都内王子の渋沢史料館に行った事がありますがあちらの方がブツは多かったかもしれない。

 その代わり地元ボランティア?が展示の解説をしてくれるのですが、深谷に来て点在する小規模な関連施設を順に廻る必要があるのがわかって所要時間が心配になります。目の前で始まっちゃったので無視するわけにもいかず聞いていたけど。朝ドラの「あさが来た」原作文庫も展示してありそう言えばあのドラマでは三宅裕司が渋沢栄一役だったなと思いだす、こちらにも大河ドラマ関連の展示がありいよいよ印象が重複しますが大河ドラマ館は来年早々閉館するからまあ良いのか。ロボ渋沢栄一は入れ替え制だったので見ず、廊下にある本人音声は王子で聞いたな。1階裏手は体育館になっていて外に出て巨大渋沢さんを撮影。

 渋沢栄一の生地は館内案内図では小学校の裏手に位置していますが恐らく歩くと距離はあるなと予想してバイクで移動したら大正解、近くもない距離で歩く人もいましたが駐車場が整備されているので乗り物移動がお勧めです。中の家隣にドラマで時々名前が出る煮ぼうとうの店があり、そう言えばまだ昼を食べていなかったと思い行ってみたら営業時刻を過ぎてまだ外まで人が並んでいたので断念。お昼は結局15時過ぎに山田うどん近くの県道沿い増田屋で鴨せいろ蕎麦を食べたらとても美味しかった。

 この中の家は明治期に建てた物だそうですが、生前の渋沢栄一は何度も訪問して近くの諏訪神社祭礼を見に行ったとか。記念館で獅子頭の展示物に書いてあったから所縁が無い事もない。屋敷の敷地内には入る事が出来ますが内部は庭から見学するのみ、母屋の座敷には先程見る事が出来なかったロボ渋沢栄一が鎮座していた。庭から裏の竹やぶに出て土蔵まで散策したりと裏側の方が良く見て回る事が出来る、実際裏手の方が養子にして彰義隊に入り戦死した平九郎の碑が建っていたりと見どころは多い。
ロボ渋沢
 バイクを起動して諏訪神社は断念して近くの尾高惇忠生家へ、何故急ぐかと言うと11月だと言うのに夏物のメッシュジャケットで来てしまい日が暮れたら寒いに違いないと言う大ポカをやらかしたから。こちらも中の家ほどではないですが駐車場があります。内部を公開と言っても土間の部分を歩いて通り抜けるだけなので釜戸が良く見える位、勝手口脇に昭和なキッチンセットが追加されているので子孫が最近まで暮らしていたのだなと。

 よし!帰るぞと県道14号こと伊勢崎深谷線を南下すると沿道の公民館前に「誠之堂・清風亭」と言う看板を発見。次来るかどうかも不明なので観光するしかない、体温測定に連絡先記入でやっと入館。双方世田谷区の瀬田にあった建物を移築したそうです、第一銀行の施設?そもそも第一銀行とは何だっけ?と言うのは第一勧業銀行ね、今でいうみずほ銀行。瀬田の施設は現セント・メリーズ・インターナショナルスクールのある場所でしてあそこはそんな歴史があったのか。清風亭は飛鳥山の青淵文庫を思い出す造り。展示は建物そのものよりレンガ造りの建物を分解して移動復元した苦労話のパネルの方が面白かった。
清風亭
 今度こそ本当に帰る!深谷駅が見えたので往路に戻っても良いかと思いましたがそのまま14号線を進むと62号・86号と変わり高速の下をくぐり秩父側で140号線に接道した。道中植木の畑が並んでいて秩父鉄道の踏切を超えたのも面白かった。完全に夕暮れ時で肌寒いですが幸か不幸か渋滞していたのでタラタラ帰りそれほど凍えず。深谷が平坦な上に史跡がそれほど離れていないので、JR線で深谷駅まで行ってレンタサイクルで廻るのが恐らく一番賢い観光方法だと思います。実際そうしている人が多かったです。

渋沢栄一記念館
http://www.city.fukaya.saitama.jp/shibusawa_eiichi/kinenkan.html


タグ:深谷
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