辰巳湯 （川崎市川崎区小田）

　日曜日、朝は曇りでしたがその後雨が降り出して昼過ぎまで止まない。自宅でＰＣ作業や読書をして過ごしてから風呂へ入るべく１６時半ごろ原付で家を出ますがとても寒い、昨日は裸足にロンＴで原付に乗っていたとは思えない寒さなので靴下を履いて上着を羽織って出かける。第二京浜で川崎に入り市電通りを川崎新町過ぎたマクドナルドの角で右折すると先日行った栄湯です、その奥側にある小田栄駅の対面反対側にある辰巳湯が本日の目的地。栄湯から辰巳湯方向へは進入禁止の一方通行路なので直線一本ですが迂回しなければならない。

　ぐるりと回って正面へ、前はバス通りでして昔市営バスの運転手が道を覚えないと言うニュースがありましたが、実際川崎市バスは住宅地を文字通り縫うように走るから難しいよ。そんなバス通り沿いで隣には大きなパン屋もある、町家造りの木造銭湯をフロント改造してあります。裏手に廻ると煙突はステンレス製ね、写真を撮って帰ってからよく見たら辰巳湯で飼っている猫に窓からガン見されていたと言う。正面左手が駐輪スペースなので原付を停める。

　中央の自動ドアから入場、右手はコインランドリーね。下足入れに雪駄を仕舞うとフロントは大体その真裏、外壁側には応接セットとテレビを備えた立派なロビーがあります。フロント改造部分は天井の梁をむき出しにしたオシャレな作り、フロントの若旦那に「サウナも」と告げると追い金２００円で下足の札と交換にバスタオルと手ぬぐいとサウナキーを貸してくれる。

　右手の男湯へ、ロッカーは外壁側と公道側にあり仕切り側はドレッサー。丸椅子が２つあるばかりで縁台風の腰掛は有りません。トイレは外壁側脱衣場内サウナ室裏で暑い日ならサウナの熱気が来そうな場所。入ろうとしたら扉が開かず焦った、ドアノブが片方には回るが反対側には回らないのか、トイレ自体は古い洋式でシャワートイレはありません。洗い場へ、島カラン０．５列でカランは外壁側から７－８－０－２と奥側に５、仕切り側手前に立ちシャワー２。お風呂セットはカランの島に放置して立ちシャワーを浴びてからサウナへ、ドライサウナでして室温は８０度チョイ。

上下２段で詰めれば１０名近く入りそう、壁面に５分の砂時計が２つ付いていた痕跡がありますが今は座面に外した物が２個置いてありますね。テレビは無く有線放送は昭和５０年代後半から平成の初め頃までのＪ－ＰＯＰヒット集。１往復目は日中の気温が１０度近くまで下がり体も冷えた影響で汗も出ず１０分粘る、水風呂はサウナ出入口前外壁側で対面と並びにカラン利用客がいて桶で水浴びし辛く立ちシャワーを浴びてから入る。水温２２度なのでそれほど冷たくもないですが今日は気温が低く辛い。２往復目も１０分入りこれは３往復目も？しかし流石に熱が篭って来て辛く８分で出ました。

　浴槽は仕切り側にあり脱衣場寄りからくすり湯・でんき風呂・座風呂２とつぼ湯、カラン２つを挟んで一番奥にヒノキ風呂。最初はでんき風呂でしょうと入ったら電極版の間隔が狭い割に出力は強いから悶絶状態ですよ、腰に当てれば良い感じですが肩と腕に当てたいので。しばらくビリビリしてから一番奥のヒノキ風呂へ、ヒノキと言っても縁に木材を貼っただけで中は普通の浴槽です。仕切り側側面にある湯口からの湯に勢いがあってどこで入っていてもジェットの様に当たるのが良かった。上がってケロリン桶と島カラン裏に積まれた腰掛を持ってその島カランに陣取る、カランは日の丸扇刻印のボタン式で川崎らしくシャンプー類の備え置きはなし。

　体を洗ってから今度はくすり湯浴槽へ、大型浴槽ですが何故か１名ずつ譲り合って入っていると言う。くすり湯浴槽はぬるいので幾分は熱い白湯へ移動、座風呂でブクブクやってからつぼ湯に移動して良く温まる。壁面は白基調のタイルなので壁画などはなし、立ちシャワーを浴びてあがる、サウナに３０分近く入っていただけに７５分滞在で実は入場時にフロントから感染症対策で２時間以内に出ろと言われていましたが余裕です。

　相客は常時５名以上で近隣常連老人から子連れから若いリーマンから様々、女湯にとんでもなく声の大きな母子がいたのは何かと思った。フロントにバスタオルと手ぬぐいを返却して外へ、帰りは迂回の必要もなく前のバス通りを道なりに進むと小田栄駅前です。踏切が下りているので南武線を待っていると電気機関車に引っ張られた長い貨物列車が通過するのもこの界隈らしいのかな。


辰巳湯
http://kawasaki1010.com/koten/31.html
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