弁天湯 （杉並区高円寺南）

　日曜日、午後はオリンピック中継の女子ロードレースをゴールまで視聴。道志みち～三国峠からＦＩＳＣＯと自分が良く知っているルートを自転車が走っていくのはとても面白いし動画中継は実況解説が一切入らないのも良かった。ゴールまで見たら１７時半でして今から風呂屋に行くのはどうだろうか？７月なので１９時位までは明るいだろうし何処でも良いじゃないのと家を出て環七を北上。

　青梅街道で左折して高円寺方向へ右折後すぐ左折して幅員が狭いけれども交通量は案外と多い道を進むと今日の目的地である弁天湯、前回訪問はちょうど８年前でした。正面はフロント改造の際に白いタイルで覆われた壁を追加していますがその上にすこしカーブを描いた日本瓦の屋根が見えるのがとても良いです。周囲を１周すると右手側から見るとパイプカットされた煙突基部が見えるね。正面に戻り左手のコインランドリー前に原付を停める。入り口前は蚊取り線香を盛大に炊いています、奥の下足入れに雪駄をしまおうとしていたら常連さんが公道側の下足入れに履物を仕舞っていました、白タイル壁の裏手にも靴ロッカーがあるのか。

　自動ドアを抜けると広めのロビーがあり公道側に液晶テレビと応接セット、フロントの女将さんに回数券を渡して右手の男湯へ。フロント改造でやや狭くなった脱衣場は高天井にも壁紙が貼られています、ロッカーは柱の外側に増築した風の外壁側で浴室側並びに洗濯機が２つ並び対面のフロント側に自販機。公道側には前庭があったのでしょうが壁追加で跡形もなく、トイレは外壁寄り公道側で妙に細長い個室の奥に古い洋式便器がありましたが掃除は良いです。

　浴室へ、島カラン１列でカランは仕切り側から６－６－６－５と仕切り側手前に１と外壁側脱衣場寄りに２の立ちシャワー。白い温泉マーク入りのケロリン桶と腰掛をもって島カランに陣取る、カランは和栗のボタン式で島カランの奥側は上に物置の棚が付いています。全身をしっかりとぬぐってから浴槽へ、実質１槽ですが分けるとすれば外壁側が浅槽のでんき風呂で中央が同じく浅槽のバイブラ浴槽、仕切り側に１点式ボディジェットの深槽と寝風呂か。

　先ずはでんき風呂へ、左右の電極版が程よく離れていて良いなと思いきや電気がとても弱くて電極版に体を押し付けなければ感じる事が出来ないレベル。しばらく頑張ってから中央のバイブラに移動、壁面には北投石などのラドン・ラジウム系の注ぎ口がありますが何に説明もないのでそう言うのじゃ無いのかなと。上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きは無いので持参した物を利用。

　今度は仕切り側の１点ボディジェットへ、外壁側を向いて入る様になっており勢い強め。隣の寝風呂は座風呂かなと思ったらかなり凝った寝風呂でして２点ジェットも良いです。壁面はコミカ風呂なテラコッタタイルで覆われていて壁画はないです、脱衣場側同様に高天井も味のある東京式銭湯です。立ちシャワーは外壁側がハンドシャワーで仕切り側が固定式の朝顔型だったので勢いを求めて仕切り側へ。上がると旧来型の体重計とデジタル体重計があるのでやはりデジタルかな、軽いハンガーノック状態になったので全品百円と言う神様みたいな自販機で一番カロリーが高そうな不二家ネクターを飲んで落ち着く。

　フロントに戻ると常連さんが４名ばかりオリンピックの女子柔道決勝戦を見て盛んに応援しているね、しかし時間がもう１９時前でしたのでさっさと出る。１８時過ぎから１９時前まで４０分程度滞在しましたが相客は常時数名かな？高円寺だなあとよそ者が思ってしまうような個性的な初老男性客が多かったです。


弁天湯
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