第二江陽館 （横浜市磯子区中浜町）

　土曜日、梅雨の末期ですが晴れてくれたので湿気は酷くとも直射日光で洗濯物もよく乾くし布団も干せる。諸事片付けてから原付で第二京浜を下る、今日の目的地は磯子区中浜町の第二江陽館でして掘割川沿いなので以前行った桜館や松美湯の下流側です。しかし１６号から川沿いに南下ではなく本牧通り側から行くと案外遠かった。裏手に市電保存館があるのですが１７時閉館の１５分前に行ったのでロビー周辺だけ見学させてもらう。

　その市電保存館すぐ近くにスレート製の煙突があるので風呂屋跡かなと路地裏に見に行くと釜戸の施設と煙突だけだったので何か別の用途かなのだろうか？市電保存館はバスの基地なのでそのままバス通りを進むとクランクした１６号線に出て八幡橋交差点で掘割川沿い方向へ左折するとすぐ左手にこれまたスレートの煙突が見えるのですぐに左折。路地裏銭湯でして四辻の角にあるので原付を停める場所に難儀しましたが壁沿いの駐車スペースに停めました、３階は賃貸物件でどぶの部分の上に店子の自転車が並んでいる。

　どぶの掘割川寄りに半地下の釜場があり廃材もストックしてあるので薪で沸かしているのか。コンパクトなビル銭湯でして入り口前看板にはサウナ座風呂コミュニティホールとな、下足入れに雪駄を仕舞い右手の自動ドアを抜けると細長いロビー。左手のフロントでサウナもと告げると１６０円追加で下足の札と交換にロッカーキーを貸してくれる、サウナ客は鍵の色で見分けるらしいですが一般客のロッカーもフロント管理だね。公道側テレビで災害報道をやっているのを少し見る、２階のコミュニティホールは休止中で上がる事が出来ません。

　左手の男湯へ、外壁側のロッカーにもテレビがありこちらは相撲の中継、ロッカー上にリモコンが置いてあるからチャンネルを変える事は出来る模様。トイレは仕切り側で狭い個室に青い洋式便器、掃除は良いですが前の客がワキガらしく臭いが篭っている。浴室へ、島カラン１列でカランは手前から４－４－４－４、立ちシャワーは脱衣場手前とサウナ室脇に有りますが脱衣場側はケロリン桶と腰掛置き場になっていて使えないと言う。サウナ室脇にサウナ客用のカランが左右にそれぞれ３－３。先ずはカランで全身をざっと流す、カランは和栗のボタン式で外国人客でも想定したのかえらい高い位置にあります、都内なら桶のギリギリ上だったりするのに。

　奥のサウナへ、狭いのに３段式で詰めれば定員７名かな？ヒーター側壁面に５分の砂時計と窓際に３分の砂時計が各１、室温計は３段目の高さで１００度弱。有線放送は若い頃の小柳ルミ子だったので懐メロか？と思ったらその次は若い頃の宇多田ヒカルだったと言う、２０００年ごろのＪ－ＰＯＰが中心かな。最上段で３分の砂時計２回粘りもう３分はキツいので出る、水風呂はサウナ前の外壁側で立ちシャワーで水浴びをしてから入る。浅いですが広くて温度管理してあります、水温は１８度位と横浜にしては高め、玉石のタイル張りなのが昭和４０年代風。

　サウナをもう２往復、気温３０度超えると長時間粘る気力が無くなるなと。サウナから出て脱衣場に戻り一旦相撲を観に行くとまさにこれから横綱戦だったので１番見る。浴室に戻り風呂へ、仕切り沿いに脱衣場寄りからくすり湯、座風呂、バイブラと並んでいるので先ずは座風呂に入りますが暑いからかぬるめ。バイブラに移動してもぬるいのでさっと上がって体を洗う事に、サウナ客は奥に専用カランがありますが敢えて一般客用を使う。サッシの枠が残っているので昔のサウナ客は完全に別室だったのかもしれない、シャンプー類の備え置きは無いので持参した物を使う。床タイルはパールで水風呂の玉石からすると一回修繕しているんだな。

　くすり湯が空いたので入ってみるとこれが今日の熱湯だった、しばし長湯をしてから立ちシャワーを浴びて上がる。ビル銭湯ならではな天井の低さですが脱衣場寄りだけ２階部分までの吹き抜けがある、壁画の類はタイルの花模様くらい。１７時過ぎから７０分滞在して相客は常連さんが常時３～４名といったところ。外に出ると海が近いだけに涼しい、帰りは掘割川沿いに進んで稲荷坂を登った一本道が信号の無いワインディングで石川町まで一気に進んで最近この道がお気に入りです。


第二江陽館
https://k-o-i.jp/koten/dai2kouyou/
http://furoyanoentotsu.com/dainikoyokanyabatabashi20060311.html

タグ：根岸 サウナ 水風呂