あけぼの湯 （川崎市川崎区台町）

　日曜日、色々日用品を買わねばならないのでラゾーナ川崎で全て買い揃える。用が済んだので風呂に寄って帰ろう、川崎駅から１０分ほどの位置にあるあけぼの湯を目指す。富士見通り沿いから油井型の煙突が見えるのでそこを目指して進めば青瓦で装飾された正面に到達します、７年ぶりの訪問ですが全然変わっていない。

　右手の入り口から入り下足入れに雪駄を仕舞いボタン式の自動ドアを抜けるとテレビと応接セットのあるロビーへ、フロントの女将さんに４９０円払いサウナは？と聞くと本日は終了しましたとの事。今日から始まった相撲中継が大関戦だったので１番見ているとテレビ台の下にグレートフル・デッドのダンシング・ベアぬいぐるみが大量にあるのを発見、最初クレーンゲームの景品かと思った。自販機の脇にバイクのオブジェがあるので身内に誰かバイクに乗る方がいるのだろうか？

　左手の男湯へ、ロッカーに道具を仕舞い公道側のトイレに入る。段のある和式で綺麗にしていますが築年相応の汚れは有りますね、外壁側掃き出し窓の外はウッドデッキになっていてデジタル体重計導入でお払い箱になった古い体重計と灰皿が置いてある。浴室へ、出入口脇の棚は観葉植物を飾っていてお風呂セット置き場じゃない。島カラン２列でカランは仕切り側から７－６－６－４－２、外壁側に立ちシャワー３ありその前のフックにサウナ客のビニールバッグが下がっているじゃないの。

　サウナの入り口前に別料金２００円とも書いてあり中にお客もいるのでならば入りたいと思いまた服を着てロビーに戻ると、なんとサウナの営業は１７時が最終受付だったとか。普段からそうなのかコロナの自粛なのかは不明です、仕方ないので再度全裸になり外壁側カランにケロリン桶と腰掛を持って陣取る、カランは日の丸扇刻印のボタン式で全身をざっと流して浴槽へ。

　外壁側の露天に覆いを付けた様な部分に水風呂があり内湯部分は仕切り側に白湯の座風呂と浅槽の気泡、外壁側に深槽のくすり湯。くすり湯はぬる湯の様なので仕切り寄りの座風呂に入りますが足を突っ込んで後悔するレベルで熱湯、それでも無理やり浸かると足を伸ばした脱衣場寄り段の上仕切り側に湯口があるらしくその足が熱い。

　しかし頑張って入る、あまりに熱いと体がビックリして毛穴が閉じて却って汗が出ないのですが粘って入り続けると熱に負けて汗が出てくるのでその勢いで水風呂へ。水温２０度強で２人並んで入る事が出来る広さ、全身脱力してしばし堪能。今度はくすり湯に入ってみますがぬる湯と言うよりは他所の銭湯でも熱めな温度、しばし伸びてまた水風呂と次は白湯と水風呂往復をしたら良い感じで冷熱交互浴は出来ました。

　因みにドライサウナは最後のお客が身内らしくマットを片付けて浴室奥の扉前に積んでいる。後学の為に中を覗いてみると上下２段で詰めれば６名は入れそう、壁面に１２分計があったので壊れていなければ案外快適なサウナと思われる。いや、前回来た際に入った事がある筈なんですけれどもね。

　全身が煮えたので上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きは無し。ペンキ絵類は全く無く壁面は白いタイルで覆われている、しかし脱衣場寄りには柱がむき出しになっていてその柱の水色に塗られたペンキがベロベロに剝がれているのでタイルにして良かったんじゃないかな？高天井部分の湯気抜き窓は東京式銭湯からするとかなり小さく本当に湯気を抜くだけだな、天井部分はサイデイングで覆われています。

　再び煮え湯の座風呂に入ると明らかに先ほどよりも湯温が上がっている、外壁側の壁面に湯口がある様で足を伸ばすとその足が熱いと言う。頑張ってグラグラ煮られてから外壁側の立ちシャワーを浴びて上がる、脱衣場のデジタル体重計は壊れていたのでウッドデッキに出されていた古い機械式体重計に乗るとちゃんと測定できて電子式よりも電源の要らない機械式の方がやはり信用あるかな。

　サウナに入る事が無かった割に１時間滞在したのは熱湯白湯と水風呂３往復したからです、大いに発汗したのでサウナに入ったのとほぼ変わりがないと言う。代替常連が常時３～４名相客でいる感じ、帰りは富士見通りに出てそのまま川崎駅方向に戻る。翌日は人間ドックなのでサウナで体を絞って体調を調整したかったのが果たせず残念でした。


あけぼの湯
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