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青梅市 郷土博物館 (青梅市駒木町) [郷土博物館]

 勤労感謝の日、國旗を掲揚しようかなと思いましたが風が強いので止める。それよりも再び奥多摩方面へ、圏央道の日の出ICで降りて吉野街道へ。先に一番奥まで行って都心側に戻る作戦よ、ひたすら進んで先ずは玉堂美術館へ。吉野街道沿いからですと結構な山奥に来た感がありましたが美術館まで歩いて行くと川向こうが青梅線の御嶽駅で案外と開けていた。美術館は常設がこれだけなの!?と言う少なさで逆にビックリ、書斎跡と枯山水の庭を見る場所なのだろうか?

 見学後更に奥多摩方向に進んで先日行った釜めしなかいの向かいにある酒屋で嘉泉の無濾過本醸造を一本買い求めて戻る、御嶽駅近くの町中華でランチしてから吉野街道を引き返すと吉川英治記念館があり美術館の展示がアレならこちらに来た方が良かったかな?宮本武蔵は読んでるし。記念館はスルーしておいてJA西東京の直売場には寄って銀杏は購入、更に上り続けるとかんぽの宿がありそこから下った釜の淵公園内に目的地があります。
立派な施設
 かんぽの宿奥に公園駐車場があるので入り口脇にバイクを停めて坂道を降りてゆく、公園は紅葉が終わりつつあり鮎見橋と言う多摩川を渡る橋の向こう側は青梅駅前なのか。宮崎家住宅と言う民家の向こうに立派なコンクリート2階建ての施設がありこちらが郷土博物館。入る前に右手崖下の醤油仕込み樽を見学してから正面へ入るといきなり旧陸軍機「飛龍」の絵があって何かと、解説を読むに終戦直前に事故で山中に墜落したとかで同じく市内に墜落した米軍のB29残骸共々ざっくりと展示している感が市営の博物館らしい。入館料は無料な分特に検温やら個人情報の記入も求められていません。


 飛行機の残骸の反対側に青梅市ならではの野生動物の剥製、今では多摩川沿いに23区内まで進出しているのばかりですけど。そのままスロープで2階に上がると常設展で奥が特別展、11月末までは城館跡の企画展をやっていました。これは何とも専門的でして今となっては山の中の傾斜地を発掘して空堀跡やらを調査したり生活道具を発掘したりと言うこれが考古学の真髄なのでしょうけど、地元民や同好の士以外には理解が難しい内容でした。

 常設展へ移動、時計回りに見学する様になっており最初は石器やら土器の破片。縄文土器は本物を展示してあるのはやはり自治体の博物館だな、重要文化財を地域住民に公開しようと言うコンセプトもあるので国立や都道府県立の様に教育目的でレプリカを並べる事はありませんね。「寺改戸遺跡の注口土器」は国指定の重要文化財で縄文時代後期にこんな土瓶みたいなの使っていたのか!?とビビるレベルですが実用品ではなく副葬品なのか、これだけを見に来ても良いんじゃないかレベルの逸品ですよ。
国指定の重要文化財
 その後は古墳時代の副葬品から一気に中世の板碑へ、先ほどの特別展でも見た三田氏の隆盛についての展示ですが米じゃなくて森林資源目当てでこの山奥を支配したと言うのもあんまりにも隙間狙いじゃないだろうか?とか思って見ていましたが近世では江戸への石灰の供給地とな、郷土博物館を見ているとある年代にトピックが全然無くて空白化する展示は良く見ますが青梅は三田氏以降歴史の話題が無いのか。

 だからか明治期以降は歴史と言うか産業関連、多摩川の筏下りについては大田区か川崎市で資料を見たかなと思いましたが流石に青梅市は筏流しをやっていた人の体験談まで書いてある。その先に企画展らしい民間信仰としてのオオカミについてのミニコーナーもある。とか思っていたらその先が何故か環境コーナーで水質汚染だの多摩川の昆虫類標本だのを展示していてやはり小学校のカリキュラムで来るしせつなんだろうか。
筏下り
 出て隣の旧宮崎家住宅へ、今日はバイク用のブーツなので上がって内部見学とかが面倒だから土間から見物。と言っても板橋区とか杉並区とか古民家展示している施設は沢山有るし、土壁が綺麗に塗ってあるのには感心した、大体下の方が手抜きで外が見えてるのでそう言う物だと思っていた。それと常駐の管理者が1名いるのですが、ほぼ外みたいな日本家屋では真夏と真冬は辛いだろう。
旧宮崎家住宅
 釜の淵公園に戻ると反対側にプールがあると言うので見学に行く、すると鉄橋の向こうに屋外プールが見えたのであんなものかと。公園は多摩川が大きく蛇行した部分がそのまま公園にしてあるのか、向こう岸に行けばすぐ青梅駅で線路の反対側には鉄道公園もあるから普通はそちらに行くよねとは思いましたが先ずは郷土博物館から潰さないと。

青梅市郷土博物館
https://www.city.ome.tokyo.jp/site/provincial-history-museum/ 


タグ:青梅
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