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大黒湯 (足立区千住寿町) [東京都足立区の銭湯]

 日曜日、昼にまた例によって君津に買い物へ行って午後は少し気合を入れてバイクを磨く。せっかくピカピカにしたので少し動かそうかと思いましたが雲が怪しいので止めておいたら一旦帰宅して原付にお風呂セットを積んで家を出たら本降りの霧雨でバイクに乗らなくて正解だわ。原付も一緒に洗車したのがあっという間にドロドロです、出がけに自宅で雨雲レーダーを見たら全然降っていなかったのにどうして?スマホのレーダーアプリで見たらしっかりと降っていてこれは参った。

 雨雲と一緒に移動している状態になって予定ではまた千葉の市川へ行くつもりでしたが止めて雨雲をやり過ごすべく北上して雨を抜ける。昭和通りで北千住駅前を通過して荒川手前を左折するとご存知キングオブ銭湯こと大黒湯です。もっと天気が良くて明るい日に来たい所ですが雨で唐破風と千鳥破風の銅葺き部分が黒光りしているのも格好良い、大きな千鳥破風の格子部分に圧倒されますがそれよりも手前の唐破風が見物ですよ。
懸魚と蛙股
 唐破風中央上に大黒天の打ち出の小槌のレリーフと鳳凰の懸魚、蛙股の左右には火除けな水の彫刻とその下の旧出入口上に大黒天を掘った飾り。唐破風の左右には大黒天と恵比寿天の瓦も鎮座している、この中央部が入り口で良い気もしますがフロント改造の際に右側に寄せてしまっている。正面左手に裏手に廻る路地が有るので入ってみると裏の工場で寛いでいた猫が逃げて悪い事をした、煙突は使用していないのかややパイプカットされて蓋がされており梯子の最上段に猫の人形?がいる。


煙突
 改めて入り口へ、下足入れは数字ではなくいろはにほへとで上から下に向かって数字が振ってある。自動ドアを抜けると広大なロビー、奥は一部座敷になっているし。フロントはビニールカーテンで完全防護、ピストル型体温計まで出てくるし。手の温度を測ろうとしたら失敗してオデコにしたら35.4度って我ながら低い、バイク用ヘルメットで護られて熱くなっているんじゃないのか。400円追い金でサウナ、下足の札と交換に雲形サウナキー・バスタオルと手拭いを貸してくれる。

 右手の男湯へ、キングだけに広い脱衣場はフロントと脱衣場部分に飛び出したサウナ室に削られてもまだ充分広い。公道側ロッカーは百円返却式なので外壁側ロッカーを使用、本当に高い高天井は折り上げ格天井でして格子どころか折り上げ部分にも円の中に何か紋様が描いてある。天井はすっかり茶ばんでしまっているので洗浄したら見事なんだろうけど、高すぎるので足場を組むのが大変かな。
打ち出の小槌
 浴室へ、島カラン1.5列でカランは外壁側から0-5-7-7-10?ちょっと記憶が曖昧、外壁側脱衣場寄りに立ちシャワー2。カランで全身をしっかりと拭う、カランは日の丸扇刻印のボタン式。サウナキーでドライサウナへ、6年前に来た時は確か毛足の長い化繊のマットを敷き詰めていたのですが今回はスノコ剥き出し。平時なら上下2段6名か8名入れそうですが中央部分が利用禁止で左右両端の4名定員に、コロナ対策凄くまじめにやってある。

 左右の壁面に5分の砂時計各1で室温95度、ロビーと脱衣場のテレビで相撲中継をしていたので続きを見るかと思いきやテレビも有線放送も無し、体温35.4度だからか服が濡れて体が冷えたからか全然汗が出ず9月なのに初回は10分粘る。外に出てサウナ扉脇のフックにバスタオルをかけて外壁沿いの水風呂へ、大人2名ゆったりサイズで水温は18度位。その後は5分を2往復、定員4名でしたが私は待たずにスイスイ入る事が出来ました。

 立ちシャワーと水風呂の間が空いていて外の来客用駐車場裏手にある露天岩風呂へ、こんな住宅密集地とは信じられないほど解放感はありますが屋根が無いのは奥の灯籠部分か。そこから空の様子を見ると雨は止んだ模様、浴槽は壁面に石を貼り付けて岩風呂風にしてありますが変にゴツゴツしていなくて良いなと。18時頃なので近隣の子連れパパも何組か、それと北千住と言えば大学が沢山移転してきたので学生さんも多い。

 内湯に戻る、キングオブ銭湯ですが仕切り側の座風呂になった深槽と外壁側の広大な浅槽と至ってシンプル。浅槽は外壁部分に溶岩と滝の様な注ぎ口あり、湯温はこの時期に有難い熱過ぎない温度でしばらくノビる。上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きはあり。ケロリン桶は名入りだったそうですが全然気付かず、カランの湯温も湯量も良い感じでした。再び浅槽に入ってから座風呂へ移動、と言うのも座風呂上にペンキ絵の署名があったから。20181217西伊豆丸山清人加藤真衣と言う連名で富士と海の絵、それよりも仕切り側が中山道の木曽付近の橋巡りを描いたタイル画の大作でそちらも見ごたえあり。通常仕切り側手前に立ちシャワー追加してタイルに穴開けたりパーティション工事してしまうのが無いので施工時のまま楽しむ事が出来ます。

 高天井も高く横幅も広く、お湯はそれほど熱くないのでのんびりしてから立ちシャワーを浴びて上がる。脱衣場のテレビ視聴用ベンチは相撲中継が終わったので無人、18時半はピークタイムが過ぎたのかもしれない。フロントにバスタオルなどを返却して出ると雨は止んでいましたが何かぐったりしてしまいましたが23区を北東部から南西部に縦断して戻らねばならず気が滅入りましたよ。
全景

大黒湯
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-199
http://www.adachi1010.jp/sento/daikokuyu.html
http://www.kt.rim.or.jp/~tsukasa/sento/Diary/tokyo/adachi/daikoku.htm
http://www5e.biglobe.ne.jp/~wadyfarm/adachi12a.html 


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