湯～ハウス （板橋区上板橋）

　日曜日、普段通り君津に買い物に行くその時間だけ大雨が降って車がドロドロになる。帰宅後ステイホームな読書をしてから原付を起動、日曜夕方前の環八なら大渋滞かと思いきやこの週末は明らかに先週よりも通行量が減っています。コロナ感染者数が連続で百人超えと毎日ニュースで言っている影響だろうか？東武東上線沿いが目的地ですから川越街道で右折すれば良いのですが踏切が開かないイメージなので西台まで進んで廻り込むルートを取る。

　東武練馬側から上板橋に向かう線路沿いの道に沿って目的地、宮造りだったと思しき躯体ですがフロント改造と屋根瓦をスレート葺に替えてある。左右の元は前庭だったと思しき場所は向かって右手がコインランドリーに、そして左手が駐輪場になっている。正面中央が通路になっており、右手３台分と左手２台分が来客用駐車場に。左手の左端にある小屋は自家用車用の屋根付き駐車場かな。左右両サイドにはアパートが建っておりちょっと失礼して２階の外廊下に上がるとこちらの特徴とでも言うべき８角形の湯気抜き窓が見える、同じ板橋区内志村の松の湯や文京区大塚の大黒湯にもある珍しい形式。

　原付と呼ぶにはやや大きい１２５ｃｃを無理やり駐輪場に突っ込んで正面へ、入って左手の下足入れに雪駄を仕舞う。右手にはゴムの木の鉢植えがあるのが今時珍しい。自動ドアの引き戸を抜けると正面にフロント、入り口脇に婦人服を売っているのが何とも板橋区の銭湯らしい。回数券を渡してサウナもと告げると追い金３５０円で下足の札と交換にバスタオルと手拭いにサウナキーとサウナ客専用ロッカーキーの入ったサウナバッグを貸してくれる。

　

　右手の男湯へ、フロント改造してサウナ室を増設した風呂屋ですが脱衣場はそう歪でもない。公道側にサウナ客用の大型ロッカーが有り仕切り側に一般客用のロッカー、その上にテレビ。外壁側に引き戸があり開けてみても塀しか見えない、その公道側にトイレがあり古い洋式便器でシャワートイレなどはなし。洗い場へ、島カラン１．５列でカランは仕切り側から８－６－６－３と外壁側手前に立ちシャワー１。脱衣場側壁面フックにサウナバッグを引っかけて立ちシャワーを浴びる、ボタン式で水温調整や出しっ放しには出来ない。

　シャワー前の扉をサウナキーで開けてサウナ室へ、なんと６畳間ほどもあり内外壁側２４人掛け２段のひな壇が有るだけなので中央側は床にマットを敷いただけの広い座敷の様な、そのサウナマットは奥に積み上げてあるのでどうやらセルフで濡れていない物と交換するらしい。壁面に１２分計が有り室温計は８８度とマイルドでテレビは無く有線放送からマイナー演歌。

　マイルドサウナなので１０分粘って汗びっしょりになってから出て対面にある外壁側手前の水風呂へ手桶で水を浴びて入る、壁面の場違いに古びた水温計は２３度表示ですが実際そのくらいかもしれない果てしなく入っていられる温度で大人２名ゆったりの浅槽。出て再度サウナ１０分堪能、この位の時間だと汗がしっかりと出るから気持ち良いです。

　浴槽へ、奥の仕切り側に人口炭酸泉があり通常なら大人気ですがこちらは先客がいないので独占。温水プールより少し温かい位が一番炭酸泉効果を堪能出来るのですが３８度位かな？外壁側に扉があるので露天風呂に出てみる、すぐ隣に２階建てのアパートが建っているだけに天井に１．５メートル四方の湯気抜きのある露天と言うよりも外気浴ですが夕方の風や東武線の通貨音を聞きつつ入るのも良いね。岩風呂風の広い浅槽で浴槽外で外気浴も出来る様になっている。

　ケロリン桶と腰掛を持って島カランに陣取る、カランは和栗のボタン式ね。シャンプー類の備え置きはありですがこの青りんご風味のボディソープは香りがきついのよね。内部は最近の改装らしく鏡もタイルもまだピカピカだわ、相客は１７時より７０分ほど滞在で常時５名程度。

　今度は奥外壁側浴槽へ、炭酸泉の隣に１点ボディジェットと座風呂がありその対面である外壁側がでんき風呂と寝風呂にバイブラ。当然最初はでんき風呂へ、マイルド系なので両腕に電気をあててリラックスしていると５年前に対面のジェットに凄く太った人が入ってその人がどいた途端にジェット水流が押し寄せてきたのを思い出したわ。そのジェットで背中にお湯を叩き込んでから更にバイブラへ、控えめなミクロ気泡と言う態。

　そのバイブラ前は水深１０センチほどの浅い浴槽になっていて何故かそこを尻もち状態で這って上がってしまった。上を見れば木造銭湯の高天井で中央部分に左右に細長い８角形の湯気抜き窓。壁画の類はありませんが巻貝をモチーフにしたルソーの様な極彩色のタイルアートが点々と貼られている。立ちシャワーを浴びて上がる、帰りは川越街道から環八へ。実は金曜日に７年４万キロ乗った原付を新車に交換したばかりで今年の夏一杯慣らし運転になりそうなので法定速度を守ってタラタラ帰りました。


湯～ハウス
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