富士見湯 （品川区東中延）

　土曜日、コロナ鎮静化の為にも外出は自粛せねばと思っているのに自動車屋が法定点検に持って来いと。このご時世法定なる物は何でも期限延長されるのですが外出の言い訳にはなるかなと、ナビデータ更新までしたので２時間ほどショウルームで待機してその間に溜まっていた業界紙などを読んでいました。今時の車は工場に持ち込むとソフトウェアがアップデートされるので帰りに調子が良くなっていると言う。

　外に出たので帰り道にどっか風呂に寄ろう、今時銭湯訪問なんて非国民ですが車移動ですから良いよね。しかしディーラーから自宅の間に昔なら銭湯が何軒も有ったのが廃業して全然無いな、今は感染予防のためにサウナ営業していない所が多いので風呂だけの施設でと考えるとちょっと寄り道して富士見湯に行こうかなと。第二京浜から２６号線に入ってすぐ左折するとあるビル銭湯、来客用駐車場はあるのですがバックで奥まで突っ込む気力が無く向かいのコイン駐車場に停めてしまった。

　板戸が閉ざされて営業しているの？と言う佇まいなのは暖簾が出ていないから、入り口から中がうかがい知ることが出来ないので閉まっていると何か封鎖されている風で入り辛いです。裏手に廻るとステンレス製煙突があって前回２０１３年訪問と特に変わった様子もない、賃貸部分にオートロックが追加されたか。正面に戻り自動ドアの木戸を開けるとロビー、右手のクマノミ水槽奥にベンチがあり左手下足入れに雪駄を仕舞い奥のフロントへ。券売機がありますがビニールカーテンで飛沫を防ぎゴム手袋と完全武装な女将さんに回数券を渡して右手の男湯へ。

　前回とやや違う様な？ロッカーは外壁側と仕切り側の金属ロッカーになっていてそれぞれ上に脱衣籠が置いてありますが装飾だろうね、前回は普通の木製ロッカーだったのだけれども。古代檜の口上は浴室入り口左上にあり前はもっと目立つ位置じゃなかった？トイレは公道側で壁や床は新調してありますがちょっと古い洋式便器ね。

　浴室へ、中央に浴槽があるレイアウトなのでカランは仕切り側に６＋２と外壁側に６＋３、それぞれ脱衣場寄りに立ちシャワーが有りますが外壁側立ちシャワーは桶と腰掛置き場になっているので実質使えない。その腰掛とケロリン桶を持って仕切り側カランへ、カランは和栗のボタン式。全身を流してから浴槽へ、こちら脱衣場寄りに古代檜の浴槽があり奥側には北投石の人工ラジウム浴槽。

　先ずはヒノキ浴槽へ、循環させているのだろうけど湯口から湯が注がれていて湯口の上には木製の桶が装飾で置いてある。１７時台でも相客は数名で浴槽独占状態、こちらは壁のスポットライトが浴槽を照らすので旅館の朝風呂にでも入っているかのような気持ち良さが以前はあったのですが何故かスポットライトが天井側に向きを替えられていて残念。こちらはビル銭湯ですが高天井でしてアーチ型の装飾が少し西洋風で格好良いのでそこを強調したいのだろうか。

　上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きはあると思ったら泡タイプだった。カラン前の壁面が一面鏡張りな上しっかり磨いてあるので使い易いです。今度は奥側の北投石へ、壁面に４点ジェットが２つ並んでいてその間の籠に北投石が詰め込まれている。ジェットを受けつつ足を伸ばしていると汗が出てきたので仕切り側立ちシャワーを浴びて上がる、壁面はタイル張りでペンキ絵などは無し。脱衣場でさっと服を着てロビーへ、クマノミ水槽奥のベンチは間隔が近いのでＮＧですね。流石に交通量少な目でさっと帰宅出来ました。


富士見湯
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