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第二天狗湯 (大田区大森西) [東京都大田区の銭湯]

 日曜日、大型バイクを日中に動かして帰宅が18時前。今から風呂に行くとして近場でと言えば今月末廃業の横浜市鶴見区にある清水湯でも良いかなと思いましたが、6月末で期限切れとなる東京浴場組合の回数券を使い切りたいのでやはり都内、清水湯は4年前に入ったし。バイクに乗った後に欲しいサウナ・水風呂・でんき風呂をクオリティ高く備えているのは常宿にしている中延記念湯かなと思いましたが、何度か入った後10年近く行っていない第二天狗湯に目的地変更。第二天狗湯ですが看板は天狗湯。

 環七を平和島方向へ進んで沢田交差点の先で外回り側住宅地に入ると環状線から一本裏手に銭湯、過去はいずれも夜に行ったので明るい時刻に行くのは初めてです。折れ曲がったステンレス製の煙突やフロント改造で分り辛いけれども宮造りの屋根が見えるので昔は唐破風でもあったのかもしれない。正面側には原付を乗り捨て辛いので角を側道に入ったコインランドリーの奥側壁面にぴったりと寄せて停める、近隣住民との駐輪トラブルについての貼り紙があるんで気を遣いますよ。
曲がった煙突
 右手の玄関で雪駄をしまい入場、回数券を渡して「サウナも」と言うと追い金200円で下足の札と交換にバスタオルとサウナキーを貸してくれる。木造銭湯の唐破風を撤去して作った細長いロビーのテレビを一瞥して左手の男湯へ、18時過ぎですが混雑している。天井はクロスを貼った高天井で浴室の立ちシャワーが脱衣場側に飛び出ている部分が凹んでいたり。トイレは外壁側引き戸を開けて一旦濡れ縁の痕跡の様なスペースに出て扉を開けた先、ちょっと窮屈な洋式便器なのも木造銭湯時代の名残と言うか。


エントランス
 洗い場へ、先にサウナへ入るので出入口脇の棚にお風呂セットを放置しようとしたら埋まっていたので下に置いたり。島カラン1列でカランは仕切り側から9-5-5と脱衣場に飛び出した立ちシャワー2、立ちシャワーにシャワーカーテンは付いているし飛び出した部分は上に樹脂製の蓋をして蒸気が脱衣場に出ないようにしてある。その立ちシャワーを浴びて外壁側のサウナへ、脱衣場や浴室の一部を削るでもなく外壁側に増設してあり確かに外から見たら敷地いっぱいに躯体があるものね。2段のドライサウナでして入って右手壁面に12分計があり左手々前にサウナのヒーター、奥の壁面に小さいテレビが有り定員は詰めれば9名位。テレビの音声は流れているし画面は近眼で良く見えないので12分計正面のヒーター前に陣取る。

 5月なのに日中は30度と言うとんでもない陽気だった上にヒーター前なのであっという間に汗だく、6分粘って出た所のフックにバスタオルをかけて水風呂へ。こちらの水風呂は冷たかった記憶でしたが鉱泉の湧き水そのままの温度かな?20度位で深くて大人二人が余裕で入る事が出来る広さ。首と後頭部の血管を冷やしてはサウナに戻り6分我慢を4往復、テレビでは来日したトランプ大統領の話題をやっていたのでそれで苦しさを散らしつつ6分耐えましたが辛い。日曜日の19時頃なので普通なら空く時間ですが相客が多く水風呂を遠慮せず堪能する為サウナを出て直行せず対面の外気浴スペースに出て涼んだりもする、と言っても今日は全然涼しくなかったので体が冷えるでもなく床に埋め込んだ足つぼを踏んでみたり。
浴槽色々
 浴槽は奥が2点ジェットの座風呂?と壺湯にでんき風呂に角が白湯、先ずはでんき風呂で腕だの腰だのを刺激。高天井は如何にも木造銭湯ですが壁面はペンキ画ではなくタイルが貼ってあるだけでコミカ風呂?渦巻き模様の正方形タイルが多数貼ってあったのでド近眼の私には何か狩野派の獅子か何かの様に見えましたがそうじゃないか。上がってケロリン桶と腰掛を持って島カランに陣取る、カランは和栗のボタン式でシャンプー類の備え置きは無かった。体を洗ったら先ほどは浴槽の縁に若者が腰掛ける形でブロックしていた水風呂の隣にある浴槽へ、大田区では珍しい透明の鉱泉で温泉の認定を受けた湯でして、ならばやはり水風呂は沸かす前の鉱泉だったかな?

 温泉を堪能してから立ちシャワーを浴びて上がる、路地裏の住宅地にある地元民相手の風呂屋がこんな時間まで混み続けるとは。この界隈は環七の反対側にかつてあやめ風呂と第二弁天湯、第一京浜を渡った向こう側三原通り沿いに第二松の湯があり銭湯密集地帯だったのが皆止めてしまったからお客が集中しているのもあるかもしれない。使用済みバスタオルは箱に投げ込んでサウナキーと下足の札を交換してもらい外へ、19時半前でそれでも来た時と比べれば駐輪自転車が半減していたので多少は空いたのか。
全景

第二天狗湯
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-463
http://ota1010.com/explore/%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%A4%A9%E7%8B%97%E6%B9%AF/
http://furoyanoentotsu.com/dainitenguyuheiwajima20070330.html 


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