喜多の湯 （清瀬市元町）

　土曜日、天気予報通り気温が急上昇。ベランダ作業して屋内に戻ると蚊が４匹入って来たので全部潰すと今度は窓に大きなヤンマが激突してどこが５月だ？と言う陽気。さて、この５月は風呂屋の廃業ラッシュで悲しいというか困ったというか。内先週行った蛇骨湯と清瀬市の喜多の湯はフォローしておこう、何せ喜多の湯は行った事が無い。清瀬市ってどの辺り？と言うのが２３区在住の人間としては平均だと思う、先日行ったひばりヶ丘から２つ目の駅と言えば大して遠くも無く感じますが所沢の南と考えればとんでもなく遠い場所。

　ひばりヶ丘に行く要領で新青梅街道を下り小金井街道で右折したらひたすら北上、西武池袋線の踏切を渡り駅北口のむつみ会のすずらん灯を見つつ街道の一本裏手に正面がある。はす向かいに清瀬けやきホールと言う大きな施設があり対面には高層のマンションも、立派なコンクリート煙突から時折煙を吹いていますがマンションが後だものね。見事な千鳥破風とフロント改造で痕跡化していますが大きな唐破風も、唐破風の上にはライトがあって夜は千鳥破風をライトアップしている模様。「湯」と入った波模様の鬼瓦も立派、敷地の手前が駐車場になっていてもし満車でもはす向かいにコインパーキングがあるので心配はいらないんじゃないかな？

　私は原付なので唐破風正面の駐輪スペースに停めて右手より入場、入り口上にはケロリン桶を笠にした電球が並び入ってもケロリン照明が。下足入れに雪駄をしまいロビーへ、ロビーはちょっとしたケロリンのギャラリーになっていて関東・関西・黄色・白から見た事の無い女性用の大型まで。フロント正面ではケロリングッズの販売もしていたので帰りにハンドタオルを買い求めました。廃業に先立ち浴場組合を脱退しているので回数券は使えない、サウナも入ると言うと下足の札と交換にロッカーキー・サウナキー・バスタオルを貸してくれる。

　左手の男湯へ、左右で設備が違うので入替制かもしれない。高天井は格天井でＢＧＭはディスコ調、ロッカーキーはサウナ関係無くフロント管理なのか、そこは駅前銭湯だね。トイレは外壁側コインランドリー裏手でピンクのタイルにピンクの洋式便器なのにシャワートイレの便座は水色、コンセントが抜いてあったので使えない模様。仕切り側脱衣場境にあるドレッサーには抜けた髪の毛は流さずに捨てる様にとか注意書きが多いわココ。

　浴室へ、脱衣場と平行する島カラン２列でカランは手前から６－６－５－５－２、仕切り側手前に立ちシャワー１、手前の島カラン上に棚があるのでお風呂セットを放置して立ちシャワーを浴びてからサウナへ。広いのですが段は無く定員１０名位、入り口正面に５分の砂時計があり室温計は８４度、ＢＧＭは脱衣場同様のディスコでして何かと思えばＩｎｔｅｒＦＭだった。渋谷のミニＦＭ局が清瀬で受信できるとも思えないのでラジコかな？５分でも十分汗が出ますが１０分の２セットにしてみた、苦しいですが大量発汗が気持ち良いです。

　脱衣場の外壁側にあるサウナを出ると同じく外壁沿い奥に水風呂、水温１８度になっていますが２０度位かな？大人２名がゆったりと入る事が出来る広さなのでしばし堪能。その後は水風呂の隣にあるでんき風呂へ、電極板間隔広いですが電気弱め。奥にある炭酸泉へ移動、しかし全然泡が出ない。別の炭酸泉を売りにしている施設で見たのですが、二酸化炭素のボンベ使ってブクブクやっているので３０日廃業予定だからもうボンベは返却して無いのかもしれない。上がって奥のカランにケロリン桶と腰掛を持って陣取る、カランは無刻印なので和栗のボタン式だろうか？シャンプー類の備え置きは無し。

　体を洗ってからでんき風呂の外壁側奥にある白湯の浴槽へ、一番奥に１点ボディジェットとつぼ型ジェットがあるので両方に入る。ペンキ絵は男女の境に大きく描かれた山頂付近の富士でして、女湯側に清瀬から見た富士山と大きく書いてある。仕切り側のタイルにはイソギンチャクなどの描かれた既製品ぽいタイルと仕切り側一番奥にクリスタルガイザーの広告とその下に１／１８位のミニカー３台が入った照明付きのケース、ミニカーのコレクションなのか自動車屋の広告なのかは不明。立ちシャワーを浴びて上がる。

　脱衣場に何故かアインシュタインの写真がありその脇に清瀬駅前と喜多の湯の航空写真が年代順に４枚あり、畑の真ん中に竣工した昭和３５年から駅前がすっかり市街地になるまでの変遷が良くわかる。帰りは往路をそのまま戻るのではつまらないので東久留米駅寄りの踏切を渡ってみたら住宅地を迷走する羽目になり、それでも何とか帰宅しました。閉店までもう日が無いのですが施設も立派でキレイにしているし風呂も良いので行ってみて下さい。


喜多の湯
http://kitanoyu.o.oo7.jp/
http://www.kiyose-mutsumi.jp/shop/kitanoyu
https://www.1010.or.jp/mag-tokyosento-kitanoyu/
http://www.kt.rim.or.jp/~tsukasa/sento/Diary/tokyo/City/kita.htm
http://www5e.biglobe.ne.jp/~wadyfarm/kiyose4a.html
http://furoyanoentotsu.com/kitanoyu_kiyose20140918.html　

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