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アクアマリンふくしま (福島県いわき市小名浜辰巳町) [郷土博物館]

 昭和の日、6時半に起床して國旗を掲揚。土日で10連休の下り渋滞は終わると予想していましたが依然として混雑しています。毎年連休中にいわき湯本に日帰りで行っているので、今年は小名浜の水族館にも行ってみようかなと。常磐道へは山手トンネル経由で行きたいのですが小菅から三郷が大渋滞なので東関道から圏央道で迂回しよう。そう思って大井で首都高に乗ったら工事中で道なりに進んだら山手トンネルに入ってビックリ、毒づきつつ大橋ジャンクションから湾岸線に戻り東関道経由で常磐道に入ると渋滞。わかっていた事なのでノロノロ運転で進むと12時半過ぎにいわき湯本に到着、正味4時間半ほどの道行きで渋滞ロスは1時間位。

 しかし手前のいわき勿来出口に「アクアマリンふくしま」とあったので手前で降りた方が近いし安上がりだったようでそこはリサーチ不足でした、湯本から6号線をしばらく進んで小名浜の市街地に入りイオンモールの向こう側が目的地。海沿いの駐車場に車を停める、港の反対側に観光物産センターがありますが、今日の予定は水族館と石炭・化石館のハシゴなので時間が無い。なので昼食も食べずに入場する、入館料は1,800円ですがJAF会員は100円引き。水族館なので子連れが多く車のナンバーからすると仙台から東京神奈川辺りまでいろんな場所から来ていますね。

 真っ直ぐ水族館へ向かうのではなく順路は右手の縄文の里へ、通路を歩きつつパネル展示などを見ていると大きなカワウソの水槽が有りますが濁った水ばかりでカワウソがいない。上野動物園みたいにアクリルのパイプを泳がせる方が良いなあと思ったら奥の巣に家族で籠っていた、どちらの展示方法が良いのですかね?そこから本館に向かう道すがらに大根の花が咲いているのですが、根が八百屋で見る大根の何倍も大きくて仰天。道中の斜面にはクズを植えるそうで、ネットニュースを見ると北米じゃ大繁殖しているそうですが大丈夫?
シーラカンスの化石


 本館手前まで来ると怪獣の様な鳴き声が聞こえる、入ると右手に盆栽があり欧米人の観光客が熱心に撮影していて、何故か他数か所にも盆栽は合ったという。順路は自然な導線が無いので「順路」と言う札を発見して進むしかない、真っ暗な部屋に入ると天井に巨大なダンケルオステウスの張りぼてがある。展示のコンセプトは進化でして「進化の歴史は絶滅の歴史でもあります」と書いてあるのが格好良い、今ダーウィンの「種の起源」を読んでいるので。展示はその進化の過程を生きる化石の飼育水槽で辿り同時に背面にある化石の展示で補強する感じ。最後にシーラカンスの標本が有るのですが、シーラカンスの化石を研究していた人が生シーラカンスの死骸を見て化石との紐付けが出来るのが凄いわ、私なら同じ物と思い至らない。
イワシの大群
 そこから一気にエスカレータで4階へ、福島の水生生物を河川から海岸部まで辿る展示が有りますが何と言っても圧巻は展示ルートを曲がると正面に見える青い板。大水槽の上端をそのまま見学出来る、沖縄の美ら海水族館も大水槽を真上から見学出来ましたがあれは離れた場所だったので。イワシの群れや時々水面まで上がって来るエイをアクリル板越しに見る事が出来るので大興奮。その先にはトドやアザラシ水槽があり、怪獣の様な鳴き声は海獣だったか、元気に泳ぐ巨体に感動ですよ。

 屋内に戻ると捕鯨の歴史、調査捕鯨の成果として鯨類の水産資源年間消費量3~5億トンに対して人類は1億トン程度なのに、海外にはクジラを神聖視して捕鯨に反対する向きもいるとか何とか。こんな場所で品川区の利田神社とは何?と言うのは1798年に天王洲でクジラを捕獲した時の鯨塚があるのだそうで今度見に行かねば。その先は日本の漁業の展示でして外国に負けている事といわき沖では漁が出来ない現状と言った問題提起から子供に川遊びを勧める展示である意味一番面白かったけれどもパネルばっかりじゃ子供がスルーしてしまう。

 熱帯の海で子連れがドリーとか言うのはお約束ですが、展示の終わりにあったクウェートの海にニモがいたのに大体気付いていなかったのは皆疲れちゃったのだろうね。上から見た大水槽を下から見学、先ほど見たイワシの大群の周囲を回遊するキハダマグロや超高速で泳ぐカツオ、それにロープに生えている?ホヤ?に海老がいてどれも海産物だと思い見ていると水槽の対面に寿司の屋台がある。案外盛況でとてもシュールなんだけどアクアマリンふくしまの展示コンセプトが人と海の関わり合いでそこには当然食べるも入っているのだろうね。
寿司屋
 2月ほど水槽での飼育に成功したというバショウカジキの子供のはく製が地味に飾られているのを見つつ潮目を表すという三角形のトンネルを抜けるけどちょっとレンズ状になっていてイマイチ。その先は割と普通の水族館で水槽に大量のタカアシガニがいる中一匹だけひっくり返っているのがいる、足元にズワイガニがいるけれど子連れ客もこの辺りだと疲れ果てていて良く見ていないわ。またもやレストランがあり水産資源の食育を、震災前は地元の魚を使っていたのだろうなと。
逆さタカアシガニ
 売店の様でピラニア水槽に巨大ゴキブリやフェレットに何故かカエルの死骸が腐敗する様子まで水槽が点在するも親が疲れてほとんどスルー状態。バーベキューや釣った魚を食べるコーナーと最後まで食育に拘るなあ、ならば親向けに三枚おろしや煮魚の料理教室もやれば良いのに。外に出ると人工海浜で裸足になって遊ぶ子供、しかし人工の岩場でナマコを手掴みしてゲラゲラ笑う中年女性コンビが一番輝いていたわ。シーラカンスのミニ展示を見て企画展の金魚を見ておしまい、一度行って満足ではなく何度か通いたい展示ですね。

アクアマリンふくしま
https://www.aquamarine.or.jp/ 


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