天徳湯 （さいたま市浦和区上木崎）

　日曜日、大宮まで行って折角なので久々氷川神社にお参りして帰りに風呂へ行こう。先日フラれた蕨の朝日湯でも、と思いましたが検索すると与野駅の東口に天徳湯と言うのがあるね。大宮駅前からＪＲの線路沿いに県道１６４号線を南下して与野駅東口交差点を左折するとコンクリート煙突が見えるので右折して路地裏へ入ると正面へ、前庭部分を潰してロビーを増設した木造銭湯でして中央部分に白い板が貼ってあるのはその部分に破風があったのだろうか？

　正面が駐輪場と自動車何台分かの駐車場になっているので原付を停める、路地を挟んで向かいにも風呂店が有りますがこちらは浴槽などを販売する店ね。右端の入り口へ廻ると入り口右手に「ラドン室」なる小部屋がありガラス戸越しに見える中にはラドン発生器が。北浦和の平和湯にも入り口右手に似たような装置が有ったなと言うのはオゾン発生器だった、増設されたロビーに入りフロントへ、入浴料金４３０円でスチームサウナは＋１００円。しかしその上に全コース７００円と言うのがありご主人に何が違うか聞くと施設を全て利用できるとか言うので７００円払うと手拭いを貸してくれる。

　右手の男湯へ、高天井はクロスが貼られていて仕切りの壁はスライドするので日中はデイサービスでもやっているのかも。特筆すべきはロッカーでして、ロビー側と外壁側に並んでいますが何と、外壁側の上段１２個だけダイヤル式の鍵に改造されていて他のロッカーは全て鍵を抜いて使えなくなっている。脱衣籠もあるので常連老人達は籠に入れている、ダイヤルキーは４ケタの数字を廻して自分で番号を決めるので慣れると便利なのでしょうが何分初めてなのでかなり戸惑う。トイレは外壁側、下足ロッカー裏手位で紺色のタイルに青い和式便器、入浴途中で入った先客がいたらしくサンダルがグッショリ。

　浴室へ、島カラン１列でカランは仕切り側から６－５－５－５、外壁側カランの更に外側に立ちシャワー２。その立ちシャワーの奥に水風呂とスチームサウナ、立ちシャワーは脱衣場側が朝顔一つで奥側は朝顔３つになっており水栓を廻すと３つ同時に出てくると言う。全身をざっと流して外壁側カラン上にお風呂セットを放置してスチームサウナへ、３～４人用の石のベンチがあり奥には朝顔シャワーで水をかけて蒸気を出す発生器。スチームサウナとしては充分な温度で砂時計も無いので汗が出るまで粘って出るで２往復。

　出て隣の水風呂へ、水温２０度弱と長居できる横長で少し冷やしてからまたスチームサウナに戻る。しかしこれなら５３０円でして＋１７０円は何処にある？浴室のラドンカプセルは有料じゃないようだし。と、出入口の扉の向こう、引き戸で一旦脱衣場に入った場所に応接セットがあるのでサウナ客専用のラウンジが使えるとかそんなか？水風呂で体を冷やして引き戸を開けて一旦脱衣場に戻りマンガ雑誌など置かれたテーブルの向こうにもサウナ、外壁側ロッカーの更に外壁側にドライサウナ室がありそれが１７０円なのね。

　入ってみると上下各３名ずつの小さ目な個室で室温計は１００度弱ですが８０度台じゃないかな？有線放送もテレビもなく、右手の壁固定ではなくただ置いてあるだけに砂時計は誰かがひっくり返した砂がまだ落ちている。落ち切ったタイミングでくるりと廻すと何とこれ５分ではなく１０分の砂時計、新宿区のサウナで８分は見た事がありますが１０分は初めて見た。５分の２セットですがスチームサウナ２セットと先ほどのひっくり返すまえの数分間があるのでマイルド系でもかなりしんどい、でも途中で出るのもシャクなので１０分粘って汗だくで水風呂へ突入、桶で水を浴びてからだけどね。

　水風呂でしっかり冷却してから浴槽へ、外壁側から座風呂・バイブラ浅槽・ラドンのカプセル風呂。最初は座風呂に入ってからカプセル風呂に移動、お湯が気持ち熱いので放射線で温まるのかお湯なのかが不明ですが汗が出るまで頑張ってから上がって体を洗う。ケロリン桶と数種類ある腰掛の内コの字型を選んで島カランに陣取る、カランは和栗のボタン式でシャンプー類の備え置きは無し。今度は座風呂へ、壁面はコミカ風呂っぽい縦長のタイルで男女それぞれに渦巻き状の模様を付けてある、仕切り側には既製品のイタリアか何処かの情景がワンポイントで入ったタイル。

　立ちシャワーを浴びて上がる、体重計はアナログ。フロントのご主人に手拭いを返すけど、コレ使い古しを柔軟剤でフワフワにしたのじゃなくて新品か新同品だったのでマメに下ろしているのかね？帰りはそのまま国道ではなく旧道で県庁付近まで上ってから１７号線へ、都内に戻ったのが１９時台だったのが良かったのか渋滞も終わっていてスイスイ帰りました。


天徳湯
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