COCOFURO（ココフロ）ますの湯 （大田区南久が原）

　東急池上線久が原駅の蒲田方面改札を出て右手に１５メートルほど進んだ先のビル１階奥に「天然温泉益の湯」と言う風呂屋が有りまして、私は近いのでちょくちょく通っていたのですよ。それが昨年より改装の為休業になってしまった、沼部の花の湯も廃業してしまったし近場の風呂屋が減ったなと。地元なので前を通るとビル１階の長いエントランス部分で作業をしているのが良く見えて、貼り紙を読むに２月中に工事を終えて３月に新規オープンとあったので月末頃かな？と勝手に予想。

　仕事が忙しいので０時まで営業している久が原駅前のサミットで買い物をして帰っているのですが、２月末に隣の益の湯を覗いたら「ＣＯＣＯＦＵＲＯますの湯」と言う看板が付いて３月１日オープンとな。しかも営業は朝６時から、しかし相変わらず入り口前で工事をしていて間に合うのかなと。２８日夜に前を通るとプレオープンデイでして両サイドに花が飾ってある、昨日はまだ工事をしていたのに。浴場組合のＨＰではもう内部の写真を公開していたので残りは入り口廻りだけだったのか、１日は金曜日だったので土曜日に行こう。

　その土曜日、ますの湯は昨日から営業でしたが近くの東調布公園屋内プールも２月は長期休業してこちらは土曜日より営業再開。プールで泳いでから仕事を済ませて久が原駅前へ、裏手に廻ると煙突のあるビルなのですが煙突部分だけ塗り直してあるので旧屋号を塗り潰したかな。駅のホーム沿いにサミットストア・ますの湯・２４時間ジムと並んでいて、原付をどうしようか？と言うのはもう駐車監視員も来ない時間なので路肩にぴったりと寄せて停める。

　日中より道行く地元民の注目度がとても高かったのですが、一段高いエントランス部分に相変わらず常連客が自転車を並べていて笑った。昔は右手２階にスナック・メルヘンと言うのがあったわそう言えば、左手の不動産会社か何かだった小さい事務所は建築時に事務所に使われていて今は窓部分にベニヤ板を貼ってありますね。エントランス部分に土足厳禁の台があり、コレは改装前と同じか。下足入れは旧来のままではなくアクリル板の扉へ変換、昨今の改装銭湯は近所のスーパー銭湯と言うコンセプトがほとんどなのでそこは仕方ない。右手入り口前に券売機、サウナ無料なのでタオルや肌着の販売が主か。

　金属製の取手で引き戸を開けて入ると右手にフロント、改装前は左手でしたがそちらはロビーに。フロントの男性に回数券を渡して入場、女将さんはどうされたのか？と言うのは外の花に「ます合同会社」とあるので営業委託かな？その勢いで沼部の花の湯も営業委託して再開して欲しい。男湯は右手で以前とは逆で、記憶に鮮明に残っている旧脱衣場や浴室との比較ができないね。ちょっと重たい手動の引き戸を開けると脱衣場、フロントに場所を取られて少し削られていますが元がそこそこ広かったので問題無い。ロッカーは外壁側オンリーの金属製でマッサージチェアと給水機あり、ドレッサーに３台あるドライヤーは無料で、品川区も全面無料化しているしこれからそう言う流れになるのかも。

　トイレは外壁側公道寄りで男湯もこの位置だったけれどもとんでもなく広くなっているので旧ロビーの奥側を潰してトイレにしたのかも、３畳くらいの個室に節水タイプの洋式便器が１つあるだけなのでバリアフリー意識しているのでしょうがその割にトイレ前の通路が狭いのじゃないだろうか？浴室へ、こりゃまた大胆な。外壁側は手前に立ちシャワー１とスーパー銭湯の露店に並んでいる陶器製の浴槽な水風呂とその奥はデッキチェアが並んでいるだけで床が冷たい。島カランは０．５列で仕切り側に８と島の片面に６のみ、正直寒々しいのですけれども。外壁側の窓を朝６時から営業する関係で活かしたいのでしょうが、外壁エリアの奥に棚があるのでそちらにお風呂セットは放置。浴槽は奥の外壁側が高濃度人工炭酸泉で仕切り側が黒湯でレイアウトは改装前と同じね。

　黒湯で少し温まってからサウナへ、開店２日目ですが既に扉の建付けが悪くなっているのは大丈夫？バタンと閉まらない様にオイルダンパーがサウナ室内に付いていますが９０度位の環境で使えるのだろうか？ドライサウナは改装前の週末だけえいぎょうしていた施設まんまでして、浴室から釜場へ抜ける通路もそのまま使っているらしく奥側の扉も健在。上下２段で６名定員も変わらずテレビも有線放送も相変わらず無い、温度計が付いて室温９４度ですが出入りで熱が盛大に逃げる。砂時計が左右の壁面に付いたのは朗報ですが１０分？中野区北部の銭湯で８分の砂時計が多いエリアがありましたが。

　入り口前に樹脂製マットが有ったのでそれを敷いて上段に陣取る、混んでいるし砂時計も１０分なので１往復で止めておこう、覗いて満席なのを見て諦める人が多いし。とは言っても１５分近く入っていた様な？最近のドライサウナは我慢大会みたいなのが流行らない様なので発汗はしっかりするけどポカポカでは無い状態で水風呂へ、陶器製の壺なので一人用だし肩は出るし。数名同時に入る普通の浴槽で良かったのじゃないかな？黒湯の源泉を使っているので満足度は高いのですがね。

　改まって黒湯へ、透明度が上がっていると言うか薄くなっているので加水しているのかも。浅槽でかなりぬるめ、お客に小さい子連れの父親が多いのでこれが適温なのでしょうが。上がって体を洗う、浴槽の混雑ぶりからするとカランが空いていて助かり。カランはＴＯＴＯのスーパー銭湯タイプで桶もケロリンではない、カランのボタンは丁度桶一杯分ですがシャワーがワンプッシュでしばらく出るのがどうも。浴槽がぬるい分カランが適温で助かり、シャンプー類の備え置きはありでこの混雑具合で朝から営業なのに大丈夫？と思ったらスーパー銭湯のバイト君みたいなお姉さんが見回りに来たのでこまめに補充しているのかもしれない。

　混んでる炭酸泉へ無理やり突入、気泡が細かくてこれは良い炭酸泉、むしろ黒湯より湯温が高いみたいだし。立ちシャワーを浴びて上がるけど、立ちシャワーのカランも同じ物か。桶はカラン前固定方式なのですがかけ湯が有るのでそれで足を洗って出る、デジタル体重計があると嬉しい。出てロビーを覗くと広い部屋にソファと気持ちだけマンガ図書館、ポットにカップ麺の販売までやっていましたがその辺の需要は無かった、朝とか昼には売れるのだろうか？落ち着いたらどうなるのか？地元なのでウォッチし続けたいです。


COCOFURO（ココフロ）ますの湯
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