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大洗海洋博物館 (茨城県東茨城郡大洗町磯浜町) [郷土博物館]

 日曜日にまた大洗へ、道がガラガラで2時間もかからないと思いきや最後の最後に右折すると駅で左折すると水族館な交差点を先頭とする渋滞に巻き込まれてカーナビのお姉さんに「そろそろ休憩しませんか?」と言われてしまったけれども。大洗に行ったら何をするか?と言うと折り畳み自転車を車に積んで行ってポタリングをするだけなのですが実に楽しい、ガルパンのテレビ3・4話と劇場版冒頭に登場した町内をグルグル。

 とは言っても所謂ガルパンおじさんが聖地巡礼する飲食店はほとんど入った事が無いのですけれども、えらい行列しているし。本日は大洗磯前神社へ、劇場版で戦車3両が駆け上がって正面の階段を駆け下りた聖地巡礼、ではなく海洋博物館が目的地です。一の鳥居をくぐり左折する車の参道は大渋滞で何事?と思いつつ歩道で自転車を押して進む、漕いで登る事が出来る様な斜面でも無いのでね。山頂に到達すると渋滞しているのは1月13日だけに初詣だったか、バイクの駐輪スペースに自転車を停めるとその奥に錨や捕鯨砲の奉納品がある。絵馬は退色してただの額縁になっていますが、大きなしゃもじに昭和4年と書かれていたりする。

 なので先ずは神社に参拝、それなら二の鳥居をくぐって階段を登って来るべきだったかな。三賀日は階段に参拝客が行列する様ですが、茅の輪くぐりがあるのでくぐってから拝殿へ参拝。しかし13日だからか猿回しを見に行ってお参りしない子供とか、りんご飴持ったまま柏手を打つ小学生とか大丈夫か?奥側に御嶽神社が有ったので東京の御嶽神社氏子としては参拝せざるを得ない。さて博物館はどこだろうか?と言うのは駐車場脇の建物で外に漁船の模型が展示してある奥だった、奉納船だと思っていましたがどうも博物館の展示品?
大洗磯前神社


 扉を開けて入ると年配女性がいて300円払って入場、入り口正面に霞ケ浦の帆引き舟の模型があり案外近いものね。ロビーには船舶模型などが展示されていますがクレーン付きの台船や漁船はともかく戦艦大和のプラモデルは関係無いんじゃ?展示室に軽巡洋艦那珂のプラモデルもありましたがキャプションが製作で苦心した点だけでもうちょっと博物館の展示らしくする気はないのだろうか。展示室1へ入ると奥の壁面にクジラの壁画があり通路沿いにサンゴや貝類に甲殻類の標本が多数、自然科学系は申し訳ないが詳しく無いし興味もあまり無いんだよね。

 ざっと通り過ぎようとしたら受付の女性が突如現れて、「以前は別の場所にあったのを平成9年に移築して狭くなった・展示は海洋全般なので地元の物ではない・その標本はとても珍しい物だから良く見るように」との事。それはガッカリ、貝類のマニアが見たら面白い物もあるのだろうか?たらい舟が展示してあり外海の大洗でこんな物使っていたのか!?と感心しましたがコレも佐渡辺りからの収集品なのか。
標本
 展示室2と言うのは1を取り囲む廊下でしてこちらはまだ地元関係あるか、壁面には今と違う場所に有ったらしい大洗漁港の今昔写真があり、こう言うのを期待して見に来たのだけれどね。木造船は7~8年で寿命が来たがFRPの漁船は50年ほど使えるので昨今は新造船はほとんど無いとか言う説明とか。床には魚群探知機だのエンジンのプラグだのが無造作に並べてありコレは展示と言うのだろうか?更に角を曲がると捕鯨のパネル展示とクジラ生殖器の標本がドーンと置いてあってああ、多分改築前に一度来ています、小学生の頃家族旅行で大洗に行ったのでその時に見たわ。冷房も無いボロい施設だった事しか覚えていません。
パネル展示
 屋上に展望台があるので上がってみたら周囲を常緑樹に囲まれているので見通しが全然効かない、下に降りると受付の女性が何も見えないでしょうと言う位。この方は地元の人らしく展示よりも話を聞いた方がずっと勉強になったという。漁具は引退した漁師さんがかつて使っていた物を寄贈した品々だそうで、それって寄贈じゃなくて不用品の処分なんじゃ?針や仕掛けの作り方は一子相伝的な秘密が家々に昔は有ったそうですが、今じゃハイテク機器を使うのでそう言う時代じゃないそうです、昨今は人手不足で出稼ぎ外国人を使ったりするしね。

 アンコウも今じゃ大洗の特産品だったけど昔は誰も吊るし切りが出来なかったから下魚で無料で貰う人がいなければ捨てたんだとか、ウチはおじいさんが吊るし切り出来たからそうなると毎日アンコウが続いて嫌だったのよ、とか。それを言うとキンメダイもマグロのトロも同じだったみたいですねえとか下魚談義で何故か盛り上がってから退出。千葉県立海の博物館の様に自然科学中心の展示でして、寄贈品の漁具を整理して解説を付ければもうちょっと地元漁業の展示が良くなりそうなんだけど。
駐車場の脇

大洗海洋博物館
http://oarai-isosakijinja.or.jp/museum.html
http://www.oceandictionary.jp/mus/mus_japan/mujp26.html
http://www.ibaraki.biz/isomae.html


タグ:大洗
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