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海上自衛隊呉資料館(てつのくじら館) (呉市宝町) [郷土博物館]

 大和ミュージアムの隣にあるてつのくじら館、当然ハシゴ見学でして15時過ぎ入館して時間が間に合うのか気になる。海上自衛隊の広報施設なので無料、入って1階は海上自衛隊の活動紹介パネルでして大和ミュージアムで戦前戦中の旧日本海軍のパネルを見てきたからちょっと肩透かし感が。エスカレーターで2階へ、現物の潜水艦あきしおの中がそのまま展示室になっているので船底部分を切り欠きして建物と繋げてあるのだろうか?期待して上がると掃海艇の話で1フロア使い切るのが意外だ。
大和ミュージアムの隣
 佐世保の水上艦と鹿屋の航空機とセットで見ると海上自衛隊の全てが解るのだそうですが、広島・長崎・鹿児島はコンプリートするのが大変そう。展示は大戦中に米軍が日本周辺へ大量にばら撒いた機雷の処理から始まって、朝鮮戦争で日本海側へ漂着する機雷やら直近と言ってももう20年以上昔だったのだなと言うペルシャ湾での掃海作業の記録など。最近は相次ぐ災害派遣で静かになって来ている自衛隊員が表に出ると執拗に叩く人の目をかなり意識しているなと言う展示内容です。


 その何とも言えないモヤモヤ感のある展示を見学、実物の機雷や爆破の衝撃で潰れたフロートを見た先はペルシャ湾の掃海作業から装備の変遷。ダイバーが潜って処理とかとてもじゃないがやりたくない作業も有るんだなと、こう言う地道な作業をコツコツ続けるのが掃海作業で普段の日常での生活や仕事でも全く同じ事なので広報施設としては良く出来てます。反対してデモする人間が放置してゴミ屋敷にしたり仕事放置するダメ人間の言い分を並べている様に感じるし。
潰れたフロート
 3階は潜水艦、海上自衛隊の潜水艦第一号は大戦中に活躍したガトー級でして、昭和30年に貸与・受領の際訓練を受けたと言うので大戦中の経験者はいなかったのかもう時代遅れなのか?旧式艦と言えど設備は更新されていたのか?「ペチコート作戦」と言う昭和34年の映画ではピンク色に塗られていたガトー級潜水艦を日本では現役で使っていたのが何ともね。奥の方には潜水艦の生活コーナーがあり、トイレや食堂にシャワー室と寝床。丁度現役の潜水艦乗りの奥様と子供が来たので会話を思わず聞き入ってしまった。

 あきしおへは一旦屋外に出て外殻に開けられた入り口から入場、先ほど屋内で見た寝床やトイレがそのまま現物で改めて見学出来るのは良いんだか展示を改めた方が良い様な?本来海中で冷やされている船殻がこの暑い日差しに焼かれていて内部は正直熱いのですが、通風口から冷気が出てくるのでエアコンは入ってはいる様子。逆に考えると海中では芯から冷える様な艦内なんだろうか?狭い通路を進むと操舵室があり、解説の人が照明を切り替えて日中と夜間の切り替えをする事なぞ生活の説明をしてくれる。床部分がガラス張りになっているので下のフロアも見えますが、大きな図体なのに見学出来るのはコレだけ?と言う感じです。
潜水艦内部へ
 3階に戻り情報ステーションと言うフロアに行くと大戦中の日米の双眼鏡が並べて展示してあり、双方覗くと彼我の技術の差と言うかね、ゴミが多く透明度が劣る日本製と普通に見える米国製の差。1階の売店は萌え系が多いのも自衛隊の施設はそう言う方が人気があると言う事なのか、見学時間50分で大体見る事が出来たのでまだ開館時間が1時間ある大和ミュージアムに戻って先ほど端折った展示をじっくり見る事が出来た。なので、ハシゴするならてつのくじら館を先に見た方が時間調整が簡単だと思います。
女の子イラスト

海上自衛隊呉資料館(てつのくじら館)
https://www.jmsdf-kure-museum.go.jp/


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