天狗湯 （世田谷区世田谷）

　世田谷湯屋めぐり２０１８、７月１日スタートで９月一杯まで続くイベントですが既に景品のＴシャツの在庫が僅少になっていると言う情報。そうなると人気のサービス満点設備充実銭湯は景品どころかスタンプ台紙すら残ってないんじゃないの？じゃあ辺鄙な場所にある風呂屋なら却って残っているかも？と思いましたが今時世田谷区内に辺鄙な銭湯も無いだろうに、そこで区役所近くと言う中心部な様で最寄りの公共機関が世田谷線と言う微妙なエリアで施設がシンプルな天狗湯が案外ねらい目じゃないかな？

　そう思って１８時過ぎに仕事を切り上げて帰宅、本日自宅の工事立会いで職場と２往復した関係で原付通勤していたのでそのままお風呂セットを積んで環八から九品仏商店街に抜けて駒沢公園から駒沢公園通りに入り２４６号を超えて世田谷通り手前、「世田谷代官お膝元」と書かれたすずらん灯の並ぶ一角に目的地の天狗湯。通りから少し入った場所で路地にアクリル製カーポートの屋根が有るのは相変わらずですが、向かって左手にトランクルームだかが工事中でちょっと見通しが悪いです。

　なので油井型の煙突を写真に収めようにも角度が難しいので諦める、アクリル屋根手前路肩に原付を停めて入場。元々は中央に入り口が有った番台銭湯だったのですが、右手に入り口を移動して中央部分はロビーに。千鳥破風のある番台時代の入り口がそのまま残してあり木枠のガラス戸で蓋をしてあるけれども左右のガラスタイルに往時の雰囲気が残っていると言う、ただそうなると旧入り口向かって左手方向の奥行きが無いので番台時代のレイアウトも気になりますね。

　下足入れに雪駄を仕舞い引き戸を開けて入場、年配のご主人に回数券を渡してスタンプ帳を渡すとウチでフィニッシュだねと。景品のＴシャツのサイズを告げると突如弱気になってまだ残っていたかな？ですと、息子さんを呼んで相談するに何でも各銭湯に各サイズが５枚ずつ配布されたとか。イヤ、まだ１８日ですよ。９月３０日までやるイベントですよね？と聞くと何と初日に６湯廻ってＴシャツ貰いに来た猛者もいたとかで、イベントの楽しみ方は人それぞれだけれども私みたいにサウナとか施設を一通り入り倒す人間にはそう言う芸当は無理だわ。

　息子さんが自宅にＴシャツを取りに行きフロントのご主人には帰りに渡すよと言われて左手の男湯へ、こちらそれなりの築年な東京式銭湯なのですが今時の内装工事屋さんが施工したのか内部は今風のロッカーや壁紙が貼られて伝統銭湯と言う雰囲気でもない。外壁側ロッカーに荷物を入れその部分は増築部分なのかな？ロッカー手前の柱をよけつつフロント側のトイレへ、白くきれいな洋式便器ですが入浴中に入った人がいるのかビチャビチャなのがな、座る気がせず立小便。

　浴室へ、島カラン１列でカランは仕切り側から６－５－５－２、左右の脱衣場側に立ちシャワー各１。腰掛と桶を持って島カランに陣取る、カランは日の丸扇刻印のボタン式。脱衣場同様大体新しくなっている浴室ですが、カランと陶器製の排水溝だけが恐らく番台時代の物じゃないだろうか？全身をしっかりと拭ってから浴槽へ、外壁沿いにぬる湯のくすり湯とわざわざ壁を作った裏手に足湯、奥の壁沿いに広大な浅槽があり仕切り側に外壁側を向く感じで１点ボディジェットと壺型ボディマッサージ。

　ボディマッサージ堪能後は浅槽を両手を広げて堪能してから上がって体を洗う、シャンプー類の備え置きは有りませんが実はフロントでシャンプーやボディソープの入った小袋をくれるので手ぶら入浴で問題無いと言う。今度はくすり湯の後ボディジェットを堪能、本日は岐阜県多治見市で最高気温が４０度を超え都内もとんでもない暑さでしたが全開の窓から入って来る風が心地よく感じるほど浴室は熱気に包まれていたのですぐ出る。壁画はキレイな刷毛跡で男女それぞれに富士山があり、男湯は砂浜が有っても松が少ないので西伊豆かな？

　立ちシャワーを浴びて上がる、熱くて汗が止まりません。脱衣場で扇風機の冷房風をしばらく浴びてから服を着てロビーに戻るとフロントにＴシャツを置いておいてくれたのでありがたく頂戴、今年のスタンプラリーはただスタンプを貰うだけで名前を書いたりアンケート記入は無いですね。一風呂浴びてサッパリの筈が外があまりに蒸し暑くて出たらベッタリ、流石に今から汗まみれになる展開は有りませんでした。


天狗湯
http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-485
https://www.setagaya1010.tokyo/guide/tengu-yu/
http://www.kt.rim.or.jp/~tsukasa/sento/Diary/tokyo/setagaya/tengu.htm

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