石段の湯 （群馬県渋川市伊香保町伊香保）

　金曜の夜にテレビで群馬県の温泉特集をやっていまして、それを見て久々四万温泉に行こうかな？と思ったのですが明くる土曜日の夕方から夜にかけて群馬県で記録的短時間豪雨が降ったので無理かなと。それでも群馬の温泉に行く気にはなってバイクを起動して関越道を渋川伊香保まで。伊香保温泉は渋川市より気持ち涼しいのですがそれでも３０度以上はあり、梅雨明け直後の日差しが強い。ロープウェイ乗り場脇に町営の駐車場がありバイクは２時間まで百円です、管理人のオジサンに雨の見通しを尋ねると急に来るから何とも言えないそうで。

　因みに伊香保温泉界隈はどこも急斜面でバイクを路駐したらひっくり返りそう、ロープウェイから石段街に出ると頂上付近だったので少し登って伊香保神社を先ずは参拝。後は石段をひたすら降りて観光、射的屋がとても多い。それとラーメン屋も多いので群馬県産の小麦使用なのだろうか？階段をほぼ降り切るとハワイ王国公使別邸と関所跡があり、関所の上に立ち寄り湯の石段の湯。

　バイクで走行風を浴びていたとは言え都内より暑い埼玉県北部と群馬県南部を抜けてきたのと、炎天下での階段の往復で汗だくなので渡りに舟。伊香保温泉に来たから風呂は絶対に入るぞとは思っていたけれども、出来たらホテルや旅館の日帰り入浴ではなく公衆浴場に入りたかったので。事前リサーチを全くしていなかったのにありがたい限り。

　引き戸を開けると下足入れが有るのでバイク用ブーツを脱いで棚に仕舞い入場、左手のフロントで４１０円を払い先ずは右手のロビーへ。ソファやマッサージチェアが並ぶ一角でテレビを観つつ自販機で買ったスポーツドリンクで水分補給。フロント前の通路を進むと右手が浴室でその前にトイレが有るので先に小用、小便器が３つと右手に和式の便器が有るのですがトイレの窓の外を観光客が通るのが何とも。

　男湯へ、脱衣場がカイコ棚なのはお約束ですが百円ロッカーも有ったので貴重品は入れておく、使っている人はほとんどいなかったけど。脱衣場にもトイレが有るので外でしなくてもよかったかな？脱いだ服はもれなく汗でびっしょりだから干すように並べて脇に積み上げてあった脱衣籠を１つ取って入れてからロッカーのある部屋を経由して浴室へ。

　正面に浴槽1つ、左右にカランがそれぞれ４つずつありカラン毎に合計８セットのボディソープとリンスインシャンプー。カランのシャワーで全身流すって顔と両腕には日焼け止めを塗ってあったのでお湯をかける程度にして汗を流してから浴槽へ。脱衣場側と外壁側に段のある浅槽で仕切り側にはライオンの口から温泉水が流れ込んでいる気持ち緑がかった褐色の湯でして温度はぬるめ、しばらくお湯の中でノビて寛ぐ。

　上がってから出入口脇に積み上げてある腰掛とケロリン桶を一つ取ってカランに陣取る、カランの銘柄は見ませんでしたがボタン式で結構な水量。なのでスーパー銭湯でお馴染みな周囲に気持ちが向かない利用客にシャワーをジャージャーかけられつつ腕と顔以外を持参したアカスリタオルで洗う。もうね、都内より暑いエリアを抜けてきたのと炎天下に階段を上がったり下りたりして観光したので全身が汗でヌルヌルだったのを洗い流してすっきりさっぱり。

　浴槽の外側にサッシの引き戸を開けるとベランダに出る事が出来るのでちょっと涼むよ、急斜面と言うよりも山肌なのでもう絶景ね。問題の積乱雲は向こう側の山の後ろ側に盛り上がっていて、コレが山を越える様な事があると再び記録的短時間豪雨になるのだろうか。再びお湯で良く温まってから立ちシャワーでカラン周辺の泡を洗い流して上がる、汗だくなので最低限の服だけ着てロビーに移動してテレビの野球中継を観つつ汗を飛ばしてから上がる。

　しかし、その後東武線の路面電車を観光しに急斜面を歩いて往復したらまた汗だくになってしまった。路面電車で月に２回案内をしていると言うボランティアガイドの人としばらく話して、今日は夕立は無いと思いますよとか言われましたが豪雨は無くとも渋滞は確実に有るのでとっとと渋川市に下りましたが、ＩＣへと直接降りる事が出来る様に道が変わっていますね。昔は安中榛名駅を通った気がするのだけれどもな、関越道は大体いつも通りの場所で渋滞していてそれでも１８時過ぎにはガレージに到着しましたよ。


伊香保温泉　石段の湯
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