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鹿の湯 (栃木県那須郡那須町湯本) [栃木県の銭湯]

 3年前に団体旅行で那須に行きまして、宿に着いた時間が少し早かったので旅館からすぐの殺生石に観光に行ったのですよ。その際道路を挟んだ向かいに鹿の湯と言う湯治場を発見、しかし団体行動中なので入浴も出来ずその時は諦める他無かったのです。そして2018年、連休前半の4月30日は天気も良いしバイクで出掛けるつもりで、川俣ダムを観に行こうと思ったら案外と遠かったので鹿の湯リベンジに行こう。

 渋滞の無い首都高から東北道を西那須野塩原ICまで進んで道の駅湯の香しおばらに寄る、ここの農村レストランで栃木の味ちたけ蕎麦を食べるのが習わしなのですよ。今年は茄子の切り方が大きくてちたけもゴロゴロ入っていたのがグッド、値段も1,460円と天盛なぞと比べるととんでもなく高いんだけどそのちたけのプレミア感がわかる人用だから仕方ない。農産物直売場を覗いて冷麦買おうか悩んでやめてから高速側に少し戻って県道30号線へ。

 そのまま那須高原まで30号線で行けば良かったのを369号線で湯本方向に進んだら山岳コースで、その後266号線経由で県道17号へ。多分えらく遠回りしている、その一軒茶屋前交差点から登ると10分もかからず殺生石へ。硫黄の香りを辿る様に進む感じで殺生石は3年前に見たので県道を挟んで向かいの鹿の湯へ降りる、バイクの路駐禁止とあるのでもう16時前でぼちぼち駐車場も空いて来たので車用スペースにバイクをドーンと停めるよ。
看板


 川沿いに建物があり橋と言うか渡り廊下で対岸の入浴施設に行くらしい、その川がもう硫黄泉の強烈な匂いがしてもう幸せだしはるばる来たなと。「鹿の湯」と大書きされた看板下の引き戸を開けてバイク用ブーツを下足入れにしまい正面のフロントで500円払うと赤い札をくれる、左手の渡り廊下がそのままベンチがあったりでフロント並びの貴重品ロッカーが百円返却式なので荷物を入れてレバーを捻ると百円玉が底に落ちていく音がして返却式じゃないのね。
エントランス
 橋を渡り切って右手の男湯へ、ここから少し北上した場所の福島県の甲子温泉や群馬県の法師温泉同様壁際のカイコ棚にある脱衣籠に服を入れる。浴室との境にガラス窓はありますが左右の出入口が解放されているので密室でもない、今は良いけど真冬の入浴は大変そう。浴室手前にうたせ湯?高い位置から温泉が落ちてくる管が2つと足元から出てくる管が2つ、その脇にかぶり湯用の浅い浴槽があり這いつくばって頭に湯を百回かけろとあるけどその姿勢では却ってのぼせて鼻血が出そうだわ。

 天井は梁が剥き出しでちゃんと湯気抜き窓がある、浴槽は手前から奥に向かい41度42度43度44度46度と48度の6つ、壁面に湯もみ歌の額がかかっていたり高温浴槽は静かに出入りしないと先客がたまらないとか注意書きが。先ずは43度へ、良い湯加減で果てしなく入っていられそう。なので46度へ移動、流石に熱いが大丈夫かな?と思ったら注意書きの通り後から入って来たお客でお湯が動いて熱いので2分ほどで出てしまった。
湯気抜き窓あり
 折角来たのでその隣にある48度に足を突っ込んだら流石に熱い、先ほどまでその48度で頑張っていた湯治客の人に今は熱いみたいな事を言われたので湯船に浮いてる湯もみの板で混ぜようとしたら止められたリ。ちゃんと3分入らないとダメだよ、と湯治の人は皆3分の砂時計を持っているね。私は改めて44度の浴槽に入り壁面を見ると壁掛け時計が有ったのでそれで3分入浴、折角来たのだからガッシリ入りたのですが1日15分程度にしておけと言うので上がる。

 温泉水しかないので全身が硫黄臭いまま体を拭いて上がったから湯上り後も硫黄の良い匂いが全身から、湯上りは体を冷やさない方が良いらしいのですがバイクなのでそうもいかず。渋滞の中を必死に帰宅しました、鹿の湯では石鹸やシャンプーの使用は出来なかったので帰宅後改めて地元の風呂屋に行って体を洗いましたが翌日も全身が何となく硫黄臭いですね。
全景

鹿の湯
http://www.shikanoyu.jp/


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